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学校に行くことになった。だが物作りは止めない

前回のお話ではスピカちゃんの気持ちがうまく書けませんでしたが、これはこれでいいかなと。


目。


沢山の、目。


魔物の、ではなく人間の目。顔つきからして俺と同い年。だいたい30人くらいは居る。


「では自己紹介を。」


俺は学校の教室にいて、転校生としてみんなの前で自己紹介している。いきなりすぎて分からんと思うだろうから、順を追って説明しよう。


借金も完全に返済し終わり、後はゆるゆると道具屋の店員生活、と思っていたが、ある日店に俺の両親が来たんだ。そしてなぜ、帰ってこないのか、ここでなにしているんだ、かわいくなったな、などいろんな事を言われた。そして。


『そういえば、あなた学校行ってないわよね?最近魔王率いる魔物が各地で起こす問題に、対処すべく18歳以下の子供に学校に行くことが義務ずけられたのよ~。だから行きなさい。』


とかなんとか言われてしまったのだ。そしてあれよあれよという間に入学手続きが済み、今に至るのだ。正直メンドクサイ。許されるのならあのままスピトリカに居座っていろんなモン作っていたい。だが、スピカに迷惑だろうしな。許されないんだろう。


「?自己紹介を。」


おっと、そういえば自己紹介してなかった。・・・そうだな、シンプルで良いか。


「サニア・ロードです。よろしくお願いします。」


そう言ってちょっと笑う。いや、微笑む、が正しいか。それより誰もしゃべらないこの空気は何だ?こういう簡潔な自己紹介じゃだめなのか?


「可愛い、やっと俺にも春の兆しが・・・!」

「さてまずは校舎を案内して顔を覚えてもらうか・・・。」

「きたきたきたきた・・・ぶつぶつ。」


ふう、なんて今日はいい天気なんだ、男子勢の声なんて全く持って聞こえなかったぜ。


「ちょっと何よあのコ。」

「でもなんだかお姉さまってかんじしない?」

「・・・踏まれたい・・・。」


あ、あの雲、鳥の形してる~今日は良いことありそうだな、だから女子勢の声も聞こえない聞こえない。


「あ、あと言っておくがロードは男だぞ。ロードの席はちょうど真ん中が空いてるな。そこに座ってくれ。」


全員からガーンていう音が聞こえる。そんなにショックだろうか。


俺はとりあえず無視して指定された席に座る。と、聞こえなくてもいい声が聞こえてくる。


「あれが、男?」

「そんな、俺の春がぁ・・・。」

「・・・おれは男の娘でもイケる。」

「可愛い男子可愛い男子。」

「男女総受け・・・。」

「食べたい・・・フフッ。」


大丈夫なんだろうか、この学校。


ホームルームっぽいヤツがおわり、担任が出ていく。それと同時にクラスの人間が、俺の周りに集まってくる。ああ、これは質問責めにされるんだろう。好きな食べ物から始まり、好みの異性まで。


俺の前の奴が口を開いたとき、教室のドアが開く。


「おっと、ロードに連絡だ。教員室に来い。」


「はい、今行きます!」


助かった!あのまま行けば質問フルコースは目に見えていたからな。先生ナイスタイミング!俺は急いで先生の後を付いていった。


~教員室~


「この学校の概要はもう知っているとは思うが、大丈夫だね?」


ふよふよと、宙に浮いたそこそこダンディなおやじが写っている写真が俺に話しかけてくる。・・・うん、さすがファンタジー。


「はい、大丈夫です。」


俺が通うことになったこの学校の名は、アリストス。アリストテレスみたいだが由来に関してはわからない。だがこの学校は昔から戦闘する事ができる人間を育ててきている、伝統あるマナビヤだそうだ。当然成績は、学校側から出す魔物の討伐などの戦闘試験から採点される。試験は年に4回あって、最終成績はその4回を平均的に見て下される。それによって軍に入ったりまだ見たことはないが国所属の騎士団とかに入ったりする。


「ほっほっほ、そうか。では頑張りたまえ。」


そういって写真おやじが教員室を出ていく。俺もここにはもう用は無いので出ていく。そういえば連絡とはただの確認だけ?


「まいいや。教室にもどろ。」


教室に戻ったら質問責めか?と顔を青くしながら、長くも短い廊下を歩いていった。

ここも書きたいなぁ、と思っていたところNO2です。

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