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決意
俺はまたこの周回でも
誰も助けることができないのだろうか
いやそもそもこの世界で
それが可能なのだろうか。
レンとケイ。
どこの国かは知らないけれど、夢見てこの国にきて
好きなのかわからないけどカレー屋でそれなりに楽しそうに商いをしている二人をみて・・・
俺はなんとかならないものかと思案にくれる。
二人はいつも通りカレーを作っていた。
誰も食べることのないカレーを食べている。
この世界にいる意味があるのだろうか。
俺はカレー屋を見渡す。
やせ細ったレン。
レンももともとはこんなにスレンダーではなかったのだろう。
ケイは中毒症状なのだろうか。
レンや俺に色目を使うような表情をしている。
たぶんそれは体液を吸われ、吸いすぎておかしくなってしまっているのかもしれない。
また戦うのか。
いや、戦って勝てる相手ではないのだ。
国を相手取るなど無謀だ。
ケイがまたレンの首筋に唇をあてる。
今日も吸われすぎてケイは足りなくなっているのだろう。
俺はこんな輪廻を繰り返すことに意味があるのだろうかと・・・
そんなことばかりを考えていた。
だからもう答えは1つしかなかった。
この世界に絶望するならば。
この世界から逃げ出してしまおうと。
今いる世界で幸せになれないならば。
逃げてしまえと。
俺の心はそう決めていた。




