表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/12

発進だ!!

第4話完成しましたので、投稿させていただきます。こういう部活ものを書くのは本当に青春って感じで楽しいですね。私の高校時代が思い出されるようです。

今思えば今作、「やったれ魔法少女」には薄かった俺TUEEE系要素が入っているかもしれません!

それでは楽しんでいってください!よろしくお願いします!

 ついに幕を開けたショップ大会。大会ルールはいたって簡単で、互いのロボットを戦わせて相手のロボットを戦闘不能状態にする、つまり破壊した方が勝ちである。ファイターの前には機体の状態を確認できるモニターが表示されており、万全の状態ならS、小程度のダメージを受けたらA、大ダメージを受けるとB、破損箇所が複数あるとC、戦闘不能になるとDと表示される。この5段階で機体の状態を確認する。

 大会は小規模であるため、1回戦、準決勝、決勝となっており、3勝すれば優勝となる。

 ロボットバトルは予め自らが製作したロボットをデータカードと呼ばれるカードに書き込み、バトル盤にセットすることでロボットが読み込まれ、フィールドにロボットが召喚される。


 俺たちロボット同好会、初戦の相手は社会人ファイターであった。機体の外観から受ける印象は三国志に出てきそうな鎧武者という感じであった。さすが社会人と言うべきか、ロボットにはとてもお金がかかっているようである。


「藤崎君、勝てるの??」


 木山先生が相手の機体を見て、心配そうに俺に尋ねる。だが、俺たちのラブリーワンも約4万のお金がかかっている。だから大丈夫だ。


「先生、大丈夫ですよ。なんとかなります」


 そんな俺たちを見て、社会人ファイターが声をかけてきた。


「君、なかなか可愛い機体を使うんだね。ふふ、ふふふ」


 社会人ファイターは何が面白いのかわからないが、俺たちの機体を馬鹿にしているようである。その姿を見て川端は怒りを露わにした。


「何笑ってんのよ!部員1号!そんなやつコテンパンにしちゃえ!!」


「それじゃあぁ、そろそろ試合始めるとするかぁ」


 玉置さんが俺たちの会話を遮る。


 そして俺たちはそれぞれロボットを動かすコントローラーを出す。ロボットを動かすコントローラーには規定がないため、好きなコントローラーを使用することができる。コントローラーは大きな括りとして、オートマチックとマニュアルが存在している。こういう説明をすると車みたいだよな。オートマチックは現在の主流の操作方法でゲームのコントローラーそのものであり、コマンドに合わせてボタンの数を増やしたりもするファイターもいる。

 一方、マニュアルはパソコンのキーボードで動作コードを打ち込んでいく操作方法である。時代錯誤な操作方法とも言われている。ゲームコントローラーならボタン一つで済む、動作をキーボードでカチャカチャと打ち込む必要があるため、無駄な操作が増えてしまうからである。しかし、俺はこのマニュアル操作で戦う。そう俺は天邪鬼なのだから。

 社会人ファイターはまたしても俺のキーボードを見て、嘲笑ってきた。


「おいおい、今時、マニュアル操作って、もう絶滅したものだと思ってたよ。ぷふふ」


「まぁそういうのは勝ってから言ってくださいよ」


 俺の言葉に社会人ファイターが目つきを変える。


「言ってくれるな。その可愛い機体がギタギタに壊れても文句言わないでくれよな」


「それじゃあぁ、ファイト開始だぁ!!」


 玉置さんの合図でバトルが開始された。


「ラブリーワン、発進だ!!」


 川端もファイトの合図とともに叫んだ。


「さぁてぇ、俺が上げたコアを使いこなせるかぁ?お手並拝見といかせてもらうぜぇ。藤崎綾二ぃい!!」


 ラブリーワンの基本装備は剣と盾という騎士スタイルである。相手のメイン装備は斧であった。巧みなコントローラー捌きで攻撃を始める。俺もキーボードで回避コードや盾によるガードコードを打ち込んで攻撃を回避していく。


「そのキーボード捌きぃ、やっぱり本物の藤崎綾二かぁ」


「店長、部員1号のこと知ってるんですか?」


 川端が玉置さんに尋ねると―――


「あぁ、一部の人間の間では有名な男でなぁ。時代錯誤のキーボードファイターなんて呼ばれてたかぁ?」


「へぇー!でも、なんで一部だけなんですか?」


「公式大会の出場回数が極端に少ないからだぁ。何故あれほどの実力を持っていて大会に出ていなかったのかは不思議ではあるがぁ、恐らく時代錯誤という観点からチームでは補欠選挙という感じだったんだろぉなぁ」


「藤崎くんってそんなに凄い人だったんだ……。私そんなの知らないで声かけちゃってたんだ……」


 攻撃が全く当たらないため、社会人ファイターにどんどん焦りの色が見え始めた。


「くそ!なんで当たらないんだ!あんな時代錯誤な奴に!」


 俺はキーボード操作でラブリーワンを正確に動かして、攻撃を避けていく。三国志武者の攻撃がドンドン乱雑になっていく。そして攻撃に隙ができ始めた。俺はそこを見逃さず、攻撃コードを打ち込み、次々と攻撃をヒットさせた。


「そ…そんな……馬鹿な!くそ!動け!なんで動かないんだよ!」


 ラブリーワンの的確な攻撃で、三国志武者の動作が鈍くなったようである。

 すると、川端が叫ぶ。


「いけー!部員1号ー!!とどめだ!!」


「了解!」


 ラブリーワンの強烈な斬撃で三国志武者は真っ二つになった。社会人ファイターのモニターにはDの文字が表示されたようだ。


「勝負アリだなぁ。勝者ぁ!藤崎綾二ぃ!」


 玉置さんが俺の勝利を告げた。それと同時に社会人ファイターは膝から崩れ落ちた。


「俺があんなやつに………」


 それを見た玉置さんが肩を叩き、励ましの言葉をかけていた。


「まぁまぁ、相手が悪かったなぁ。また参加してくれよぉ」


 俺がとりあえず一勝できたことにホッとしていると、川端と木山先生が駆け寄ってきてくれた。


「藤崎君!すごいね!あんな凄そうな人に勝っちゃうなんて!先生ビックリだよ!」


 普段は大人しめな木山先生がとても興奮しているようだ。そして川端も―――


「でかした部員1号!やったやった!あと2勝で優勝だよ!」


 とても嬉しそうであった。久しぶりのバトルでしかも初めて使う機体で緊張したが、なんとか勝つことができてよかった。


「藤崎君、この調子で頑張ってね!」


「ありがとうございます」


 そんな俺たちロボット同好会の様子を見て―――


「藤崎綾二ぃ。実力は健在ってわけかぁ。さぁてぇ、あと2勝できるかぁ」


 続く。

やっぱり玉置がラスボス的な立ち位置になっちゃうんですよね(笑)ここから「やったれ魔法少女」で色んな魔法少女たちの元となったキャラクターたちが活躍しますので、お楽しみに!!

それでは今回も読んでいただきありがとうございました!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ