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天翔雲流  作者: NOISE
魔王降臨
163/1865

ジャンヌ無双!!

 今、スターリーの国は揺れている……。

 表面的には分からないが、隣国、ヨーシュア共和国……。

 元宰相・サルスフォードが、密約を交わしていた国だ……。

 国境では、小さな小競り合いが頻繁に勃発し、緊張状態……。

 エルの居るユーロンの騎士は、精鋭……。

 ヨーシュア共和国討伐の為、参戦を望まれている……。

 しかし……。

 魔王の出現に、兵を割ける状態では無い。

 エルシアも、その父、ロンベル卿も前線に立ち、ゴーレムの侵攻を防いでいる。

 隠し通せる事でも無く、ロンベル卿は苦渋の選択の末、娘、エルを遣わせた。

 その結果……。

 軍部は、揺れに揺れた……。

 小さな小競り合いと言ったが、ヨーシュア共和国は前線に、主力を投入しようとしていると言う情報が上がっている……。

 こっちとしても、余力の兵が無い……。

 傭兵は……。

 鉄の杯には、五百を超える傭兵が居る……。

 俺が殴り込んだ時は、百人ぐらいだったが、他の傭兵は、前線に居た訳だ……。

 俺が殴り込んだことは、商店街を通じて、騎士達の耳にも広がった……。

 そして、前線に立つ騎士達の耳にも……。

 騎士と、鉄の杯の傭兵の間に、不和が生じる。

 国王は、鉄の杯の傭兵を前線から退け、ユーロンに送ることを決断した。しかし……。

「精強な、ユーロンの騎士が苦戦する難敵……。不純で、脆弱な傭兵を送った処で、戦線を引っ掻き回すだけの事!それより、今こそ、勇者・ジャショウ様が立つ時!」

 ジャンヌが、謁見の場に乗り込み、進言したそうだ……。

 何と言うか……。めちゃくちゃだ。

 その時、近衛兵長は、目を白黒させていたらしい……。

 同情する……。

 しかし、ジャンヌの毅然な態度と、マイペースさに、周りの人間は対応できなかったと言う……。

 何と言うか……。こいつ、無敵だな……。

 そのまま、謁見の場を掌握し、ジャンヌは、熱弁を続ける。

「敵は、魔王!瘴気に支配された者です。たかだか、数百の傭兵を送り、何になると言うのですか?進行するゴーレムを止める事は出来るかも知れません……。しかし、その後は?」

 ジャンヌの問いかけに、誰も答える事が出来ない……。

 傭兵……。

 多くは、金と命を天秤にかけ、戦場を渡り歩く者達……。

 ユーロンの騎士ですら、押し留めている事で、精一杯なのに……。

 恐らく、不利と判断したら、退いてしまうだろう……。

 無限に湧き出るゴーレム。例え、退けた所で、誰が瘴気の巣を。魔王を浄化すると言うのだ?

 ジャショウと鉄の杯の傭兵は、水と油……。

 ならば、傭兵には前線で、捨て駒になってもらった方が良い……。

 そもそも、最近の傭兵は、目に余る処がある……。

 一同が頷く。

 ジャンヌは、にっこりと笑い、

「ジャショウ様達は、一騎当千の勇!千の兵を送るより、ユーロンの者達の助けになりましょう!」


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