表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
295/531

14


「とりあえず地上にいる間は空間商店街の拡張だね!」


「……なんか完全にラクザルバに取り込まれてるね、僕達」


マキエ姐さんが忙しそうに出ていくと微妙な表情でダーツがボソリと呟いた。確かに、支店に関しては完全にマキエ姐さん達の思うままな結果になってるだろう。でも、それでも。


「同じくらい私達もラクザルバに喰らいつこうよ。手放せない!ってなれば皆を守って貰えるんだからさ」


「……そうだね」


「それにこうなれば、目指せ全迷宮に宿屋支店を出そう!……なーんちゃって?」


不安そうにしているダーツをなだめるために冗談を言ったのにダーツは真顔で「姉さんならマジでそれやりそうなんだけど」と言った。冗談だったのに、解せぬ。




ネロは軽食の屋台を宿屋に設置すると聞いて、普通に色々と食べてみたいと喜んでくれた。


と言っても現在進行形で冒険者達が泊まっているため仕込みと新人教育と調理の同時進行になって忙しいけれど、マキエ姐さんの雇った料理人の二人に人見知りながらもぎこちなく宿屋の調理を教えていく。


あのネロが、人見知りしつつもちゃんと教えられてる。

その事に感動しつつ、ぎこちない笑顔で任せてと言ってきたのでネロに関しては任せる。


リリエラはキビキビとシュタインさんに雑貨屋の取り扱い内容や値段の付け方などを教え始めた。シュタインさんは将来的に店長兼雑貨屋担当予定になるそうだ。

と言ってもシュタインさんは元々マキエ姐さんの元で商売をやってた人。逆に教わることも多いとリリエラは嬉しそうに笑っていた。


代わりに買い出し担当になったのはリオだ。

レオは将来的には二店舗分のポーション作れるようになってやるぜと張り切り、ダーツはマキエ姐さんとラクザルバの人達と人材の貸し出しや地上支店について話し合い、私は商店街を拡張しつつ冒険者達への接客をしていたからリオの買い出しは否応なく決定した。リオは任せてと笑って護衛と数人の新人と共に買い出しに行った。


だがしかしそういう配分で決定した初日にまさかこんな注文が入るなんて誰が思うだろうか。


「マリィ、良い酒を一樽準備してもらえるか?再会を祝って今日は俺達から迷宮宿屋で宴会をしたいんだが」


「あ、じゃあ俺の方からは良い肉を一匹まるっと頼むよ」


「モグラ肉が名物なんだって?それを頼むよ」


さすが高位冒険者。太っ腹すぎて注文の仕方がえげつない。

この注文にはさすがのネロも虚無の顔となったが、ふっと笑って新しい料理人二人とロディの四人で凄まじい勢いで肉を焼き始め。


酒場は全員が入り切らないので酒盛りをするためにキャンプ場に冒険者が集まり、その中心付近で大樽の酒を三つに分けて自由に汲んで飲むスタイルにすると冒険者達は文字通り酒を飛ばし浴びるように飲み始めた。

そこに徐々に様々な肉料理が到着したものだから、盛り上がりは最高潮に達し

……さらにどこから聞きつけたのかアイアンの冒険者達もいつの間にか集合して、いつの間にか討伐レイド決起会となった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ