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中二病

『よ、よう!我が名は、悪の化身!貴様のような子猫を導かんとしこの世界に舞い降りた!!』


『・・・・。は?』


間違っていないはずだ。

右手を眼帯にかざし、左手はタケルの方を指差す。


『何やってんの?』


タケルの視線が痛い。


『ははは!臆したか!子猫よ!我が眷属になり、尊き導きを与えんとする!』



これでいいのだ。

きっと。



『うーん、加藤。頭打ったか?』


タケルが頭を撫でてくる。



『エラー!放熱を開始する!』


私は固まる。


『いったいどうしたんだよ?マジで中二病、、』


『はははは!どうした!び、びびって声も出せぬか!愚か者!!』



おかしい。

ここで予想した反応なら



『ひゃっふう!中二病!萌える!』


とタケルが狂喜乱舞するはずなのだ。

そのはずなのに、真逆というか白い目でこちらを見てくる。


私の未来予想演算をもってしても外れることがあるというのか!


『ああ・・・そうか。うん。はい!萌えー。』



タケルが言葉だけは私の期待を察したのかやってくれた。


言葉だけだ。

気持ちはついていってない。


『う、う!この裏切り者があああ!』


銃を構えた。


『は!?ダメだろ!銃を下ろせ!加藤!』


『う、うるさい!この私を冒涜した罪は重いぞ!!』


『は!?冒涜っつうか、なんでお前、中二病なんて、、そんなキャラだったのか!?』



『べ、別にそんなキャラではないぞ!お、お前がちょっと面白がるかなって思ってだな!!』


『俺が面白がるのが何がいいんだ!?』


『何がいいって、、、』



放熱プログラム起動。

エラー、エラー。

再起動を推奨。



『ああ!うるさい!この借りはいつか返すからな!覚えておけ!!』


顔が熱い。

この事態はなんなのだ。

明日は休みだ。

このエラーを調べないと。

ミッションは達成できない。


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