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天翔雲流  作者: NOISE
不死鳥の如く
1858/1865

無限であり続ける理由……。

 グラードの能力は、使いようによっては、豊饒な大地を、生み出す事が出来る様だ。

 グラードの力は、大地に混在する、異物を集めて凝縮し、宝石などに、変換させるのだ。

 その応用で、アダマンタイトなどの、鉱石すらも、生み出す事が出来る。

 その上、それ等の異物を無くした大地は、植物の発育に、丁度良い、土壌に変わるのだ。

 植物が育てば、動物達も、命を育む。

 勿論、それだけでは無い。

 これも、応用であるが。指定すれば、有毒なモノが有れば、それすらも集め、固形化して、排除してくれるのだ。

 また、その能力は、海にまで、及んでいる。

 故に、塩の生産も、可能とするか……。

 これは、とんでもない、拾い物をしたぞ。

 島国である、エネス国で、国直轄の、塩の生産が、可能と成ったのだ。

 これで、国庫が、更に潤う。

 純度の高い、エネス国の塩は、瞬く間に、各国へと、広がるだろう。

 各種、宝石、鉱物、そして塩。

 国は、潤ったが、俺の頭の中は、大変な事に成っている。

 俺を除けば、初めての、男友達に、朧は、大喜び。

 朧の加護により、グラードは、覚醒を果たす。

 グラードの力は増大し、その力は、アルシファードを超え、多重の、並行世界にまで、及ぶ事と成った。

 まあ、イヴとリースも、似たようなものだ。

 イヴは、あらゆる世界を、監視できるようになり。懐かしの、ネガレカとも、頻繁に、交信している。

 ネガレカは、あいも変わらず。イヴを通して、俺の潜在能力を、解放しては、楽しんでいる。

 リースの方はと言うと、あらゆる世界の、武具、戦術、武術をインプットし、俺の頭の中に、流し込んでくる。

 正直、俺の頭の中は、パンク寸前だ。

 本当、皆、好き勝手してくれる。

 俺は、クラつく頭を押え、

「頼むから、自重してくれ!」

「「「駄目に決まっているでしょう!もっと、頑張って下さい!!」」」

 イヴ達、イザナミ達の所為で、どんどん、聞き分けが無くなっている。

 イヴは、膨れっ面で、

『ジャショウは、唯一神なのですから、朧ちゃんを見習って、もっと、勉強するべきです!』

「はぁ……。今は、まだ、人間だ……」

 人の欲望は、限りを知らない。

 しかし、俺は、今在るモノだけで、十分だ。

 まあ、まだまだ、強く成りたいが……。

 悟る俺の魂が、決して見えぬ、底を映し出す。

 俺は驚き、硬直してしまう。

 そんな俺に、朧は、クスクス笑い、

『ね♪ジャショウお兄ちゃんの魂に、底なんて、無いんだよ♪僕達も頑張るから、一杯頑張ろう?』

 はぁ……。

 無茶を言う……。

 やれやれ……。

 邪聖・シルフィール!

 人々の為に、無限であり続けようか……。


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