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天翔雲流  作者: NOISE
不死鳥の如く
1832/1865

本当のお前は……?

「前門、照準を、敵船団に合わせ……。放て!!」

 ヨセフの奴、強固に出やがった!

 海上からの、エネス侵略!

 しかし、相手に為らないな。

 エネス国は、すっぽり、防御幕に守られ、一方的な戦い。

 船団の質も、飛竜部隊の質も、こちらの方が、圧倒的に上!

 何度も言うが、相手に為らないな。

 これは、陽動で、陸路から、刺客を潜り込ませるか?

 それもまた、杞憂に終わった。

 何がしたいのだ……?

 次々と、スターリーの船が、撃沈してゆく。

 殆ど、城壁からの、魔導砲の掃射で、かたが付いた。

 飛竜部隊の方も、我が方の飛竜部隊により、鮮やかな手並みで、人間だけを殺し、飛竜は回収。訓練にも、なりゃしねえ。

 ただ、飛竜を貰っただけの、何の意味の無い、戦闘であった。

 これで、南スターリーとエネスは、完全に、敵対関係か。

 我が船団は、そのままの勢いで、スターリーの港を、次々と、破壊してゆく。

 これで、南スターリーは、エネスとの接点を、完全に失った。

 災いの種が、一つ、無くなったと言う事だ。

 多くの血が流れた……。

 多くの命が、失われた……。

 俺も、ヨセフ同様、多くの者達に恨まれ、玉座に座る。

 ああ、この戦いに、何の意味があったのだろうか……?



 ヨセフも、人の子か……。

 セナ達を失う事を、強く、恐れていると見える。

 あの闘いの後、我が下に、一通の、書状が届いた。

 今回の戦いは、部下が、勝手にやった事。故に、今まで通り、セナ達を、大切に、預かって欲しいと……。

 今更何を……。

 この戦いに、セナ達は、関係無い!

 セナには、王と成るべく、今まで通り、勉学を励ませる。

 以上を、ヨセフに伝える為に、イヴに手伝ってもらい、映像を送る。

 安堵する、ヨセフの表情。

 まだ、お前にも、そんな顔が、残っていたのだな……。

 ヨセフは、ただ一言、

「よろしく頼む……!」

 ヨセフよ……。

 俺は、お前の本心が、さっぱり分からねえよ……。

 玉座に座る、ヨセフの姿は、正に、王の姿だ。

 お前は、いったい、何なんだ?

 王か?狂人か?

 本当のお前は、何を望む?

 出来る事なら、お前が、王であって欲しい。

 俺の甘さか……?

 未完の王よ。

 お前の望む未来が、俺には、さっぱり、見る事が出来ないよ……。


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