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神成り  作者: 甲羅に籠る亀


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6/12

6話

 これは良い方法をした。


 俺はウサギのモンスターを確認すれば死んでいるのが確認できた。


 この方法ならウサギのモンスターは脅威ではなくなったと言えるだろう。


 もちろん油断して結界を作るのが間に合わなくて俺のところまで来てしまう可能性があるにはあるが、それは今までのウサギのモンスターとの戦闘でも変わらない。


 油断はせずに結界を素早く硬い結界を作れる様になるのを目指そうと思う。


 ウサギのモンスターのドロップアイテムを回収して探索に戻る。


 それからもウサギのモンスターと遭遇すれば結界の壁を作ることで簡単にウサギのモンスターを倒せる様になった。


 ウサギのモンスターを見つけては俺の存在を錫杖を鳴らして知らせ、こちらに向かってくるウサギのモンスターの駆け寄るスピードがかなり早くなったタイミングで結界を作ることで次々に倒していった。


 もちろん2匹や3匹でウサギのモンスターが現れる時だってある。


 その時も結界を使って倒したのだが、焦りで何度か結界を作る場所や速度で失敗もしたのは今後の反省だろう。


 それでも俺は今日だけでかなりのウサギのモンスターを倒したし、午後に至っては午前の2倍くらいは多くのウサギのモンスターを倒したほどだ。


 家に帰った俺はすぐにステータスを確認して見れば案の定俺のレベルは上がっていた。


名前 白霧政宗

レベル6

ジョブ 結界術師レベル6


 6レベルまで上がっていた。


 今日だけで2つもレベルが上がっていたのはスライムダンジョンでの経験値が貯まっていたのか、それともウサギダンジョンのモンスターの経験値が多かったからなのだろうか。


 どちらにしても1つレベルが上がってからもう1つレベルが上がるほどにはウサギのモンスターを倒したのだろう。


 そして夕食にはウサギのモンスターからドロップした肉を調理して食べたのだが、モンスターだろうがウサギの肉は初めて食べたが美味しかった、と言うのがウサギのモンスターの肉を食べての感想だ。


 それから毎日、と言うのは中学校があるせいで無理だが、それでも毎週の様に土日は朝から夕方までウサギダンジョンでレベルアップをする為に戦う日々を送った。


 採取素材は見つけても採取せずにウサギのモンスターを探し回っては結界に衝突させてウサギのモンスターを殺す。


 それを何度も繰り返してレベルとは別に足腰がかなり鍛えられたくらいには筋肉が付いてきた気がするほどに。


 「初めて見た。」


 ウサギのダンジョンを探索していて初めての光景を見た。


 このダンジョンの核がある鉄柵の近くを歩いている時にそれを見つけた。


 数にして5匹ものウサギのモンスターが群れていたのだ。


 これまでの探索で見かけた最高匹のウサギのモンスターの数は4匹まで。


 5匹で行動しているウサギのモンスターの群れを見た時に倒せるか不安になった。


 4匹でも加速したウサギのモンスターを結界の壁を使った方法で殺すのにギリギリだったのに、それを上回る5匹を一遍に相手をするのは自信がない。


 まだウサギのモンスターの群れがこちらに気が付いていない間にどうするかを考える。


 戦うことは決定だ。それでもどうやって戦うかを考えないといけない。


 安全策を取るか、それとも自分の限界を超えてみるかを。


 俺は考えて、考えて、考えた。


 「安全策だな。」


 一回で複数の結界を作れるのなら5匹まとめて相手をしても結界に衝突させて倒せただろうが、そんなことを俺はまだまだ出来そうにない。だからこそ今回は安全策を取ることにした。


 今の警戒していないウサギのモンスターの中から2匹を結界で囲んで拘束し、残りの3匹を結界に衝突させて倒そうと決めた。


 錫杖が音を出さない様に注意を払いながら俺は結界生成の補助として錫杖に集めた魔力を使って結界を発動した。


 それなりに離れていた距離でも結界を作れる様になったのは成長だろう。と思いながらも結界に囚われた2匹のウサギのモンスターが確認できた。


 そして結界を作った俺のことを残りのウサギのモンスターたちは気が付いたのか向かってくる。


 3匹ならこれまでも何回も相手にした数だと言うのもあって落ち着いて結界を作って結界の壁にウサギのモンスターたちは衝突して動かなくなる。


 これで残りは結界に捕らえたウサギのモンスター2匹だけ。


 俺は結界を解除した。


 結界がなくなった事に気が付いたウサギのモンスター2匹は一斉に俺の元へと向かって駆け出してきた。


 殺意剥き出しにして向かってくるウサギのモンスターたちの進行方向に硬い壁の結界を作り出し衝突させる。


 「馬鹿で助かった。」


 真っ直ぐに向かってくるだけでその前に仲間のウサギのモンスターたちがやられていたのに警戒せずに向かって来てくれて助かった。


 戦闘も終わって周囲の確認を終えた俺はウサギのモンスターたちを殺した場所まで移動した。


 今回は魔石だけしかドロップしなかった。5匹も居たのに。


 運がなかったと思いながら俺は次のウサギのモンスターたちとの戦闘の為に移動する。


 それからもウサギのモンスターと戦ったがやっぱり5匹のウサギのモンスターの群れとの戦闘は一回もなかった。


 あれはやっぱりかなり珍しかったのだろうと思われる。


 それでもまた5匹のウサギのモンスターの群れとの遭遇があるかもしれない。


 次は結界で一部のウサギのモンスターを捕まえたりせずに、5匹全てのウサギのモンスターを倒せる様になりたいところだ。


 その為に4匹のウサギのモンスターの群れと遭遇した時は結界で捕まえたりせずにウサギのモンスターの動きを見極めながら倒したりしている。


 とにかく俺はこのウサギのモンスターが現れるダンジョンで見つけたウサギのモンスターを倒してたおして倒す生活を毎週土日に行なった。


 それも夏休みに入るまでだ。


 3ヶ月近い時間を毎週土日はウサギのモンスターを倒すのに使って過ごしたが、もうウサギのモンスターでレベルを上げるのも難しくなってきた。


 だからこそ今年の夏休みは初日からやれる夏休みの宿題は早めに終わらせてダンジョン遠征に行こうと思っている。


 叔父さんにも夏休み少し離れたダンジョンに近くのホテルで泊まりでレベル上げをしたいを事を伝えて一応毎日メールで連絡することで許可を得られた。


 まだ夏休みまで2週間。


 この間にウサギのモンスター5匹の群れと出会って戦いたいものだ。

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