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頼もーう!

実は今作も「やったれ魔法少女」同様に結末がある程度固まってきました。どんな結末を迎えるのか予想しながらお楽しみください!

それではよろしくお願いします!

『ロボットバトル甲子園』―――いくつもの予選大会を勝ち上がって初めて出場権を獲得できる。まずは地区大会。地区大会を勝ち上がると、県大会が待っており、県大会を突破することで、ようやく甲子園本戦トーナメントへと進むことができる。テレビで放送される花形の本戦トーナメントはそれまでに立ちはだかる猛者たちを全て倒していく必要があり、そこでの優勝となると、その道はとても険しいものとなる。

 ちなみにロボットバトルの公式大会は甲子園だけではない。他にも甲子園と並んで、盛り上がりを見せる夏の大会―――『ハイロボットカップ』というものも存在する。この大会は甲子園に出場する前の腕試しの場として参加するファイターが多い。腕試しとは言ってもそのレベルは甲子園とほぼ同等であり、こちらも甲子園と同じ数の予選大会を勝ち抜く必要がある。そのため優勝することは容易ではないのだ。

 しかし、ロボット同好会部長の川端は夏と冬の公式大会制覇を目標としているため、もちろんのことながら『ハイロボットカップ』の地区大会エントリーに向けて行動を開始していた。


 ある日の放課後―――


「さて!ショップ大会を勝ち抜いた今、目指すは公式大会での優勝!そうすれば同好会から部への昇格間違いなしよ!」


 部への昇格を目指しているあたりはさすが部長とでも言うべきなのだろう。しかし―――


「そう簡単に勝ち残れるとは思えないぜ」


「なんでそんな弱腰なのよ!勝ち上がってもらわないと困るんですけどー!約束したじゃない、私を甲子園に連れて行くって!」


「そんな約束してねぇよ」


「もー部員1号はツンデレだなっ!」


 この人は一体何を言っているんだろうか。


「で、公式大会っていつなんだよ?」


「直近の公式戦はハイロボットカップ地区予選だから、5月末だね」


 ちなみに現在は4月末であり、もうすぐ5月に頭を入れようとしている。


「もう1ヶ月切ってるな。申込みはもう間に合わないだろ」


「気合いでなんとかならないかな!?」


「無理だな」


 ショップ大会優勝で勢い付いてるところに水を刺す形になってしまったが、今回のハイロボットカップは断念せざるを得ないだろう。


「若者たちよ!まだ諦めるのは早いわよ!」


 そう言いながら木山先生が部室の扉を全力で開け、入ってきた。先生そんなキャラでしたっけ。そんな熱血教師のような先生の手には何やら紙が握られていた。


「諦めるのはまだ早いって言うけど、何かあるんですか?」


「じゃじゃーん!これを見なさい!」


 木山先生は握っていた紙を俺たちに見せてくれた。そこにはハイロボットカップ予選地区ブロックの申請を受領しましたと書かれていた。


「部として活動をしている以上、何かしらの形で成績を残せって校長先生が怖いから、この間一応申込んでおいたの。まさかここで役に立つなんて先生嬉しいです。川端さん、藤崎君、あなたたちには大会に参加してもらうわね」


「やった!ありがとう先生!」


「マジかよ……」


 こうして木山先生のまさかのファインプレーによって俺たちロボット同好会はハイロボットカップという公式戦への出場が決定してしまった。しかし、いきなり公式戦というわけにもいかず、スポーツをするにしても練習試合で実戦でどこまで通用するのかを確かめる必要がある。ショップ大会ではラブリーワンの不調は見られなかったが、戦いを重ねることでしか発見することのできないマシントラブルも存在するため、もう少し実戦での調整を行っておきたいところがある。

 そういうわけで、俺たちはネットで別のショップ大会が開催されるという情報を入手したため、そこで再び腕試しをすることにした。


 次の土曜日―――

 今回大会が行われるショップは電車で4駅程度の距離にあるため、俺と川端は駅で待ち合わせし、電車で向かうことに決まった。前回、引率で来てくれた木山先生は外せない用事があるらしく、今回は来ないということであった。

 俺は集合時間10分前に駅に到着した。それから集合時間ギリギリになって川端が走ってやってきた。


「ごめーん!待った??」


「いや、俺も今来たところだ」


「部員1号、意外とそういう気遣いできるんだね」


 こいつは俺のことをなんだと思っていたんだ。


「そろそろ電車乗らないと遅刻するぞ」


「そうだね!じゃあ、出発!」


 そして俺たちは電車へと乗り込み、俺たちの住んでる街から少し離れたショップへ向かった。スマホの地図を頼りに駅から10分程度歩いたところでショップを発見することができた。


「頼もーう!」


 川端が先陣を切って入店した。頼もうっていつの時代だよ。ショップにはいかにもというような出場者と見学者で埋め尽くされていた。『YATTARE』に見学客はあまりいなかったのは何故なのだろうか。出場者自体も少ないところから考えるとマイナーなお店ということになるのだろうか。


「いらっしゃい!君たちが隣町から来た挑戦者だな?よく来てくれたな。今日は楽しんでいくれ」


「ありがとうございます!」


 とても優しそうなおじさん店長が出迎えてくれた。


「さて、そろそろショップ大会を始めたいと思います!出場者の皆さんは集まってください!」


 出場者が顔を揃えた。出場者の人数を見ると優勝までには4勝する必要があるようだ。


「部員1号、頑張ってね!目指すは優勝だよ!」


 ―――と川端が言う。

 俺は出場者たちの顔を見渡し、気合いを入れた。


「よし!いっちょ、やってみっか!」


 続く。

スポーツのような雰囲気で書いていきたいので、スポーツを題材にしている小説で勉強する必要がある気がしますね。あと「やったれ魔法少女」には少なかった俺TUEEE要素も取り入れられるようにしたいですね!

次回は黄色い魔法少女に変身することになったあの人が!?

それでは今回も読んでいただきありがとうございました!次回をお楽しみに!!

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