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天翔雲流  作者: NOISE
不死鳥の如く
1861/1865

天上の刀達……!

 光秀が、気を利かせ、茶釜を持つと言っているのだが、信長は、子供の様に、自分で持って帰ると言う。

 そして、

「邪聖よ!景虎達を呼べ!盛大な、茶会を開くぞ!!」

「はいはい……。二か月後に、ドーラの奴が、各国の王族に、ヒヒイロカネの武器を、献上します。その時まで、待って下さい」

「むう……。仕方が無いのう。為らば、童達に、茶の道を、教えてやるかのう?」

 この日から、シルフィール家では、お茶が、ブームに成る。

 和菓子は、俺が、作るのだが……。

 これでも、結構、忙しいのだがなぁ……。



 怒涛の二か月が過ぎた。

 ドーラのおっちゃんは、本気だ。

 あの酒好きが、この二か月、酒を断って、ひたすらに、刀剣を造っていたのだ。

 そして、二か月……。

 また、俺の戦場が、始まる。

 各国の王族達の、来日。

 今回は、最初から、義元と氏康が、来ている様だ。

 食事の前に、茶会だと、信長の奴が、得意満面に、ヒヒイロカネの、茶釜を出す。

 葉っぱ三枚、湯を沸かせ、皆を驚かせる。

 和菓子は、俺が作ったのよぉ。

 信長の奴は、どんどん、我が儘が、酷くなる。

 しかし、まあ、茶会は、大盛り上がりだ。

 景虎達は、特に……。

 義元も、

「信長よ。もう、仕官の話は言わぬから、その茶釜を、儂にくれぬかのう?」

「駄目に決まっておろう!!」

 子供の様に、大騒ぎ。

 景虎も、ソワソワしている。

 俺は笑い、

「さて、皆様に、エネス国から、友好の証として、献上品があります。ドーラ!」

 俺の言葉に従い、ドーラが、お弟子さんと共に、幾つもの、ヒヒイロカネの武器を、屋敷の広場に広げる。

 目を輝かす一同。

 俺は、満足げに頷き、

「全て、我が国で取れた、ヒヒイロカネで出来た、武器です。全て、伸縮の法が、掛けられております。皆様、気に入った物を、手に取って下さい」

 景虎を先頭に、我先にと、武器へと走る、重鎮達。

 俺は、セナの手を引き、

「セナも、愛用の武器を、一つぐらいは、持つとしようか?その代り、いざと言う時以外は、人に向けては駄目だぞ」

「うん♪」

 セナは、目を輝かせ、一つの、ロングソードを、手に持つ。

 光り輝く、ロングソード。

 セナの手に収まり、

「セナ、これが良い!」

「ははは!とても、精悍ですよ」

 俺は、ロングソードを、セナの腰にかけてやり、優しく、セナを、抱き上げる。

 満面の笑顔のセナ。

 一通り、全ての者達に、武器が、手渡された様だな。

 ドーラの、思惑通りだ。

 ドーラが、一人一人を、思い浮かべ、創り上げた逸品達。

 各々の手に、渡った様だ。

 景虎は、刀を掲げ、盛大に笑う。

「天上の刀、我が手に、収まりけり!」

 その言葉に、一同が、武器を、天に掲げる。

 セナもまた、それに倣い、ロングソードを、天に掲げる。

 やれやれ……。

 今回も、盛大な、祭りに成りそうだ……。


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