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狙撃!?

今回はいよいよ黄色い魔法少女になってしまった人が登場します。みんな名前は同じでも性格や立ち位置が違うので、今回はどんな登場をするのかをお楽しみください!

それではよろしくお願いします!

 ショップ大会初戦の相手は制服から察するに伊太偉高校の生徒であった。ロボットバトルで伊太偉高校という名前は聞いたことがないので、おそらく部活としてではなく、個人的に参加しているのだろう。


「ボクは相田侑亮。よろしくネ!」


 どんなやつかと思えば、ロボットアニメの主人公にいそうな男であった。そんな相田は握手を求めてくる。


「ああ、俺は藤崎綾二だ。よろしくな」


 俺は相田との握手に応じることにした。握手を終えたところでお互い位置につき、ロボットをロードし、コントローラーをセットする。


「君、マニュアル式なノ!?やベェ、初めて見たヨ!マニュアルのファイターって本当にいるんダ!これは今までとは違う楽しみ方ができそうだネ!」


「気に入ってくれたみたいでよかったよ!ならいくぜ、ラブリーワン!」


「出番だヨ!テライウル」


「試合スタート!」


 店長の掛け声で試合が開始された。

 開始と共に攻撃を仕掛けようとしたが、既にテライウルと呼ばれる相手ロボットの姿は確認できなくなっていた。


「どこに行ったんだ?」


 俺が辺りの確認をしていると、どこからか弾丸がラブリーワン目掛けて撃ち込まれてきた。弾丸がラブリーワンの肩をかすめる。


「狙撃!?」


「外しちゃったカー。でも、次ハ!」


 もう一度、弾丸が撃ち込まれる。


「そこか!」


 2発目の弾丸を今度は撃ち込んできた方向から割り出し、盾で防いだ。弾丸は盾でなんとか弾き返せたが、ラブリーワンも弾丸の威力で少し後退りする。


「うソぉ!もう防がれちゃうノ!?対応早すぎでショ!」


 すかさずテライウルの場所を探し当て、攻撃を仕掛ける。


「逃すか!」


「やバァ!でも、ピンチはチャンスってネ!」


 そう言うと相田はコントローラーでさっきまでとは違う操作を行う。すると、テライウルの背中から無数のミサイルが発射され、ラブリーワンを襲う。俺は盾でミサイル受け切ることした。ミサイルが炸裂し、ラブリーワンが見えなくなるほどの爆煙がフィールドに立ち込める。


「そんな!?ラブリーワン!」


 川端が叫ぶ。


「これで終わったでショ!いやー、いい勝負だったネ!ありがとウ!またやろうヨ!」


「おいおい、どこ見てるんだよ」


 爆煙の中からラブリーワンが現れる。ダメージはBになってしまったが、破損はなく、まだ戦える状態を維持できている。


「マジ!?ゼロ距離からのミサイル攻撃を受け切ったってこト!?君何者!?」


「さすがにちょっと焦ったぜ」


 盾はさっきのミサイル攻撃で盾としての機能はもう望めないだろう。しかし、まだ使い道はあるはずだ。盾を手放さず装備し続けることにした。

 テライウルはミサイル攻撃の爆煙を利用して再び姿を晦ましていた。


「どこから狙ってくる……」


 ラブリーワン目線のモニターでテライウルを探す。感覚を研ぎ澄ませると、さっきまでは見えていなかったものが見えらようになった。それはライフルから発せられるポインターである。


「ってこと、そのさっきにいるってことだ!」


「気付いたからってもう遅いヨ!」


 相田は発射ボタンに手をかける。


「負けるな部員1号!」


 川端の声が鮮明に聞こえてきた。

 そんなことは―――


「わかってるんだよ!」


 弾丸が発射されるまでの刹那、俺は持ち前の高速タイピングで、あるコードを入力した。ラブリーワンは俺の望んだ通りに動いてくれた。俺がラブリーワンに入力したコード、それは―――

 盾をテライウルに向かって投げつけるということだ。盾が見事に炸裂し、テライウルは後ろにのけぞり、空を撃った。


「盾ェ!!?」


「必殺!ハートブレイカー!!」


 ラブリーワンの必殺技がテライウルをしっかりと捉え、一刀両断した。

 相田のダメージモニターからDの文字が表示されたようだ。それを見て相田は膝から崩れ落ちた。


「勝負あり!勝者、藤崎くん!」


「そんナー!悔しイ!!でも、それ以上にスッゴイ楽しかったヨ!また戦ってくれるかイ?」


「ああ、その時はまた俺が勝つけどな」


「次は負けないってノ!」


 そして俺たちは最初と同じように握手を交わした。そんな俺たちを見て観客たちは温かい拍手をくれた。

 見事1回戦を突破することができたが、喜んでいる余裕はない。前回はあまりダメージを受けることもなく、勝ち進んでいったが、今回は初戦からBのダメージを受けている。そのため、機械の修復を行う必要があるのだ。それを行わないとダメージが残ったまま2回戦を戦うことになってしまうのだ。俺は部室から持ってきたノートパソコンでロボックスセッターをすぐさま起動し、修復に取り掛かる。


「どうしたの?」


 川端が画面を見ながら、呑気に尋ねてくる。


「修理だよ。さっきので結構ダメージ受けたからな」


「へぇー!そういうことなんだ!」


 ロボットバトルの大変なところは次の試合までに機体をまた万全な状態に近づけるための修復を短時間で行わなければならないところであろう。俺はある程度の製作技術などは持っているが、専門的な知識があるわけではない。チームプレーで大会に参加する場合はファイターとメカニックに分かれていることが基本的である。戦いを専門にする人と、戦うための機体を作ったり、直したりする人で分かれることでファイターは体を休めることができるのである。しかし、当然のごとく2人しかいない川端に関しては知識がゼロなので、直せるはずもないため、俺が修理を行うしかない。

 俺と川端が急ぎで修理を行っていると、相田が俺たちの元へやってきた。


「ボク、ファイターもやってるけど、どっちかって言うとメカニックの方が得意なんだよネ!もしよかったらボクに修理させてヨ」


「え?いいの!?」


 相田のまさかの提案に川端は目を輝かせた。


「どうして助けてくれるんだ?」


「そんなの簡単サ。ボクに勝ったんだから、このまま優勝してほしいんだヨ。だから、ほラ!早くしないと2回戦始まっちゃうヨ!」


 俺はラブリーワンの修理を相田に任せることにした。


「頼む」


「任せてヨ!」


 相田はコントローラーを動かす手よりも早く、そして正確にラブリーワンを修理していく。そしてあっという間にダメージがSに回復した。


「どんなもんヨ!」


「すごーい!」


 川端は大喜びであった。


「助かったよ。これでなんとか2回戦も戦えそうだ」


「もしよかったらこの大会の間の修理は請け負わせてヨ!」


「君!ありがとう!ラブリーワンをよろしくね!さぁ!部員1号、次は2回戦だよ!」


「だな」


 心強いメカニックを味方につけ、俺たちは2回戦に挑むのだった。


 続く。

なんだかんだやっぱり仲間になる相田枠。作者は「やったれ魔法少女」にて罪滅ぼしと言っていますが、意外と相田が好きなのかもしれませんね。次回も新キャラ出ますよ!

それでは今回も読んでいただきありがとうございました!次回をお楽しみに!!


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