無限であり続ける理由……。
グラードの能力は、使いようによっては、豊饒な大地を、生み出す事が出来る様だ。
グラードの力は、大地に混在する、異物を集めて凝縮し、宝石などに、変換させるのだ。
その応用で、アダマンタイトなどの、鉱石すらも、生み出す事が出来る。
その上、それ等の異物を無くした大地は、植物の発育に、丁度良い、土壌に変わるのだ。
植物が育てば、動物達も、命を育む。
勿論、それだけでは無い。
これも、応用であるが。指定すれば、有毒なモノが有れば、それすらも集め、固形化して、排除してくれるのだ。
また、その能力は、海にまで、及んでいる。
故に、塩の生産も、可能とするか……。
これは、とんでもない、拾い物をしたぞ。
島国である、エネス国で、国直轄の、塩の生産が、可能と成ったのだ。
これで、国庫が、更に潤う。
純度の高い、エネス国の塩は、瞬く間に、各国へと、広がるだろう。
各種、宝石、鉱物、そして塩。
国は、潤ったが、俺の頭の中は、大変な事に成っている。
俺を除けば、初めての、男友達に、朧は、大喜び。
朧の加護により、グラードは、覚醒を果たす。
グラードの力は増大し、その力は、アルシファードを超え、多重の、並行世界にまで、及ぶ事と成った。
まあ、イヴとリースも、似たようなものだ。
イヴは、あらゆる世界を、監視できるようになり。懐かしの、ネガレカとも、頻繁に、交信している。
ネガレカは、あいも変わらず。イヴを通して、俺の潜在能力を、解放しては、楽しんでいる。
リースの方はと言うと、あらゆる世界の、武具、戦術、武術をインプットし、俺の頭の中に、流し込んでくる。
正直、俺の頭の中は、パンク寸前だ。
本当、皆、好き勝手してくれる。
俺は、クラつく頭を押え、
「頼むから、自重してくれ!」
「「「駄目に決まっているでしょう!もっと、頑張って下さい!!」」」
イヴ達、イザナミ達の所為で、どんどん、聞き分けが無くなっている。
イヴは、膨れっ面で、
『ジャショウは、唯一神なのですから、朧ちゃんを見習って、もっと、勉強するべきです!』
「はぁ……。今は、まだ、人間だ……」
人の欲望は、限りを知らない。
しかし、俺は、今在るモノだけで、十分だ。
まあ、まだまだ、強く成りたいが……。
悟る俺の魂が、決して見えぬ、底を映し出す。
俺は驚き、硬直してしまう。
そんな俺に、朧は、クスクス笑い、
『ね♪ジャショウお兄ちゃんの魂に、底なんて、無いんだよ♪僕達も頑張るから、一杯頑張ろう?』
はぁ……。
無茶を言う……。
やれやれ……。
邪聖・シルフィール!
人々の為に、無限であり続けようか……。




