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世界女王は、彼にだけ勝てない  作者: てへろっぱ


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23/48

第二十三話 戻る場所は、もうあります


QUEENS' CROSS BATTLE公式アカウントが、本番直前映像を公開した。


各チームの紹介。

選手の短いコメント。

関係者からの応援メッセージ。

会場の準備風景。

実況解説陣の期待の声。


よくある事前映像だった。


ただし、Crownlessにとっては、よくあるものではなかった。


星野ミカはホテルの部屋で、その映像を再生していた。


七瀬さんも横にいる。


本当は一人で見ない方がいい。


そう思ったが、これは公式映像だ。


Rogueの挑発動画ではない。


それに、NoNameの一文が流れる。


その瞬間を、見たかった。


映像は、他チームの紹介から始まった。


海外の強豪チーム。

国内の人気ストリーマー混合チーム。

現役プロと元王者の即席チーム。


そして、Crownless。


星野ミカ。

月城ユイ。

黒瀬レナ。


三人の過去映像が短く流れる。


ミカの世界大会決勝。

ユイのレイド攻略と戦略ゲーム大会。

レナの格闘ゲーム決勝。


次に、三人が並んで座る事前番組の映像。


必要、不要ではなく、戻る場所。


失敗した時、誰かを不要にしない。


悔しさを、次に戻すために使う。


自分たちの言葉が、少しだけ編集されて入っていた。


ミカは胸が熱くなるのを感じた。


不思議だった。


自分の言葉を後から聞くのは、少し恥ずかしい。


でも、悪くなかった。


その後、画面が暗くなる。


白い文字が浮かび上がった。


Crownlessへ。


関係者からの応援メッセージ。


最初は、ミカの所属チームのスタッフだった。


いつも通り、自分の目で見て、自分の判断で撃ってください。


次に、ユイのレイドチームのメンバー。


ユイさんが作る場所には、いつも帰る道があります。


次に、レナの配信仲間。


レナさん、待つのも攻めです。たぶん。いや、きっと。


レナらしいところで、コメント欄が少し笑いに流れているのが見えた。


そして最後。


匿名メッセージ。


表示された名前は、何もなかった。


ただ、黒い画面に白い文字が出た。


戻る場所は、もうあります。


ミカは、息を止めた。


短い一文。


声もない。

顔もない。

名前もない。

NoNameという文字すらない。


けれど、ミカにはわかった。


これは、師匠の言葉だ。


同時に、Crownlessの言葉でもある。


ミカは画面を止めた。


七瀬さんが横で、静かに言った。


これ、NoNameさん?


ミカは頷いた。


はい。


いい言葉だね。


はい。


七瀬さんは、少しだけ笑った。


出てないのに、ちゃんといる感じがする。


ミカはその言葉に、胸の奥が温かくなるのを感じた。


出ていない。


でも、いる。


表に立つのは三人。


けれど、NoNameが置いた言葉は、確かにそこにあった。


ミカはノートを開く。


戻る場所は、もうあります。


その下に、書く。


だから、もう一度見ます。


ディスコードにも、すぐ通知が来た。


レナ。


流れた。


ユイ。


確認しました。


ミカ。


私も見ました。


NoName。


確認しました。


レナ。


自分の言葉なのに確認しましたって言うの、ノーっぽい。


NoName。


公開後の見え方を確認しました。


ユイ。


反応は大きいですね。


ミカ。


コメント欄、少し見ました。


NoName。


見すぎないでください。


ミカ。


はい。少しだけです。


レナ。


私は見てない。

見たら絶対ムカつくのあるから。


ユイ。


賢明です。


レナ。


褒められた?


NoName。


はい。


レナ。


よし。


ミカは少し笑った。


本番前日。


もっと張り詰めていると思っていた。


もちろん緊張はある。


だが、三人のやり取りはいつも通りに近い。


それがありがたかった。


しかし、その穏やかな時間は長く続かなかった。


公式映像公開から一時間後。


Rogueが配信を始めた。


タイトルは、いつもより短い。


戻る場所について話そう。


ミカは通知を見た瞬間、胸がざわついた。


来た。


当然、来る。


Rogueがこの一文を放っておくはずがない。


ディスコードにも、すぐ連絡が入る。


ユイ。


Rogue選手が配信開始。

タイトルは、戻る場所について話そう、です。


レナ。


見なくていい?


NoName。


今は見ないでください。

私が確認します。


ミカ。


師匠が?


NoName。


はい。


レナ。


一人で見て大丈夫?


NoName。


確認します。


その言葉に、三人が少し止まった。


確認します。


NoNameの戻り言葉。


ミカは画面を見つめる。


NoNameは今、自分からその言葉を使った。


Rogueの配信を見る。


それは、NoNameにとっても負荷があるはずだ。


Rogueは、きっとNoNameの言葉を材料にする。


それでも、確認します。


ユイが丁寧に打った。


負荷が高ければ、共有してください。


レナ。


ノーが戻れなくなりそうなら言って。


ミカ。


おかえり、言います。


NoNameの返事は、少し遅れた。


NoName。


必要になれば。


レナ。


必要になる前に。


ユイ。


同意します。


NoName。


わかりました。


その後、NoNameはしばらく黙った。


三人は、Rogueの配信を開かないまま待った。


何もしない時間が、一番きつい。


ミカはノートを開いたまま、ペンを握っていた。


見たい。


内容を確認したい。


Rogueが何を言っているか知りたい。


でも、今見ると確実に動かされる。


本番前日に、余計な言葉を入れるべきではない。


だから待つ。


自分で見ない。


NoNameが確認する。


その選択を信じる。


数分後、NoNameからメッセージが来た。


NoName。


要約します。


三人が同時に反応する。


ミカ。


お願いします。


ユイ。


はい。


レナ。


来い。


NoName。


Rogue選手は、匿名メッセージが私のものだと示唆しています。

ただし断定はしていません。


ミカは息を吸った。


予想通り。


NoName。


内容は、戻る場所はもうあります、という言葉に対し、戻る場所があることと戻れることは別だ、と述べています。


ユイ。


想定内ですね。


NoName。


はい。

さらに、本番で誰かが戻れなくなった時、その言葉は呪いになる、と表現しています。


レナ。


呪い。


ミカ。


嫌な言い方。


NoName。


はい。

また、三人が戻る場所という美しい言葉に縛られ、失敗後に無理に戻ろうとしてさらに崩れる可能性を指摘しています。


ユイ。


戻ることの強制化。


NoName。


はい。


ミカはノートに書いた。


戻る場所が呪いになる。

戻らなきゃ、になると危ない。


Rogueは本当に嫌なところを突いてくる。


Crownlessが作った言葉を、逆側から刺してくる。


戻る場所はある。


その言葉が強くなりすぎると、今度は戻らなければならないになる。


失敗した自分でも戻っていい。


それが本来の意味だ。


でも、戻らないと駄目になれば、別の圧になる。


ユイ。


対策が必要ですね。


NoName。


はい。

ただし、新しい課題は増やしません。


レナ。


昨日言ってたやつ?


NoName。


はい。

増やさずに、ずらします。


ミカ。


変換狩りの対策も含めて?


NoName。


はい。


ミカは少し緊張した。


Rogueは、危険ワード後の変換を見ている。


そして今度は、戻る場所という言葉を逆に使おうとしている。


本番前日に、新しい複雑な対策を増やすのは危険。


だから、増やさずにずらす。


それが今日のテーマになる。


二十一時。


最後の練習が始まった。


NoNameは、最初に言った。


今日は短くします。

本番前の最終確認です。


レナ。


本当に短く。


NoName。


はい。


ユイ。


今日の目的は、変換の固定化を避けることですね。


NoName。


はい。

危険ワード、戻り言葉、役割変換。

これらは有効です。

ただし、Rogue選手はその流れを狙います。


ミカ。


撃ちたいって言ったら、私が射線に戻ると思われる。


NoName。


はい。


ユイ。


整えたいと言ったら、私が戻れる場所を作ると思われる。


NoName。


はい。


レナ。


殴りたいって言ったら、私が急がせる圧を出すと思われる。


NoName。


はい。


NoNameは続けた。


なので、今日は変換先を変えるのではありません。

変換の担当をずらします。


三人が少し黙る。


ミカ。


担当をずらす?


NoName。


はい。

星野ミカさんが撃ちたいと言った時、ミカさん本人が射線で動かすとは限らない。

月城ユイさんが、そのための戻り場所を作る。

黒瀬レナさんが、相手を先に動かす。

その後で、ミカさんが射線を置く。


ユイ。


感情の発生者と、最初に動く役を分ける。


NoName。


はい。


レナ。


私が殴りたいって言った時、ミカが先に撃つとか?


NoName。


撃つ場合もあります。

撃たない場合もあります。

重要なのは、Rogue選手に危険ワードと初動を結びつけさせないことです。


ミカはノートに書いた。


危険ワードと初動を結びつけさせない。


NoName。


戻り言葉も同じです。

もう一度見ます、と言ったから、星野ミカさんがすぐ射線へ戻るとは限らない。

戻ります、と言ったから、月城ユイさんがすぐ支援再配置するとは限らない。

戻る、と言ったから、黒瀬レナさんがすぐ前線へ戻るとは限らない。


ユイ。


戻ることを強制しない。


NoName。


はい。

戻る場所はあります。

ですが、戻るタイミングは選びます。


ミカは息を吸った。


戻る場所はある。

でも、すぐ戻らなくてもいい。


それは大事だった。


Rogueの言う呪いにしないために。


戻らなければならない、ではなく。


戻れる。


そして、戻るタイミングを選べる。


NoName。


今日の合図を一つだけ追加します。


レナ。


増やさないって言った。


NoName。


追加ではなく、既存の言葉に意味を足します。


レナ。


それは追加では。


ユイ。


実質追加ですね。


NoName。


最小限です。


ミカは少し笑った。


NoNameが押し切ろうとしている。


でも、三人も慣れてきた。


レナ。


まあ聞く。


NoName。


保留、です。


ミカ。


保留。


NoName。


はい。

戻り言葉を出した後、すぐに戻ると狩られる場合があります。

その時は、残り二人が保留と言ってください。

戻る場所は維持する。

でも本人はまだ戻らない。


ユイ。


戻る意思を守りながら、戻るタイミングを遅らせる。


NoName。


はい。


レナ。


戻るな、じゃなくて保留。


NoName。


はい。

戻るな、は拒絶に聞こえます。

保留、は戻る前提を残します。


ミカはその違いに、少し感心した。


戻るな。


それは、失敗した人に刺さる。


お前は戻るな。


そう聞こえるかもしれない。


でも保留なら、違う。


まだ戻らなくていい。


戻る場所はある。


タイミングを待て。


そういう意味になる。


ミカはノートに書いた。


保留。

戻る前提を残す言葉。


練習ルームが開く。


相手はRogue型BOT。


本番前最後の調整だから、時間は短い。


五分を三本。


一本目。


ミカが最初に危険ワードを出す場面が来た。


Rogue型BOTが高所を空け、ミカに撃てる相手を見せる。


低体力。


撃てば落ちる。


だが、その奥に罠がある。


ミカ。


撃ちたい。


NoName。


担当をずらしてください。


ユイ。


保留ではありません。

ミカさんは視界維持。

レナさん、先に右から圧を出してください。


レナ。


了解。

私が急がせる。


ミカは撃たない。


撃ちたい自分を見せたまま、照準を置くだけ。


レナが右から圧を出す。


相手BOTが動く。


罠の位置が少しずれる。


ユイが支援で逃げ道を閉じる。


そこでミカが撃つ。


一発。


敵が落ちる。


NoName。


良いです。

撃ちたいから撃つ、ではなく、撃てる状態を作り直せています。


ミカ。


はい。


二本目。


ユイが揺らされた。


中央の支援位置が乱れ、綺麗に整えたくなる形。


ユイ。


整えたいです。


レナ。


私が先に壊す。

ユイはまだ整えないで。


ミカ。


左射線で戻り場所だけ守ります。


ユイ。


了解。

整えるのは保留します。


レナが前へ出る。


相手の中央形を一度壊す。


ミカが左射線でユイの戻り場所だけ守る。


ユイはすぐには支援を置かない。


数秒待つ。


相手BOTが、ユイが支援を再配置すると思って突っ込んでくる。


そこには何もない。


空振り。


その後、ユイが支援を置く。


今度は、相手の空振りを拾う位置。


中央が戻る。


NoName。


良いです。

整えたい気持ちを、整える前の空白として使えています。


ユイ。


かなり怖いですが、有効です。


レナ。


ユイが何もしないの、相手からしたら怖いかも。


ユイ。


私も怖いです。


ミカ。


でも、今の強かったです。


三本目。


レナが狙われた。


近距離で、明らかに殴れる距離。


しかし、Rogue型BOTはレナが変換する瞬間を狙っている。


レナ。


殴りたい。


ミカ。


保留。

レナさん、まだ行かないでください。

私が先に一発外します。


レナ。


外す?


ミカ。


はい。

外して、相手にレナさんが行くと思わせます。


ユイ。


私は右に戻り場所を作ります。

ただし見える位置に置きます。


レナ。


了解。

殴らないで待つ。


ミカは一発撃った。


わざと外す。


相手BOTが反応する。


ミカの射線が甘い。


レナが来る。


そう判断したように、カウンターの位置へ動く。


だが、レナは来ない。


ユイの見える支援位置に釣られて、相手BOTがさらに踏み込む。


そこをレナが取る。


殴りたい気持ちを保留した後の一撃。


強い。


敵BOTが落ちる。


レナ。


今の気持ちよかった。


NoName。


良いです。

殴りたい気持ちを消さず、相手に先に殴らせる形へずらせています。


レナ。


これ好き。


NoName。


好きになりすぎないでください。


レナ。


はい。


五分を三本。


本当に短かった。


だが、中身は濃かった。


危険ワードと初動を結びつけさせない。


戻り言葉を出しても、すぐ戻らないことがある。


保留。


戻るなではなく、戻る前提で待つ。


Crownlessの形が、少しだけ柔らかくなった。


固い約束ではなく。


選べる約束になった。


NoName。


今日のまとめです。


ミカはノートを開いた。


一つ。

Rogue選手は、危険ワード後の変換を狙います。


二つ。

感情の発生者と、最初に動く役をずらしてください。


三つ。

戻り言葉の後、すぐ戻る必要はありません。

保留を使ってください。


四つ。

保留は拒絶ではありません。

戻る前提を残した待機です。


五つ。

戻る場所は、呪いではありません。

戻れる選択肢です。


ミカは五つ目を、何度も見た。


戻る場所は、呪いではない。


戻れる選択肢。


それが、Rogueへの答えだ。


レナ。


戻る場所はある。

でも戻るタイミングはこっちで決める。


ユイ。


はい。

非常に重要です。


ミカ。


Rogueに戻れって言われても、戻らないことがある。


NoName。


はい。

Rogue選手に戻るタイミングを決めさせないでください。


ミカは頷いた。


それは、撃つことにも似ている。


撃てるから撃つのではない。


戻れるから戻るのでもない。


撃つタイミングを選ぶ。


戻るタイミングを選ぶ。


それが、自分たちの判断だ。


練習はそこで終わった。


本番前日の夜。


これ以上は詰めない。


NoNameがそう決め、三人も従った。


ディスコードの最後、レナが言った。


明日か。


ユイ。


はい。

明日です。


ミカ。


緊張してます。


レナ。


私も。


ユイ。


私もです。


NoName。


緊張は正常です。

明日は、今日まで作ったものへ戻ってください。


ミカ。


はい。


ユイ。


承知しました。


レナ。


戻る。


NoName。


良いです。


そこで一度、会話が終わるはずだった。


だが、ミカは少し迷ってから打った。


師匠。


NoName。


はい。


ミカ。


明日、見ていてください。


それは、前にも言ったような言葉だった。


でも、意味は少し違う。


NoNameに証明したいからではない。


NoNameに認められたいからだけでもない。


ただ、見ていてほしい。


Crownlessとして戦う三人を。


ユイも続けた。


NoNameさん。

見届けてください。


レナ。


ノー。

逃げずに見てろ。


NoNameの返事は、少し遅れた。


NoName。


見ます。


短い。


でも、十分だった。


ミカの胸が温かくなる。


レナがすぐに打つ。


よし。


ユイ。


では、明日。


ミカ。


明日。


NoName。


明日。


四人の会話はそこで終わった。


その夜。


ミカはノートを閉じる前に、最後のページを開いた。


明日のための言葉。


もう一度見ます。

戻る場所は、もうあります。

保留は、戻る前提。

戻るタイミングは、こちらで決める。


そして最後に、一文。


師匠が見ている。

でも、師匠のためだけに勝たない。


ミカはペンを置いた。


少しだけ手が震えている。


緊張している。


でも、それでいい。


ユイは、資料をすべて閉じた。


いつもなら、もう一度確認したくなる。


表を整えたくなる。


抜けがないか探したくなる。


だが、今日は閉じた。


整えたい。


その気持ちを、未完成の余白として残す。


明日の自分に、少しだけ余白を渡す。


ユイは静かに言った。


戻ります。


誰に聞かせるでもなく。


自分に。


レナは、コントローラーを磨いた後、机に置いた。


いつもなら、もう少し触っていたくなる。


でも今日はやめた。


殴りたい。


勝ちたい。


Rogueを黙らせたい。


その気持ちはある。


消さない。


でも、今は寝る。


殴るのは明日でいい。


レナは布団に倒れ込む前に、スマホを見た。


Crownlessのグループ。


最後のNoNameの言葉。


見ます。


レナは小さく笑った。


見てろよ、ノー。


そう呟いて、画面を閉じた。


NoNameは、一人で本番用のメモを開いていた。


Crownless。


星野ミカ。

月城ユイ。

黒瀬レナ。


戻る場所。

戻る意思。

保留。

変換ずらし。


明日使うものは、もう十分にある。


これ以上増やさない。


NoNameはメモの最後に、自分用の項目を開いた。


NoName。


確認します。


戻る場所は、もうあります。


見ます。


その三行を見て、しばらく手を止める。


見ます。


それは、約束だった。


試合に出ない。


声も出さない。


顔も見せない。


それでも、見届ける。


Crownlessが、NoNameの影ではなく、自分たちの名前で立つところを。


NoNameはメモを保存した。


本番まで、残り一日。


Rogueはきっと笑う。


観客は騒ぐ。


コメント欄は荒れる。


どこかで誰かが、NoNameを呼ぶ。


それでも、明日の主役はNoNameではない。


Crownlessだ。


冠を置いた三人が、戻る場所を持って立つ。


NoNameは静かに画面を閉じた。


確認は終わった。


あとは、見るだけだった。


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