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3「カップ麺とシャワーとバスタオル」

何をしているかと言うと、カップ麺を食べていた。

そう言えば、お昼食べてないんだよなぁ、何かない?と血まみれの少女に向かって言ったら、心底呆れたような目をしていた。棚からカップ麺を取りだし、俺に放り投げたかと思うと、


「シャワー浴びてくる」


と一言。

この保健室シャワーがあるのか知らなかった。初耳だなぁ、と思いつつ、電気ポットを発見したので、お湯を拝借した。

3分間待ってやっているうちに、水の音が聞こえ始めた。

シャワーの音だ。知ってた。

保健室にシャワーがあるのは何故だろうか。普通はそんなもの無いような気がするが、そんなことはどうでもいいのかもしれない。美少女が壁1枚先の部屋で体を洗っているのだ。一挙手一投足の僅かな音の揺れ動きを聴きもらさず、心の目で見ることが急務というものだ。

そう言えば、先生が惨たらしく死んでいるのだが、これから俺はどうすればいいのだろうか。


▼▲▼


「あんたどういう神経してんのよ。こんな時に食事って。」

シャワーを浴びて、バスタオル1枚の少女は戻ってくるなりそう言った。

さっきは血が滴っていたが今は水が滴っている。

「腹はどんな時もすくものだ」

「……人間……よね?」

「何故、引いている。失礼な。生まれてこの方人間だ」

「はぁ、もういいわ」

「というか、状況を説明して欲しいんだが、お前は誰なんだ。先生は人間じゃないのか。」

「吸血鬼よ。私も、そこで寝ている真理子もね。ほら、いい加減起きなさい、真理子。いつまで死んだフリしてるの」


先生がむくり、と起き上がった。


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