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天翔雲流  作者: NOISE
降りかかる火の粉
1818/1865

海上大橋、一瞬で完成!

「で、馬鹿犬!設計図は見たけど、こんな物を創れるの?今まで、見た事の無い、建造物だけど」

「んあ?カーラ王朝時代に、似た様なモノが有った。イヴの助けで、今の俺なら、作成可能だ」

「本当、イヴちゃん達って、有能よねぇ。それなら、さっさと創りなさい!」

「俺の事も、褒めても良いのよ?」

「設計したのは、ヨシカ達でしょう?技術を、教えてくれたのは、イヴちゃんでしょう?あんたは、創れて、当然なのよ!!」

「なんちゅう、言い草だ……」

 俺は、深々と、ため息をつき、全員を、錬気の珠に居れ、空中に浮く。

 さてと……。

 建設予定地に、人や船は、存在しないな?

 俺は、深く息を吐き、

「過去を巡りて、新たな命を、誕生させよ……!あるべきモノは、在るべき場所に!!」

 俺の、言霊と共に、海が二つに割れ、巨大な橋が、建造されてゆく!

 あっという間の事だった。

 光り輝き、海が、元の姿に戻った頃、その大橋は、誕生した!

 ヨシカ達は、見慣れたものだ。

 自分達の、設計図通りだと、興奮している。

 対する、アルテイシア達は、この現象を見て、ただただ、呆然としている。

 俺は、首を傾げ、

「おい、出来たぞ?これで満足か?折角だから、関所も、創ってやろうか?」

「ば……」

「ば?」

「馬鹿犬!こんな事が出来るなら、アリネの街も、改造しなさい!!」

「それは、自分達でやれ!」

 空中で、地団駄を踏む、アルテイシア。

 俺は、苦笑し、指を、パチンと鳴らす。

 一瞬で、ギリセア側に、関所が、誕生した。

 俺は、ローラの方を向き、

「関所は、あんな感じで、大丈夫か?」

「へ?は?あ、はい!十分です!!直ぐに、兵を、派遣したいと思います!」

 ローラも、テンパっているなぁ。

 エリア達や、十三部隊は、最早、口を開けたまま、何も言わない。

 さてと……。

 問題は、無い筈だが……。

 エネス側から、橋の強度と、安全を確認する為、派遣部隊を、結成させるか……。



 ローラは、エリア達を連れ、急ぎ、ギリセア王城へと戻った。

 突如として現れた、巨大で異質な、この橋で、ギリセアの民は、パニックを起こしている。

 エリア達は、それを鎮め。ローラは、関所へと、兵を送る。

 アルテイシアの奴、全部、ローラ達に任せ、アメルと一緒に、橋を歩いて、興奮している。

 はぁ……。

 まあ、別に、良いんだけどね……。

 ヨシカ達も、似たような感じだ。

 俺の力を、知っていたが故に、前もって、派遣部隊を結成させていた。

 命令も、行き届いている。

 橋が、完成したと同時に、第一の門から、派遣部隊が、出発した様だ。

 やれやれ……。

 エネス、ギリセア共に、仕事は、早いんだよなぁ……。

 やる事、しっかりやっているから、文句も言えねえ。

 まあ、こいつ等が、満足するまで、橋の上で、のんびり待っているか……。


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