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第二王子アレックス殿下 ハロルドに教えを乞う

 舞踏会の夜が空けた今日。レイナードのクルシェ達一行は、ルーキンスの前に領地に立ち寄る為に出立する。それを見送りたいとは思ってが、執拗い男と思われるのも罰が悪いので、屋敷の外から見送った。

 もちろんクルシェには会いたいし、彼女の視野に入りたい。

 が、今はクルシェで無くハロルドに用がある。

 勉強不足と自分を罵りたいが、調べても分から無い、推測しても思いつかない。ならば、張り付く方が容易い。

 ただ、それは彼女に知られたく無い事だった。知られたら、情けなさで死ねる。

 馬車の中は伺う事は出来なかったが、騎乗の騎士ルイスとグレイ。二人とは視線を交わしてた。

 馬車を囲む騎馬の影が路地から消える頃、イヴァン達を伴いレイナード家の敷地に踏み入る。

 ハロルドの別邸の扉を叩く。

 今度は、別邸のハロルドの書斎へと通された。


「可愛い娘達を見送って、その姿を思い出しながら二度寝の旅に行こうとしてたのに…。何の用かな、殿下」


 二度寝の旅…何とも詩的な表現であるが、目の前の男は寝起きの無精髭にはねっ髪。ダボッとしたシャツと緩いズボンを履いて、書類片手にあくびをしている。確かに、二度寝には適しているだろう。が、それが娘達を見送った後の姿か? 貴族的で無いというか、掴めない。

 不躾にも見入っていると、こちらをハロルドが見る。


「娘と寝るのに、真っ裸は駄目でしょ?」


 何とも、違った答えが返ってきた。


「そういう事を言いたかった訳では…」

「なら何?」


 言葉を濁しても仕方が無いので単刀直入を選ぶ。


「先日、鍛錬場でハロルド殿が言った事を考えた」


 間違いであれば指摘してくれと見ると、頷きが返る。


「ルーキンスには、クルシェ嬢と年の近い婚期を迎えた姫が居る。ビデディアの王子は国を結ぶ事を意図してる? それはシルフストとして考えたら、あまり歓迎出来る話では無い。陛下に進言するなら、もっと前の時点か、状況が分かってからの方が良かった筈。なら、何故今なのか? 国としてもハロルド殿としても、今動くのは何でだと思った」


 俺は大きく息を吸う。


「何処かの国が、遠くて近い誰かが、何かを狙ってるだけの者が、ほんの少し動いただけで、意図しない波がクルシェにかかるんだろ?」


 ふっと吐かれた息が伝わる。


「それ、殿下が気付いたの?」


 ハロルドの言葉に苦い気持ちになる。


「恥ずかしい事だが、イヴァンだ」

「そう」


 表情の消えた顔。

 考え込む時の彼女の様だ。

 俺はハロルドの言葉を待つ。


「ねぇ、殿下? このままルーキンスに行くと、八割方アレックス殿下が求婚しに来たと思われるけど、どうする?」

「彼女を知って十日。だがハロルド殿、俺は彼女が、クルシェが好きだ!」


 他の女に求婚の意思は無い。


「クルシェが殿下を欲しがらなかったら?」

「欲しいと思われるよう努力する」

「努力で埋まるものなんて、あまり無いけど?」

「俺は、何でも無い顔で独りが寂しいと言った彼女と一緒に居たいだけだ」


 俺は、こっ酷く恥ずかし事を言ってる。

 後で振り返れば、イヴァンにからかわれるだけの情けない事。

 だけど、ハロルド殿やクロイスと同じ程、それ以上彼女を思わないと、きっと彼女の側には行けない。


 俺には辛い無言の時間が過ぎる。

 イヴァンもレインも動かない。


「キアン。イヴァン君を見てやって」


 言われてもう一人、ハロルドと同じ年回りの男が居るのに気付く。


「意味があるのか?」

「無かったら言わないよ、面倒臭いから」


 これ、と、自分の見ていた書類を渡す。

 目を通したキアンという男は、イヴァンを促し部屋を出て行った。


「そしたらレイン君。君にはコレね」


 机の引き出しを開けて紙箱を出す。


「それね、クルシェに用意したルーキンス行きのドレスと宝飾品のデザインの写し」


 受け取ったレインが、ハッと顔を上げる。


「うん、そう。君達の殿下は、ルーキンスの姫に、求婚の意思は無いんだって」


 早急に対応しますと、レインまでも部屋を出る。

 残ったのは、俺とハロルド。

 何を言われるかとドキドキする。情けなし…。


「私からすれば殿下は虫除けかな。今回は、クルシェも殿下の虫除け…それでいい?」

「構いません。よろしくお願いします」


 俺は頭下げるしかない。

 彼女が望んでくれれば…。そして、彼女が 望まない限り。それが変 らないのなら、何度でも思う。より近くに居れるだけましなのだと。


 これでも読んでと渡されたのは、ビデディア王子の資料と国の情勢。

 イヴァンの調べた物より詳細だった。


 第二王子コリニアス・フェルン・ビデディア。二十三歳。

 母は第三妃。ビデディアでは南より、我が国からすると、北方エルンストに隣接する土地を取り纏める小部族の出。

 正妃に位置する第一妃の子供は第三王子。世継ぎに対する国内の情勢は不安定。

 国の政策は不明だが、第二王子は、平和的な交流を望んでいる。


 だから、婚姻も考えられるのか…。

 目を通せば通す程、それが有り得る事や、そうなった時の影響を考えさせられた。


 イヴァンの言った事を思い出す。

 成程…その通りだと心地をつけた時。身支度を整えたハロルドが戻ってきた。髭を当たり髪を撫でつけ、外見から中身のシャツまでが黒の仕立て…隙の無い出で立ち。

 圧倒されて、言葉にならない。


「それでは殿下。参りましょう!」


 先が読めなくて、仕方無く従う。

 馬車に乗り込み、着いた先は、アーデンテスの屋敷だった。







 アーデンテスの北側の棟。

 ハロルドと共に訪れた部屋は、飾りっけも無い、机と固い木の椅子が対面で置かれただけの部屋だった。部屋には監視の為か机に向かって座る者の後に立つ騎士と、小さい文机に腰を下ろした騎士が二人居た。所属を表す記章は第一師団。

 既に窓に背を向け、此方を向いて座る者の姿を見る。

  エリアナ・ベネル。

 小綺麗にしてはいるが、やつれた感が否めない。


 扉の横に立つ様に手振りで示されるのに従う。

 ハロルドはエリアナに、「やぁ」と声を掛けると対面に座る。


「おじさん、この間の人よね? お父様には? ねぇ、お父様に私の事知らせてくれた?」

「知らせたけど、君なんか知らないと言われたよ」

「何で?。ここ、アーデンテスでしょ? エリオットが連れて来てくれたんだもん! お姉様…お姉様が邪魔してるんでしょ? 酷い。ねぇ、酷い人だと思わない?」

「私も本人に聞いたが、否定されてしまってね…とても困ってるんだ。何時までも君を閉じ込めておく訳にもいかないからね」

「連れて来てくれれば、分かってくれるわ! おじさん、お願いだから連れて来てよ!」

「この間も聞いたけど、君の父親が誰だか知ってる人が居るのだろう? その人に言って貰えれば、認めるんじゃ無いかと思うけど…?」

「エドガーが認めてくれたわ!」


 何を言い出すんだと、言葉が出かかった。


「エドガー殿下は今ね、エリオットもだけど、陛下から罰を貰って騎士団の訓練に放り込まれてるよ」

「何で、悪い事して無い。エドガーも、そんな事してないで、会いに来てくれればいいのに」

「だからだよ。ちゃんと前から知ってる人が必要なんだ。教えてくれるね?」

「ヒュンメルの旦那様と偉そうなおじいちゃん。だけど、必要以上はしゃべっちゃ駄目だって。エドガー達は優しかったけど、貴族って皆威張ってて怖いの。でも、私も公爵令嬢よ。旦那様より身分は上ね」

「なら、教えてくれても問題無いよね。その身分の下の者は、何て言ったの?」


 ヒュンメル子爵家。エリアナ母子が、住み込みの使用人をしていた家。

 ハロルドは、君が上なら問題は無いだろうと、言葉を引き出そうとしているのだと、今更ながらに気付く。


「公爵令嬢と君は言うけど、君は公爵家とは何の縁も無いんだよ。でも、君がそこまで言うのだから、確信のある人間が居るんだよね?」


 エリアナは爪を噛む。


「相手は貴族だからね? 確かな事が分からないと、君の力になれないんだ」

「アーデンテスは伯爵でしょ? ヒュンメルより上じゃない」

「それだけじゃ、本来は動けないんだよ? まぁ、仕方無い。また来るから」


 立ち上がる為に机に手をついたハロルドの手を、エリアナが掴む。


「待って! それじゃ困る」

「確信が無いと交わされてしまってね。私も困ってるんだ」

「ヒュンメルの旦那様が、私を見ると子供の時から言ってたの。お前の父親はどうにもならないって。私達が何もしなくても、また尻拭いさせられるって、それって旦那様がお父さんを知ってるって事でしょ? それからおじいちゃんがこれで公爵を手に入れられるって言ったもの!」


 ハロルドが笑う。斜め後ろからだが、見える目元と頬が持ち上がったのが分かった。


「君が…ここにきてから口にした事は、筆記で記録してる。今言った事を記録していいね?」

「必要ならやって! それで早く連れてってよ」


 これで動けると呟く。

 ハロルドはエリアナの手を取って指先を自分の手に乗せる。優しくというより、注意深そうに。


「君の父親は、公爵じゃ無く、伯爵家なのだけれど、何でかな?」

「何が?」

「君は苦労するね…」

「身分はあっても、碌でもない父親だから?」

「それを?」

「旦那様が、違う、私の方が上なんだよね…ヒュンメルが言ったの」

「そうなんだ」

「でも、もう苦労はしないわ。ヒュンメルを出る時、おじいちゃんがお金をくれたの。私がびっくりするくらい。公爵家に行っても、初めは十分な支度が出来ないだろうからって」

「お金…ね」

「ねぇ、公爵家って言ってもお金ある訳じゃ無いのかな? 使用人部屋へ入れられるし、学園でもお金要るだろうからって渡された額、同室の子より少なかったわ」


 顔は笑みを浮かべたままなのだろう。が、手から腕に浮かんだ血管と筋が、ハロルドの心を表しているのだろうと感じた。


「明日にでもと思っていたけど、今日行こう。直ぐに父親に会わせてあげるし、認めさせてみせるよ」

「本当に? おじさん、ありがとう!」

「決まれば、支度はしたいよね?。父親に会うんだ、可愛くしないと」


 言われてエリアナはニッコリと笑った。愛くるしいと思って見ればそんな笑顔だ。


「最後に確認ね。君の父親の名前は?」

「ハロルド・アーデンテスよ」

「だけどね、そのハロルドなんだけど、君が産まれた頃の女性関係って皆無なんだ」

「そんな事無いでしょ? だって娘が、レミーネって子がいるじゃ無い」


 ここは記録しないでねと、振り返り言う。「陛下も御存知だし、王子も聞くから問題無いでしょ?」と。


「レミーネは私の子供じゃ無いんだ。姪っ子。君がちゃんと話してくれたから話すね」

「っちょっ、痛いっ。離してよ!」


 指先だけでエリアナの指を持っているのに、エリアナが手を引こうとしても、腕を揺すっても、ハロルドの体は揺るがない。

 俺は、もう少しと動いてハロルドをみたが、笑っても、無表情でも無かった。明らかな怒りが浮かんでいた。

 立ち上がり、離せと暴れるのを騎士が押さえ付ける。


「私がハロルド・アーデンテス。だけど、君の父親では無いよ? ヒュンメルに尻拭いをさせた事も無ければ、会った事も無い」

「嘘よ!」

「私は、確かに君の母親を知っている。アンナ・ベネル。セニエル家でね、客の持て成しの為に駆り出されてたよ。それくらいしか知らないけど…」

「嘘吐きっ…知らない振りなんて許さない!」

「ちゃんと知ってる事は言ってるじゃないか。君の父親はイーサン・セニエル。君がおじいちゃんというのは、君の本当のお祖父様。君とお母さんは、分家筋のヒュンメルに預けられてただけだと思うよ? 本当だ、碌でもない父親だね。君は、掻き回すのに使われたの」

「痛いからっ、ねぇ、もう離してよっ」

「大丈夫直ぐにお父さんに会わせてあげるから。それにね、ある意味なら公爵家の関係者。君のお祖父様は、前々公爵夫人の兄君だからね」


 掴まれた…違う。爪を立てられたエリアナの手は、皮膚が切れて血が滲んでいる。

 ハロルドがようやく手を離すと、エリアナは 迎えに来た侍女と、監視の護衛に挟まれて出て行った。


 扉の外には俺の護衛騎士が居るが、ハロルドと二人残された。

 さっきまでエリアナの座ってた椅子に座る様に進められる。


「ねぇ、アレックス殿下?」


 出掛けに撫で付けた髪を、ガシガシと崩しながら呼び掛けられる。


「さっきのアレ、クルシェもレミーネも知らないからね」


 言ったら許さないと暗に含ませた声音。

 分かってると頷く。


「私はね、自分の名誉の為に言っておくけど、結婚してから離婚までの間、妻以外と関係を持った事は無いよ。まして、他家の接待に出される者に手を出した事も無い。それは、何故だか陛下が証明してくれるよ」

「じゃ、何で?」

「レミーネの事? 領地に戻ったら、そういう事になってた。姪っ子には変わりないし、その方が、皆の都合が良かったからだよ」

「ずっと黙っておくのか?」

「何時かは教えるよ。じゃないと、父親が可哀想だから。と言っても側には居るんだけどね」


 俺は緊張で汗をかいているのに、ハロルドは首をこきこき慣らし伸びをする。先が見えてて余裕があれば、俺も彼の様に振る舞う事が出来るのだろうか? 甚だ疑問だ。


「さてと、殿下この後どうする? セニエル行くけど」

「行くに決まってる」

「他国関係無かったけど?」

「クルシェは関係してるのだろ?」


 ハロルドのしてる事は、王子教育にも学園の教育にも無かった。無かったからと言って、知らなくていい事でも無いだろう。

 単に、興味を持ったりしなかった俺が悪い。騎士団から国や兄を支えようと思ったら、体を作って置かなければならなかっただろうし、政務なら国内外の情勢を真剣に学んで置かなければならなかった。王族内の揉め事は無いのだからと、役割を与えられれば、その都度こなせばいいと思ってた。


「ねぇ、殿下に目立たない服用意してって伝えて」


 扉の向こうに声を掛けると、一度立ち上がり椅子を返して座り直す様子を、つい身構えて見ていた。

 楽にしなよと言われても、素直には体は動かない。精々が脚を組むくらいだがと考え、腕を組むに留めた。


「時間も勿体無いし、親切は今日だけね」


 前々公爵夫人の兄セニエル伯爵家の前当主は、国家財務の領地税務統括長をしてたが、汚職の嫌疑で嫌疑のまま辞任。息子に代が移ったが、前当主の人脈はそのままあるようで、不明になる領地からの税の行先を国は探っていた。そのセニエルが公爵家に娘を使って接触。動向を探ってみたが、セニエルの思惑は、今回は完全に公爵家の爵位だろうと推察。静観していたら、王子を巻き込んだのでこのまま屋敷に手を入れよう…が、国の指針。


 だから第一師団がと、独り言つ。

 学園の騒ぎだけじゃ、俺達はそこまで気付かない。陛下に報告にあがった時、何故騎士団が揃ってたのか?。クルシェ関係のクルシェ馬鹿だと流したが、もう動いていたのかもしれない。宰相の顔…息子の馬鹿がと思ったのにも、違う面があったのかもしれない。

 情報量が違うと、見えるものも違って見える。


 次にと話し出したのは、レイナード目線の事情。

 前々公爵が早世し、次代女当主は国務から遠のく。問題のある元夫が敷地内に半同居で娘は女当主。上手く問題を起こして弱ったところで、お祖母様経由で身内を入婿に、と考えての事だろう。別に没落した訳じゃ無いのだが、表に出る事無く、領地経営だけではどうしても高位貴族であっても立場は弱い。それは、数ヶ月前からセニエルからレイナード領に、度々と使者がたっている事から間違いは無いだろうとハロルドは言い切った。


「何だかね、殿下。ある切っ掛けで、随分いろんな所が動いて困ってるんだよ」


 背もたれに腕を乗せ、そこに顔を隠すように伏せたハロルドの声は怒りが含まれている気がする。いや、含まれてるのだろう。

 これが解決しても、きっとまだ他に問題があるのだろう。

 ハロルドは考え込んでいる。その無表情さが、俺にそう思わせる。だから俺も考える。同じ人を思い浮かべてる。


 思考の静寂は、新たな入室者で破られた。

 この度は我が家に…と、挨拶をしたのは、アーデンテスの当主エリックだ。


「ハロルド。殿下に服をと言ったが、この後、汚れ仕事でもさせる気か?」


 俺を目の前にして、エリックはハロルドに詰め寄る。


「いや? 目立つから地味なのにって事だけど?」


 確かに、仕立ての良い服は目立つ。







 ハロルドの服に似せた揃えで、セニエルに向かった俺は…ちょっと言葉に出来ないハロルドを知った。

 クルシェの姉、ロレインの事を聞いた時は、単なる聞いた話に過ぎなかったのだが、合流したイヴァンと共に忘れられないものを見た。

 大人しいレインが、此処に居なくて良かったと思う程のハロルドの姿。


 殿下呼びが面倒臭いからアレクと呼ぶ。だからハロルドでいいと言われて、そう呼ぶ。クロイスくらいには受け入れられたのだろうか?

 だがきっと、今日程甘くはしてくれないだろう。

 クルシェの「噂は好きなだけ流せばいい、問題なのは逆を言う者」を思い出す。娘可愛さに報復する父。そしてたまたま見つかる不正。誰も国が疑っていたと思わない事で露見する物事。悪事を手にする者は、誰も次は自分だと思わない。上手く出来た話だと思うのは、今日を知ったからだ。


 これも一つの方法として、父が国を見ている事を知った。

 だが、ただ願う。今日の事が、クルシェを傷付ける事が無い様にと。



















お分かりの様に男主人公はアレックス殿下です。19歳の殿下達がかなり子供ですみません。ですが、戦争も無い国の王子様。経験が無ければこんなものだと書きましたが、ちょっとヘタレ君過ぎてどうしようと思っています。ですが、経験が成長を促すのだと見守って下さると嬉しいです。

今話もお読み頂きありがとうございました。

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