10 会談
マリエールは王都の冒険者ギルドのギルド長に男爵領の冒険者ギルド創設を打診に出掛けた。マリエールが幼すぎて受付嬢もギルド長も驚いた。
10 会談
マリエールは王都の冒険者ギルドにギルド長と会談するためにギルドを訪ねた。受付嬢に用件を告げるが受付嬢は驚いたようだ。受付嬢は用件は聞いているがマリエールこんなに幼いと思っいなかったようだ。実は13歳だけど妖精女王の呪いで12歳のままなのですと言っも何にもならないだろう。暫くすると受付嬢はマリエールをギルド長室に案内した。ギルド長も受付嬢と同じ顔している。マリエールは、
「お忙しい中会談に応じて頂きありがとうございます。私は男爵の娘マリエールと申します。最近男爵領にも魔獣が出現してその対応に苦慮しております。領だけでは対応が難しく冒険者ギルドにご指導頂きたいと参上しました。費用その他ご負担はお掛けする気はありません。ただ海辺の街に作る冒険者ギルドを王都の冒険者ギルドの一員とお認め頂き冒険者の身分や魔石や素材の買い取り依頼報酬などのギルドの役割を同じにして頂きたいとお願いに参上しました。魔石や素材の買い取りや依頼報酬についてはこちらで負担します。男爵領で作る冒険者ギルドをお認め頂き冒険者の身分だけでも王都の冒険者と同じにして頂くだけでも構いません。またご指導もお願い申し上げます。色々ご相談したい事があります。基本的な合意が出来れば詳細は、男爵領より王都の冒険者ギルドに登録しました冒険者チームに任せようと考えております。」
ギルド長はマリエールの弁舌が爽やかで流暢なのに感心した。言っている内容も理路整然としている。ギルド長は、
「内容は理解した。きみを疑う気はないがきみは幼く見える。当初の説明としては文句のつけようがないが事が事だけにはいそうですかというわけにはいかない。冒険者や男爵と相談して決めるつもりだ。建物は何時出来るのかな。」
ギルド長はマリエールを労るように話す。マリエールは、
「ここのギルドを参考にして作り始めています。既存の建物を利用するので手間が掛かりません。来月には完成します。それに職員もここ出入りしている冒険者を予定しています。王都ギルドに馴染がありますしギルド長や受付嬢の方とも面識がありますから上手くいくと思います。」
男爵領の出身者で王都で冒険者として活動しているのは彼女達しか思い付かない。ギルド長は、
「若手Aランク冒険者の彼女達をギルド職員として働かせるのか。」
何と勿体ない使い方ではないか。他に人はいないのか。マリエールは
「どんどん男爵領の者を王都冒険者ギルドに送ります。ご指導ご鞭撻をお願いします。」
ギルド長は頷くのみだ。ギルド長は別の事を聞いてきた。
「男爵領は広くて人口が少ない。土地が潤うと魔獣の増加が危惧されるな。」
マリエールは、
「だからこその冒険者ギルドです。王都などでは冒険者が多すぎてオークなどが不足ぎみだと聞きました。男爵領で豊富なら移り住む冒険者もいるのではないてしょうか。」
ギルド長は感心した。この子はそこまで考えて冒険者ギルドの創設を願ったに違いない。
ギルド長は、男爵領の水不足が解消して土地が潤うと魔獣が増え過ぎて人間に被害を与える事あるかも知れないと思った。だからこその冒険者ギルドだ。




