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僕はレオン!~マジェスト伝説~少年は立ち上がる~  作者: 黒羽冥


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91/114

シーン91凍りついた海。

海が凍りついてしまった。

そして、その影響はオリバー先生にも。

オリバー先生の足が凍りついて動けなくなっていた。

そこへ、ベンダーグの魔神キラーピラ二ーマキシマムが襲いかかっていく。


「先生ーーーーーーーーーーーーーーっ!?」

「「オリバー先生ーーーーーーーーーーー!!」」


僕も皆もオリバー先生の名を叫んでいた。

そしてソフィアも……………………………。

今にも動けないオリバー先生に食らいつきそうになっていたキラーピラ二ーマキシマム。

すると………ソフィアの声にオリバー先生の目が輝いた気がした。


「ソフィア!?今なんて?」

「えっ?」


驚きの声を上げたソフィア。


「ソフィア……………………君はやっぱり僕の事が好きなんだね…………………………………。」


そうつぶやき震えるオリバー先生。


「「えええええぇぇぇぇーーーーーっ!?」」


僕たちはオリバー先生のおかしい程の勘違いに思わず声を上げてしまった。


「えっと………………………オリバー先生?」

「なんだいソフィア?」

「あの……………………私…………………言いづらいんですけど……………………………………………。」


するとニヤリと笑みを浮かべるオリバー先生。


「ソフィア………………みなまで言うな…………僕にはもう分かっているんだ。」

「オリバー先生。」

「僕たちの愛は年齢を超え…………………………絶対結ばれる…………………だから大丈夫だ。」


フッと目を閉じるオリバー先生。

一体何が大丈夫なのだろう……………僕は思わず心でツッコんでしまっていた。

するとオリバー先生の身体から赤い光が立ち登ってくる。

ゆらゆらと空気をくゆらせ赤い光が……………。

炎として点火した。

ボウッ……………………………。

オリバー先生の足元には炎が発してくる。

するとベンダーグが目を見開き叫んでいた。


「なにっ!?炎……………………だと!?」

「ああ……………僕の魔神はちょっと特殊でね………………他の精霊のように一属性で超強力な力にはなれない……………でもね……………。」


オリバー先生の魔神ケットリーブロは人差し指を立てると炎がポッと現れる。

そして次に中指を立てるとそこに緑の風が小さく巻き起こる。


「なっ!?オリバー…………………貴様………………………………………まさか…………………。」

「ふふ………………どうやら気がついたようだねえ……………そうこの僕のケットリーブロはフリー属性を持つ魔神なんだよ。」

「馬鹿な………………………貴様がそんな能力を…………くっ………………………だからバーランド様がお前に固執する理由がそれか。」


するとオリバー先生が目を閉じ語りだした。


「昔から…………………僕は器用でね…………なんでも一目見ればできてしまっていた………………そしていつしか天才と呼ばれていくようになった……………でもね……………特殊な目で見られるんだよ…………………変わり者とか………………だから………いつしか一人でいる事が多くなっていってね………………。」

「オリバー………………先生……………………………。」


ソフィアが小さく呟く。


「でも今は………………僕を信頼してくれて…………好いてくれるこの子たちがいる……………僕を信じてくれるこの子たちを守る為なら……………。」


ケットリーブロの剣が赤く炎を発していく。


「僕は最強になる。」


すると剣を構えるケットリーブロがオリバー先生に斬りかかっていく。

ズババっと斬りつけていくケットリーブロ。


「よし……………………………………………斬れ………ケットリーブロ。」


するとオリバー先生の身体がシュンっとキラーピラ二ーマキシマムを寸前で躱していった。


「くっ!!だがまだまだだ!!!」


そしてベンダーグの声に空中で方向を変えてくるキラーピラ二ーマキシマムは再びオリバー先生へと向かっていく。


「ふっ……………………学習しないねえ。」

「クククッ………………いつまでそんな事を言っていられるのか………………………………。」

「…………………………………………………。」


オリバー先生が押し黙る。

すると炎の剣を握ったケットリーブロは炎の剣を一振りする。

炎がぶわっと広がりあちこちに炎が落ちていく。


「これは!!???」

「動けるよ!!!」


そう……………僕たちの足元に落ちた炎が身体中の氷を溶かしたようだった。

お読みいただきありがとうございました。

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