2「白髪紅眼と血と足蹴」
「学校で食事するのやめてっていってるでしょう」
静止の声。
そこに現れたのは、白い髪と赤い目をした少女だ。
あれ、さっきの美少女だ。
「あ、しましまパンツの子」
「……今日だけ特別に許可しようかしら。食べていいわよ、それ」
「ごめなさいたすけてくださいおねがいします」
「頂いちゃっていいのぉ?そうだったらとっても嬉しいわ」
「ダメに決まってるでしょ。そいつが気持ち悪いこと言うもんだから、ついよ。つい言っちゃったの。訂正するわ。そういうルールのはずよ」
「ルールなんて何故あるのかしらねぇ。煩わしいわぁ。」
「不服と言うなら心臓抉るわよ」
「怖いこというのね」
先生は俺の首筋をゆっくりと舐め上げた。
「百合花ちゃん、この子にご執心なのね。たしかに美味しいではあるのだけれど、あなたがわざわざ出向くんですもの。きっとそれ以上の上モノなんでしょうね。うふふ。なんだか、とってもとぉっても、」
突如殺気がほとばしる。
「欲しくなっちゃった」
閃光。
先生が少女に襲いかかっていた。
いつの間にか手にサバイバルナイフをもっている。
しかし、俊敏に避ける少女。
目にも止まらない連撃を繰り出すが、紙一重ところでかわす。
「んもぉ、逃げちゃダメぇ。困っちゃう。」
少女の頬、すうっと血が滴る。
先生は、ナイフを愛おしそうに舐めると、高揚して息を漏らす。
「んふ、おいしい」
「調子に乗らないで」
少女が殺気を放ったかと思うと、先生は胸をつら抜かれていた。
手刀、というのだろうか。
少女の華奢な手が、先生の心臓部を抉り、貫いている。
「お前、何してんだよ。血が…先生が!!」
「……いま捕食されそうになっていたのよ。状況はわかっているかしら?」
「そうだけどさぁ、だって先生だぜ……」
「……」
「こんなのってないぜ、ちくしょう……」
「……気持ちは察するけど、人間とは別の存在なのよ。だから、」
「もう先生のおっぱいを拝めないなんて……」
足蹴。足蹴。足蹴。足蹴。足蹴。
「なんなのよ、胸なの?馬鹿なの?そこじゃないでしょ!!」
「痛い痛いやめろ。だって、あのエロさはたまんないじゃんかっ?(泣)それをお前はぁぁああ(泣)」
「死に晒せ変態!!」
肩で息をしながら、興奮気味で俺に足蹴をかました少女はなんかすごい殺気(?)を俺に向けていた。
「というか、私に対しては何もないの!!?私に対しては何か言うことないの?」
「あー、目すっげぇ綺麗だよな」
「なっ」
「髪もめっちゃ綺麗だ。肌も。全部?」
足蹴。足蹴。足蹴。足蹴。足蹴。
「違うでしょ。状況見なさいよ。何を、考えてるのよ 、もうっ」




