3「カップ麺とシャワーとバスタオル」
何をしているかと言うと、カップ麺を食べていた。
そう言えば、お昼食べてないんだよなぁ、何かない?と血まみれの少女に向かって言ったら、心底呆れたような目をしていた。棚からカップ麺を取りだし、俺に放り投げたかと思うと、
「シャワー浴びてくる」
と一言。
この保健室シャワーがあるのか知らなかった。初耳だなぁ、と思いつつ、電気ポットを発見したので、お湯を拝借した。
3分間待ってやっているうちに、水の音が聞こえ始めた。
シャワーの音だ。知ってた。
保健室にシャワーがあるのは何故だろうか。普通はそんなもの無いような気がするが、そんなことはどうでもいいのかもしれない。美少女が壁1枚先の部屋で体を洗っているのだ。一挙手一投足の僅かな音の揺れ動きを聴きもらさず、心の目で見ることが急務というものだ。
そう言えば、先生が惨たらしく死んでいるのだが、これから俺はどうすればいいのだろうか。
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「あんたどういう神経してんのよ。こんな時に食事って。」
シャワーを浴びて、バスタオル1枚の少女は戻ってくるなりそう言った。
さっきは血が滴っていたが今は水が滴っている。
「腹はどんな時もすくものだ」
「……人間……よね?」
「何故、引いている。失礼な。生まれてこの方人間だ」
「はぁ、もういいわ」
「というか、状況を説明して欲しいんだが、お前は誰なんだ。先生は人間じゃないのか。」
「吸血鬼よ。私も、そこで寝ている真理子もね。ほら、いい加減起きなさい、真理子。いつまで死んだフリしてるの」
先生がむくり、と起き上がった。




