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僕はレオン!~マジェスト伝説~少年は立ち上がる~  作者: 黒羽冥


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シーン94オリバー先生の魔神。

「「先生ーーーーーーーーーーーーーーっ!?」」


僕たちは叫んでいた。

すると津波のような衝撃波が魔神具から発せられた。

それはやがて大きくなり僕たちに迫ってきていた。

そんな衝撃波の前に立つオリバー先生。

先生は口を開く。


「君たち…………………いいか……………君たちはこの世界の未来の希望だ…………………。」

「未来の………………希望?」

「そうだ…………君たちの父……エンポリオ氏…………そして母のアンナさん…………………我がマジェスト協会………ユーロ氏もマリアさん………そしてヤシュア氏も…………世界未来の希望を君たち子供達に見ている………。」

「オリバー先生。」

「かつて……………世界には魔王が現れ………世界に絶望をもたらした…………そんな絶望に『勇者』が現れ……………世界に平和をもたらした…………だが………世の中そのように都合よく勇者という奇跡を生み出すことは難しい………そんな『勇者』という奇跡を生み出す以前に………僕たちは君たちが勇者となって欲しいと思っている。」


「オリバー先生……………………………。」


僕はその言葉に震えた気がした。


「僕はそんな未来の希望の勇者達の力となる為………………ここにいるんだ。」


そう告げたオリバー先生の身体から青白い聖なる光が発せられた。

そしてその光は先生の魔神ケットリーブロを形どった。


「ふぅ……………………僕のケットリーブロの本当の意味での力はね………………」


そう語ったオリバー先生。

すると突然キャリーちゃんの声が響いた。


「えっ!?なに…………………………?」


そう声をあげたキャリーちゃん。

僕たちがキャリーちゃんに視線を変えた……………そんなオリバー先生から方向転換し、キャリーちゃんへと攻撃目標を変えたベンダーグが口を開いた。


「グヘヘ……………まずはこっちの女からやってやろうじゃないか。」


そう言い放ったベンダーグは彼女に迫っていく。


「キャリーちゃん!!???」


叫んだヘンリー君はキャリーちゃんの元へかけ出す。

すると何か彼女に変化があったのだろうか…………両手を見つめていたんだ。


「オリバー先生…………………これは………………。」


キャリーちゃんの言葉にオリバー先生がニヤリと微笑みこたえる。


「ふふ……………………そうコレが僕の能力の真骨頂……………………『サポート』だ。」

「「サポート!!???」」

「ああ…………僕の魔神はコレが最大の武器だ……元々圧倒的な破壊力はない魔神だ……それは僕自身が分かっていた………だがこれでは強敵相手にどうしようもない力の差を感じていた……そこで真の力を模索していたところ……僕は辿り着いた………………それが他者の様々な能力を最大限に引き出す能力さ。」


するとオリバー先生の魔神ケットリーブロはキャリーちゃんのスモークフォックスに重なっていく。


「「先生…………………………………………。」」


先生は目を閉じ構える。

次の瞬間スモークフォックスが光を放っていく。


「コレは……………………………………………。」


オリバー先生はキャリーちゃんに目を向けていた。

すると二人は何かを感じたのだろう………視線は合い………………二人はうなづいた。

キャリーちゃんが口を開く。


「スモークフォックス……………ケットパワー。」


するとニヤリと笑みを浮かべたベンダーグ。


「さあ!!!まずはお前だ!!!」


キャリーちゃんに襲い来るベンダーグ。

スモークフォックスの姿が剣士となっていった。

ブオンっという激しい攻撃を繰り出したベンダーグの魔神キラーピラニー。

するとスモークフォックスはゆらりとその攻撃を躱していた。


「これは!!????」

「ふふふ…………………オリバー先生…………………本当にこれは凄いわ。」


焦りのベンダーグ………………そして実感し声にしたキャリーちゃん。


「さあ…………………ここからは私ね…………………スモークフォックス………………いくわよ。」


スモークフォックスは人型の美しい女性へと姿を変えていた。

そして…………その手には煌めく槍を構えていた。


「狐煙…………………………爆」


スモークフォックスは激しい突きを放った。

お読みいただきありがとうございました。

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