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リリー

チュンチュン。


朝だ。

朝の光がカーテン越しに差し込んでくる。

うざったい。

天野は人妻。

人妻に俺はラブコメしようとした。


天野は子どもがいる。

だからあの風景を描いたのだ。



アラームが鳴る。

学校に行く時間だ。

かったるい。


日付はああ、あれから2日か。

絵画展はもうすぐだ。


天野を誘ったのは俺だ。

だから、ちゃんと展示を見届けねばならない。


しかし、やる気が起きない。



さあ、もう一眠り、、、




ガンガンガン!



『ひいっ、はいっ!』


『起きてますわね?タケルさん?』


聞いたことのある声。


俺はベッドからのっそり起き上がり、ドアを開ける。



『全く、2日も学校サボって。』


金髪に艶やかな胸元。ロリータ服が似合う、

俺の前回、ラブコメした女の子。


リリーだった。



『な、なんでリリーがここに??』


『なんでもくそもありませんことよ。加藤さんが調子悪いから代わりに見に来たのですわ。』


『加藤が、体調不良ね、、、』




頭を掻きむしる。



『いったいどうしましたの??タケルさんがそんなになるなんて、信じられませんの。』


『俺の何を知ってる、、、』


『何って、、、なんでも。あきらめが悪いところや、一生懸命なところや、、、』


『は?リリー、何を言って、、、』


『え?私、何を??』


リリーは頬に手を当て、顔を赤くしている。



『と、とりあえず学校に来なさいな。ハリがありませんのよ。タケルさんがいないと。』


それだけ言ってリリーはさっさと立ち去ってしまった。




リリーの言動も気になるが、すっかり体が覚醒してしまった。



『はあ、行くかあ。』


よくよく考えれば、

リリーの時みたいに告白したわけではないし

何も気まずくない。



リリーになんだか背中を押されると、

頑張らねばならないような気がした。



俺は部屋を出て、天野のところへ向かうことにした。

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