営業活動
つまりは、レンもケイもオーナーではない。
何かやるにしてもオーナーの意向を伺う必要がある。
『オーナーはどんな人なんだ?』
『うん、私も会った事はないんだ。メールだけのやり取りで。。今までいろいろ店の売上上げる為の提案はしたのだけど、全部却下されちゃった。』
レンは困ったように笑っている。
『レンちゃん、私に相談して欲しかったでござるよ。』
ケイは耳をパタンと閉じた猫のように落ち込む。
アニメ口なのがちょっとかわいい。
『ごめんね、ケイ。。』
レンもケイと同じように落ち込む。
あまり似ていないように見えるが、
やはりこのあたりは姉妹なのだろう。
『参ったな、何も出来ないじゃないか。』
早速暗礁に乗り上げてしまった。
策を考えても実行する際に、ノーを突きつけられてしまうのだ。
『近隣の飲食店に宣伝というか営業をかけるのもダメなのか??』
『そのくらいならいいだろうけど、、、』
レンは口元に手を当てて悩む。
『じゃあ出来ることをやるしかないかあ。。チラシとかはないのか??』
『チラシはあるでござるよ!!』
ケイがドン!と紙束を机に載せる。
チラシは、普通だ。
メニューと値段と連絡先が載っている。
『これでやるかあ。』
チラシを抱えて営業活動に出ることにした。
『ねえ、レンちゃん。私らは結局、、』
『うん。所詮また代わりが来るから、、タケルには申し訳ないけど。』




