第三話:僕はどうやら女王ではなく王女のペットのようです
第三話投稿となりました。今回も最後まで読んでってみてください。
〜その頃女王たちは〜
「どうしたのですか?」
「いや、なんでもありません」
「そうですか……」
「それより早くマッシュのことを話してください!」
「わかりました。では話させていただきます」
「はい、お願いします」
「まず最初に彼がここにいる理由は、私が彼を気に入ったからです」
「なっ!?」
「どうしましたか?」
「い、いえ、なんでもありません」
「そうですか、なら続けさせてもらいます。それともう一つ重要なことがありまして、彼は私が呼び寄せた」
「なっ!なんのためにですか!!」
「それはまだ話すことができません」
「どうしてですか?」
「それが私の仕事だからです」
「わかりました。とりあえずあなたの言い分は理解できました」
「ありがとうございます」
「でも、マッシュがいなくなったら私はあなたを許しませんからね」
「わかっております。なので彼には別の任務を与えています」
「別の任務とはなんですか?」
「それは……」
「女王様の伝書鳩的な任務です」
「えっ?まぁいいや、わかりました」
「彼のことは任せますわ」
「かしこまりました」
マッシュは部屋に戻り、待っていた。
「まだかな〜」
コンッコンッ
「はーい」
ガチャ
「お待たせいたしました。お部屋のご用意ができましたのでこちらへどうぞ」
「はい、ありがとうございます」
そして僕はメイドさんについて行き、ある扉の前についた。
「ここが貴方のお部屋となります」
そこには大きなベッドがあった。
「えっと、あの、これはなんですか?」
「この部屋にあるものは自由に使ってもらって構いません」
「あっはい、わかりました」
『ガチャ』
鍵を閉められてしまった。
「すみません。上の方の指示なので」
「はい、わかりました。ありがとうございます」
「では、ごゆっくり」
そう言って彼女は出ていった。
「さてと、どうしようかな?」
僕はやることがなく眠りについた。
次の日 朝起きると、隣に女の子が寝ていた。
女王に似ている、とてもきれいな格好だ。
「えっと、誰?」
「おはよう」
「あっ、はい、おはようございます」
「そんなに緊張しなくてもいいよ」
「はい、わかりました」
(僕は彼女が何者かを聞こうとした)
「ところで君は一体何者なんだ?」
「私は、この国の王女だよ」
「なっ!!本当か?」
「うん」
「そうか。ところで君は僕に何をするつもりだ?」
「何もしないよ。ただ君に興味があるだけ」
「そっか、じゃあ僕は君のことをなんて呼べばいいんだ?」
「うーん、そうだね〜よし決めた、君はこれから私のペットになるんだよ」
「はっ!?女王のペットじゃないのか」
「違うよ。女王が私にくれたんだもん」
「そうだったんだな」
「ペットは飼い主の言う事を聞くものなんだよ」
「わかったよ」
「じゃあ早速だけど、ご飯を食べに行くからついて来て」
「どこへ行くんだ?」
「食堂だよ」
「なぁ、ちょっと待ってくれないか?」
「ダメ、ほら行くよ」
「はい、わかりました」
(どうやら彼女はこの部屋の鍵を持っているようだ)
〜移動中〜
「着いたよ」
「ここが食堂か?」
「そうだよ」
「なぁ、一つ聞きたいことがあるんだけどいいか?」
「いいけど、あとでね」
「はい、わかりました」
「じゃあ、行ってくるからここで待っていてね」
「はい、わかりました」
数分後……
「ごめん。遅くなった」
「あっ、おかえりなさい」
「それで話したいことって?」
「ああ、実は……」
僕は彼女に向かって走り出した。
「危ない!」
『ドンッ!!』
「大丈夫か!?」
「な、なんとか生きてるみたい……」
「よかった……」
「それよりどうして私を助けてくれたの?」
「それは……」
「なっ!なにこれ!?」
「どうした!?」
「この首輪から鎖が伸びてるの!」
「なっ!なんでこんなものが!!」
「わからない。でも今はここから逃げよう」
「わかった」
僕は彼女の首輪を外しおんぶして走った。
「ねぇ、どうして私を背負っているの?」
「だって君の足は折れているじゃないか」
「でも、私が背負われるよりは……」
「いいから、気にするなって」
「ありがとう……」
僕は自分の部屋まで走って行った。
〜マッシュが戻る30分ほど前女王たちは〜
「どうしました?」
「マッシュがいないのです」
「えっ!それは大変ですわね」
「はい……」
「仕方ありませんわね。他の人に探させましょう」
(その顔はとても悲しそうな顔をしていた)
「はい……」
「早く人を手配して!!」
「はい!!」
「マッシュがいなくなった、探してくれ」
兵士は同僚3人に依頼した。そして彼らは捜索を開始した。
その頃マッシュはというと……。
「ハァ、ハァ、やっと着いた」
「ここは?」
「僕の部屋だよ」
「ここがあなたのお部屋なの?」
「食堂に行く前に居た部屋だよ」
「そうだったかしら?広いからすぐ迷子になっちゃうのよ」
どうやら、彼女は方向音痴のようだ)
「そうなのか」
「とりあえずベッドに座ってくれ」
「うん、わかった」
「痛くないか?」
「少し痛みはあるわね」
「なら、湿布を貼ろう」
「えっ!そんなことできるの?」
「まぁ、見ててくれ」
僕は彼女に湿布を貼り、包帯を巻き始めた。
「えっと、これをこうしてっと、よし出来たぞ」
「すごい!!本当に治ったよ!!」
「これで大丈夫だろう」
「ありがとう、あなたは命の恩人よ」
「別にいいよ」
「みっ、見つけたぞ」
そこには4人の兵士が立っていた。
「貴方達は?」
「この城の兵士だ。お前を拘束させて貰おう」
「なぜですか?」
「この国の王女様を連れ回しているからだ」
「そっ、そんな!!連れ回すなんてとんでもない!!ただ助けただけです」
「嘘をつくんじゃない」
「本当ですよ」
「私から来たのよ」
「えっ」
兵士たちは動揺しているようだ。
「あんまり騒ぐとお母様が黙ってないわ」
「申し訳ありませんでした。では、失礼します」
兵士たちは去っていった。
「あの、一つだけ聞いてもいいですか?」
「はい、いいですよ」
「あなたの名前はなんて言うんですか?」
「私はアリス・フォン・ロンドよ」
「そうだったのか、俺はマッシュだ。よろしくな」
「こちらこそ」
「じゃあ、もう夜も遅いし寝るか」
「うん、そうだね」
「それじゃあお休み」
「おやすみなさい」
(この日僕には新しい友達ができた。いや、王女を友達と言っていいのだろうか?)
面白かったでしょうか?
ハロウィンも近づいてきましたね。私は友達と遊ぶ予定です。皆さんは何をして過ごされるのですか?もしよかったら感想欄で教えてくださいね。
ではまた、明日お会いしましょう。




