嫉妬
『いったい、、、』
私はネットワークを駆使し、リサーチをしていた。
胸 ドキドキ
突然 顔熱い
いろいろなキーワードを打ち、調べる。
『むむ、、、』
どうやらネットワークには何も検索結果が
出てこない。
『は、、、疲れた。』
故障かなんかだろうか。
タケルが中二病は面白いと言ったから
中二病の真似事をしてみた。
中二病という概念がネットワークにあったのは
びっくりだ。
何せこの世界には不要なものに見えたからだ。
『アンドロイドの世界にとって不要なものに見えるが、、ふむー。』
そうアンドロイドには必要のないワードだ。
何の為にこんなキーワードがあるのだろう。
『し、しかし!この私の状況はどうも、故障に違いない!近々、見てもらうか。』
アンドロイドである。
この事を知っているのは、現場では私だけだ。
エラーや、不調を起こした個体の発見は私の仕事。
その私が故障だとすると奴らも困るだろう。
『はい、では、授業を終えます。』
苗村先生の声で皆一斉にスリープに入る。
昼休みだ。
タケルは、、、
『え?』
あれは、坂上リリーなる個体。
と、タケル。
『どういうこと??』
自分の体、いや頭から熱気が出てるのを感じる。
また故障かと思いながら、こっそり後をつけた。
♦︎♦︎♦︎
『何してるのかしら。』
リリーとタケルは、桜並木の下にいた。
『リリー見ろよ!凄くないか!?』
『まあ、キレイですわ。』
リリーはロリータというファッションスタイルらしく、他の学生と服装が違う。
学生なのにありなのかと思いながらも、私は複雑な思いだった。
なんであそこにリリーがいるのか。
タケルが誘った?
リリーが拐かした?
胸のあたりがモヤモヤしながらも凝視する。
『ところで、なぜ私をお誘いいただいたのですの?』
タケルが誘った。
私も誘いながら、
リリーの事も誘ったのか。
『ああ。なんだかさ、リリーに見て欲しくてさ。』
『まあ。』
リリーは頬に手を当てている。
少し顔を赤くしながら。
ちくしょう、かわいいな。
『ん?』
かわいいとはなんだ?
ネットワークを見る。
かわいいの意味が乗っていた。
『なんでまたこんな意味の無い語彙が、、』
ほとほと製作者の意図がわからない。
しかしなんだろう。
リリーが隣にいて、
タケルが笑っている。
その光景が
私にとっては
苦しい。




