海上大橋、一瞬で完成!
「で、馬鹿犬!設計図は見たけど、こんな物を創れるの?今まで、見た事の無い、建造物だけど」
「んあ?カーラ王朝時代に、似た様なモノが有った。イヴの助けで、今の俺なら、作成可能だ」
「本当、イヴちゃん達って、有能よねぇ。それなら、さっさと創りなさい!」
「俺の事も、褒めても良いのよ?」
「設計したのは、ヨシカ達でしょう?技術を、教えてくれたのは、イヴちゃんでしょう?あんたは、創れて、当然なのよ!!」
「なんちゅう、言い草だ……」
俺は、深々と、ため息をつき、全員を、錬気の珠に居れ、空中に浮く。
さてと……。
建設予定地に、人や船は、存在しないな?
俺は、深く息を吐き、
「過去を巡りて、新たな命を、誕生させよ……!あるべきモノは、在るべき場所に!!」
俺の、言霊と共に、海が二つに割れ、巨大な橋が、建造されてゆく!
あっという間の事だった。
光り輝き、海が、元の姿に戻った頃、その大橋は、誕生した!
ヨシカ達は、見慣れたものだ。
自分達の、設計図通りだと、興奮している。
対する、アルテイシア達は、この現象を見て、ただただ、呆然としている。
俺は、首を傾げ、
「おい、出来たぞ?これで満足か?折角だから、関所も、創ってやろうか?」
「ば……」
「ば?」
「馬鹿犬!こんな事が出来るなら、アリネの街も、改造しなさい!!」
「それは、自分達でやれ!」
空中で、地団駄を踏む、アルテイシア。
俺は、苦笑し、指を、パチンと鳴らす。
一瞬で、ギリセア側に、関所が、誕生した。
俺は、ローラの方を向き、
「関所は、あんな感じで、大丈夫か?」
「へ?は?あ、はい!十分です!!直ぐに、兵を、派遣したいと思います!」
ローラも、テンパっているなぁ。
エリア達や、十三部隊は、最早、口を開けたまま、何も言わない。
さてと……。
問題は、無い筈だが……。
エネス側から、橋の強度と、安全を確認する為、派遣部隊を、結成させるか……。
ローラは、エリア達を連れ、急ぎ、ギリセア王城へと戻った。
突如として現れた、巨大で異質な、この橋で、ギリセアの民は、パニックを起こしている。
エリア達は、それを鎮め。ローラは、関所へと、兵を送る。
アルテイシアの奴、全部、ローラ達に任せ、アメルと一緒に、橋を歩いて、興奮している。
はぁ……。
まあ、別に、良いんだけどね……。
ヨシカ達も、似たような感じだ。
俺の力を、知っていたが故に、前もって、派遣部隊を結成させていた。
命令も、行き届いている。
橋が、完成したと同時に、第一の門から、派遣部隊が、出発した様だ。
やれやれ……。
エネス、ギリセア共に、仕事は、早いんだよなぁ……。
やる事、しっかりやっているから、文句も言えねえ。
まあ、こいつ等が、満足するまで、橋の上で、のんびり待っているか……。




