こいつらのクローゼットを、見てみたいものだ
ヨシカ、重治、兼続の、テンションが高い。
エイガさん達の、知恵も借りて、石造りの、巨大な橋を、設計しているのだ。
その間に、俺は、アルテイシア達の、子守をする。
王城の、中庭……。
「ヨ、ヨルム様にフィール様!お二人が、何故ここに!?」
中庭で、当たり前の様に、お茶をしている、ヨルムとフィールを見て、アルテイシアは、久々に、硬直する。
フィールは、メウルを抱き。ヨルムは、好々爺の様に笑い、
「おお!アルテイシア嬢か!儂等も、ヨセフに、愛想が尽きてのう。こっちで、暮らす事にしたのじゃ。これから、エネスは、ギリセアに、世話に成るのう。よろしく頼む!」
「は、はい!勿体無きお言葉!」
そう、ヨルム達は、こっちに、来てしまったのだ。
ついでに、お姫様ズも……。
その上、ルビアとセナも、滞在している。
セナは、セナ嬢に、駆け寄り、
「お姉ちゃんも、セナって言うの?僕もセナ!」
「こ、これは!誠に光栄です!」
あんぽんたん達は、セナ達と仲良く、遊び始める。
何だかんだと、面倒見が良いが……。
変な事を、教えるなよ?
まあ、各々、楽しんでいる様だが、
「お~い、街を案内するぞ。それから、会わせたい人が、居るのだが……。女性陣は、財布の紐を、固く、縛っておけよ?」
皆、俺の言葉に、首を傾げる。
さて、ガルガトさんと、共同経営を始めた、マリアさんに会わせたら、どうなる事やら。
マリアさんの服も、超一流だからなぁ……。
「こ、これって……!」
「うひょぉ!ガルガト爺さんとは、また、違った、最高に、クールな服だぜ♪」
ブティックラクシャ&ガルガト呉服店。
ロウナ達が、マリアさんの服を見て、激しく興奮する。
ロウカは、無表情で、黙々と、服を手に取っている。もう、片手じゃ、収まりきらない。
ある程度は、覚悟はしていたが……。
俺が、買うのだろうなぁ……。
ムーアとあんぽんたん達も、目の色を変えて、物色している。
マリアさんも、一目見ただけで、アルテイシア達の事を、気に入った様だ。
腰をくねらせ、
「あらぁん、良い子達ねぇ♪服達が、喜んでいるわぁ♪ジャショウちゃんが、買ってあげるんでしょう?いっぱい買って行ってねぇ♪」
「「「はい!いっぱい買います!!」」」
ああ……。
第十三部隊と共に、エリア達までも、首が、もげるんでは無いかと言う勢いで、頷いている。
俺は、ザグメさんに、お茶を淹れてもらい、深々と、ため息をつく。
覚悟は、していたが……。
まさか、マリアさんまで、こいつ等を、増長させるとは……。
また、冒険者の仕事を、増やさないとなぁ……。
やれやれ……。
毎度毎度、よく買う奴等だ……。
こいつ等のクローゼットを、見てみたいものだな……。




