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天翔雲流  作者: NOISE
降りかかる火の粉
1817/1865

海上大橋設計図

「あんた、今年も、忘年会をするのでしょう?」

「んあ?」

 アルテイシアが、にやにや笑っている。

 勿論、忘年会は、やりますとも。

 俺は、首を、縦に振る。

 アルテイシアは、満面の笑顔で、

「隣国に成った事だし、今回からは、私達は、三日前から、遊びに来るわよ♪」

「はあ?忘年会だけで、十分だろう?」

「駄目よ!今回からは、私も!忘年会の準備を……」

「ちょっとシア!忘年会の出し物を、考えるわよ!」

「分かった!今行く!」

 この声は、ライム……。

 最初は、あんなに、いがみ合っていたのに、今と成っては、アルテイシアとライムは、莫逆の友だ。

 また、下らない事を、考えているな?

 アルテイシアは、ライムに呼ばれ、軽い足取りで、行ってしまった……。

 ああ……。

 ガッツまで、ライムの所に……。

 はぁ……。

 今年の忘年会は、ヨセフ抜きだが、例年より、騒がしくなりそうだ……。



 橋の設計図が、完成した……。

 ヨシカ達は、やり切った顔で、倒れこんでいる。

 エイガさんまで、執務室のソファーで、爆睡している。

 人には、休め休めと、言うくせに、自分達は、これだもんなぁ……。

 設計図を、確認したが、鉄の柱に、鉄の縄。そして、コンクリートと言う物を、主に使って、作成するらしい。

 鉄は、海水で、錆びない様に、カーラ王朝時代の技術を使い、特殊加工をする様だ。

 これだけでは、イメージ出来ないな。

 俺は、イヴに、

「済まないが、これに該当する、カーラ王朝時代の建造物を、俺の頭の中に、インプットしてくれ」

『はい!任せて下さい♪検索中……。該当有り!カーラ王朝時代の、海上大橋です♪』

 俺は、頭の中で、それを確認する。

 過去の文明には、こんなモノが有ったのか……。

 俺は、一人納得し。再び、ヨシカ達の作った図面と、頭の中の橋を、照らし合わせる。

 強度、防腐処理、今の俺なら、実現出来るな……!

 全ての確認が済んだ、丁度その時、ヨシカ達が、目を覚ます。

「うぅ。寝てしまったか?」

「おお!ジャショウ殿!来られていたのですね」

「早速だが、ジャショウよ。これを創る事は、可能か?カーラ王朝時代の技術を、利用する事としたが、模倣と成る物が無い!どうしたものか……?」

「私の方から、説明しますが……。流石に、無理そうですかねぇ?」

 無理そうとか言って、何だ?その期待の眼差しは?

 俺は、ため息をつき、

「大丈夫だ……。ヨシカ達が寝ている間に、イヴに頼んで、カーラ王朝時代の建造物を、頭の中に、インプットしてもらった。防腐処理も、確認済みだ」

「「「それなら早く創りましょう!!」」」

「お、おう……」

 俺は、ヨシカ達に引っ張られ、半ば強引に、建設予定地へ、連れて行かれる。

 途中で、アルテイシア達とも、合流した。

 はぁ……。

 それじゃあ、ちゃっちゃと、創りましょうかねぇ……?


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