表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隠れチート、見つけました  作者: トニーひろし
第1章 異世界転移編
17/33

第17話食べる前の準備をしました。

次回は明後日の12時過ぎに第18話掲載予定です。

ブクマ、感想、評価、レビューも出来ればよろしくお願いします。





 カリカリ!

 今、俺はメモ用紙に欲しいスキルを書いていた。

 因みにフィンとレイナは何も考えずにスキルの種を食べた。


「「⋯⋯⋯⋯」」


 2人ともそこまでいいスキルではなかったようだ。落胆しているのが分かる。

 【神々の寵愛】を持つ俺の運は測定不能だからなあー。確実に欲しいスキルを得てやるぞ!

 そう思い、メモ用紙に目を移す。



***



欲しいスキル


・【空間魔法】

・【時魔法】

・【無限成長】

・【神々の肉体】

・【生命魔法】

・スキル創造系のユニークスキル



***



 【空間魔法】は地球に帰る手段として是非持っておきたい。このスキルでも帰れない時は諦めるしかないだろう。また、収納系スキルがあるのもポイントが高い。

 【時魔法】と【無限成長】は、はっきり言って俺の好みだ。この2つのスキルは『恩恵』付与の時にとても気になっていたスキルで、いつか習得したいと思っていたのだ。

 【神々の肉体】は能力値強化系のスキルだ。俺は剣と魔法の両方を使いこなしたいと思っている。魔法は【空間魔法】と【時魔法】を習得するつもりだから、近接戦闘の為のスキルをここは取るべきだと判断したのだ。

 【生命魔法】は生命を司る魔法で、回復のために欲しい。異世界での冒険は楽しみたいが、冒険に危険は付き物だ。

 俺がペンを置いたところでフィンが目の前に来た。


「マスター、【物体会話】を使って効果の詳細を聞いておいた方がいいと思います」

「――っ!? そうだな。そこまで考えが回らなかった」


 ――情報は重要だ。

 俺たちがこれから安全に冒険をするために欠かせない物だろう。

 それを分かっていながらそれに気づかったのは俺がまだまだ未熟な証拠だ。

 スキルの種を一個手に持って、俺は【物体会話】を使用する。


(聞こえますかー?)

(おー、聞こえるぜベイビー!)


 何だこいつ!?


(あなたの効果の詳細を教えて欲しいんだけど)

(断るぜ! ベイビー)


 テンションの高いキチガイが現れた。

 それと今まで物にお願いして断られたことがないから少し驚いた。


(なんでだろうか?)

(簡単に教えたら面白くないだろー?)

(何か見返りが欲しいのか?)

(そゆことー)

(で、見返りはなんだ?)

(それは勿論俺様を食べない事だぜ、ベイビー)

(それは無理だな)

(じゃあ、教えないぜ)


 無駄なテンションの高さにイライラしてきた。

 真夜中で疲れているからだろうか? 握りつぶしたくなってきた。


(分かった。他の種に詳細を聞いてみるとするよ)

(なんでだよー、ベイビー!)

(だってお前面倒くさいから。1個くらい見返りを求めず、教えてくれる親切な種がいるだろう。まあ、お前はじっくり噛んで噛んで噛みまくって跡形もなくなる程グチャグチャにしてやるがな!)

(そんな~!? 分かった、教える! 教えるから許してベイビー!)


 俺が冷たい声で言うと、スキルの種は呆気なく降参した。

 教えてもどうせ食べられるのだから種達の運命は風前の灯火である事は変わりないが、グチャグチャにされる恐怖はそんな簡単な事を気づかせないほど強烈なものだったようだ。

 ――というかアレだな。


(ベイビー言うなすり潰すぞ!)

(ヒィー)


 ベイビーって言われるとすごく腹が立つな。

 種は情けない声をあげて、震える声で詳細を俺に教えたのだった。



***



スキルの種の効果詳細


・スキルの種は食べる事でスキルを得る事が出来るアイテムである。

・スキルの種で得る事が出来るスキルはスキルと伝説級スキルとユニークスキルで、神級スキルは得る事が出来ない。(ユニークスキルとはその個体のみにしか存在しないスキルのことである)

・スキルの種で得られるユニークスキルの数は3つまでである。

・スキルの種で発生するスキルの良し悪しは『運』に左右される。

・人間だけでなく、スキルの種を魔物が食した場合もスキルは発生する。



***



 効果の詳細はこんな感じだった。

 これを見て思ったが、スキル選択の変更が必要だな。

 さっき選んでいたスキルの中には神級スキルが何個か入っていたからだ。


「神級スキルが得られないのと、ユニークスキルの習得個数に制限があるのは、人間に力を与えすぎないためだろうな」


 俺は独り言を漏らす。

 勝手な推測だが、これが一番正しい気がするのだ。


「どうでした、マスター」

「いい情報を得られたのか? 博之」


 フィンとレイナがこっちに来た。


「ああ、欲しいスキルを少し変更した方が良さそうだ。フィン、ありがとう」


 そう言ってフィンの頭を撫でる。


「エヘヘー」

「お、俺は頭を撫でて欲しいとか全然思ってねぇーし」


 フィンは嬉しそうに目を細め、レイナの方に視線を向けると羨ましいそうな表情をしていた。

 全くもって素直じゃない。

 今度、機会があれば撫でてやろう。

 そう思いながら新しいメモ用紙を持ってきて欲しいスキルをメモし始めたのだった。



***



欲しいスキル


・【空間魔法】

・【無限成長】

・獲得経験値上昇スキル

・レベルアップに必要な経験値減少スキル

・スキル強奪系スキル

・スキル創造系スキル



***



 ――こんなものだろう。

 『獲得経験値上昇スキル』は伝説級スキルの中にあった気がするが、正しいスキル名を覚えてなかったからそのように表記した。

 さっき気付いたのだが、【無限成長】と『獲得経験値上昇スキル』や『レベルアップに必要な経験値減少スキル』の組み合わせは凄く相性がいい。

 レベルアップをどんどんしていくと成長はその分早く止まるが、【無限成長】の効果で成長が止まる事はなくなるからである。

 【空間魔法】は前に説明した通り必須で、『スキル強奪系スキル』と『スキル創造系スキル』はオタク男子のロマンだ。

 【時魔法】も習得したかったが、この2つに比べたらどうしても見劣りしてしまうのだった。


「よし、準備万端だ」


 そう言って俺はスキルの種6つを手に持ったのだった。





















次回は明後日の12時過ぎに第18話掲載予定です。

ブクマ、感想、評価、レビューも出来ればよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ