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          16 神

 マリエールは創造神に喧嘩を売って創造神の能力、魔法、知識を得た。真の万能者になったマリエールは宇宙は一つではない事を知った。

            16  神


 勿論マリエールは天地を創造したわけではない。創造者は創造出来るだけで天地を創造したわけではない。創造神は別にいるわけだ。しかし創造神は創造者と違って宇宙に遍在している。直接会える存在ではない。マリエールは当初あまり創造神に興味がなかったが宇宙に遍在しているなら宇宙の事はマリエールよりも創造神の方が詳しい事に気付き、創造神との接触を試みる事をした。万能のマリエールである。出来ない筈がない。先ずは普通に連絡を取ってみた無反応である。これは連絡が取れていないのではない。敢えて反応をしないのである。次は創造神を滅ぼす事にした。滅ぼしてから亡き骸を拾えば何か判るだろう。なにせ万能の存在なのだから。本気で創造神を滅ぼす気でいる事が判ったのだろう。なにせ同格の存在だ。反応を示さない事で本気で滅ぼしかかるとは普通考えないだろう。創造神が反応した。

「待て待て、話せば判るだろう。何のようだ。」

創造神は少し慌てたようだ。

「お前の能力、魔法、知識を寄越せ。」

無礼にもほどがある。いきなり能力、魔法、知識を寄越せとは。暫く黙っていると再び本気の殺気が籠もって来る。神が人間に殺されるとは思えないが相手は万能者どんな事が起こるか判らない。

「判った。お前に私の能力と魔法と知識を与えよう。贖わず受け取れ。」

これでマリエールは宇宙の全てを知った。真の万能者となった。

 マリエールが真の万能者になった時、創造神は沢山ある宇宙の一つを作ったにすぎない事が判った。つまり別の宇宙にも行けるし別の宇宙を作る事も出来る。取り敢えず別の宇宙に行く事にした。

 別の宇宙への入口は今の宇宙が出来る前に遡って時も空間もない世界から違う宇宙に至る。違うビッグバーンから始まる。宇宙も時も場所も選びたい放題だ。

 一つの宇宙、一つの時、一つの場所を選んだら隣にアレン目の前に魔王がいる。不思議な既視感、抱えた後悔、やり直せと言っいるのだろうか。魔王をどうすればいいのだろうか。マリエールは真の万能者できない事は何もない。望むのは父親が正気になり父親自身が魔王を消し去る事だ。マリエールやアレンが魔王を討伐する事ではない。マリエールはその願いを込めて、

「天にまします我らが父よ願わくば我が父男爵を正気に戻し男爵自ら魔王を消し去る事を望みます。ホーリーライト。」

前と同じ光景だが父親は死んでいない事が判る。別の道が開かれた。暫くこの世界で生きよう。

 アレンは魔王がいなくなって男爵が死んだと思っている。マリエールは、

「アレン兄さん、お父さんは元気よ。正気に戻ったわ。アレン兄さんは信じないかも知れないけど。帰れば判る事だわ。」

アレンは信じられないようだが、

「それは良かった。」

と応じた。

 男爵の元に戻った。男爵は正気に戻っていた。15の転移陣の終点は池が溢れている。男爵領は生き返り発展の兆しが見えてきた。男爵は、

「今まで欲に目が眩んでいたようだ。これからは領民のために生きていくつもりだ。アレン、マリエール、力を貸して欲しい。」

2人は心良く了承した。

 一つの宇宙、一つの時間、一つの場所を選ぶと隣にはアレン目の前には魔王がいた。父親が正気になって父親自身が魔王を消し去る事を願った。

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