シーン89ベンダーグ。
エレメンタルイーグルを抱き抱えたケットリーブロ。
そしてそれを見ていた大男が口を開く。
「ぐふふ…………………なんだあお前ら!?」
「それはこちらのセリフなのだが…………お前は何者だ?」
すると大男は首を鳴らしながら告げた。
「ふん……………俺はこの海に生きる者……………そしてバーランド様の配下が一人…………『ベンダーグ』」
大男………………ベンダーグの言葉に僕達は驚きの表情を変えられなかった。
その名に………………オリバー先生は震えていた。
「なんだと……………バーランド……………だと。」
「くっくっく……………………………ああ……………俺の主があのバーランド様…………そして俺は水のベンダーグ。」
そう語りニヤリと怪しい笑みを浮かべる大男であるベンダーグ。
その怖いくらいの闘気に僕の身体も震えていた。
するとベンダーグは先程僕達が倒し、海面に浮いていた一体のサイボーグシャークの尾を掴む。
「ゴミが邪魔だな……………………………。」
そして思い切り振り回し……………オリバー先生に向かい投げつける!!
ブオンッと簡単に全長四、五メートルはあるであろう巨大なサメを投げつける怪力。
その力に驚き動けずにいた僕達。
「「先生ーーーーーーーーーーっ!!??」」
するとオリバー先生はつけていたサングラスを取り外し胸ポケットにしまう。
「ケット・リーブロ…………………………………。」
オリバー先生のケットリーブロが姿を現す………そして剣を構えるとオリバー先生が口を開く。
「大丈夫だ…………………僕は必ず君達を守る。」
僕達に目を向け微笑むオリバー先生。
ケットリーブロが飛び出していくと高く飛び上がる。
次の瞬間……………振り下ろす剣はサイボーグシャークを斬りつける!!
ズサーーーーーーーーーーーーーッとサイボーグシャークの身体を斬り裂くケットリーブロ。
「フン…………………こんなもの。」
「クククッ………………………………。」
サイボーグシャークを斬り裂いたケットリーブロに低く笑ったベンダーグ。
「ふん………………これは中々楽しませてくれそうだなあ。」
「そうかね……………それならさっさとかかってくるがいい。」
「フン……………まあそう焦るな…………………ここで俺とまともに戦えるのはどうやらお前くらいだからなあ。」
「なんだと…………それはどういう意味だ?」
「ああん?この戦いにそこにいるガキ共は邪魔だと言うことだ。」
そう言い放ったベンダーグ……………すると背中に背負っていた何かを手に取り取り出していく。
それはジャラリと鎖のついた何かだった。
鎖の先から巨大な針のついた鉄球が見えた。
「クククッ…………魔神具…………………『ポセイドンフレイル』」
「……………………………………魔神具……………だと?」
「ああ…………………………俺の魔神具はあのバーランド様より貰い受けたものだ……………我々はバーランド様の考えに従い動く者……そしてその名により…………………………………………。」
「消えろ………………………………………。」
そう言い放ったベンダーグは鉄球を放った。
すると鉄球から何らかの光が発生し形作っていく。
やがてそれは多数の機械のピラニアになり群れとなり飛んでいく。
「オリバー先生!!!???」
「これはやばい!!!!!」
そして僕達に向けられた多数のピラニアが牙を向けてきた。
「クククッ…。ああ……………どうしたオリバー……………………お前はバーランド様に歯向かいこうしてまだ生きてるみたいだなあ…………だがこうして俺がきたからには……ここで皆殺しだ………そして俺の魔神『キラーピラニー』はお前らを喰らい尽くす……。」
そう語ったベンダーグ………………どんどん放っていくキラーピラニーは僕達に向かい飛んでくる。
そしてその中でも一際巨大なキラーピラニーが姿を見せる。
「クククッ……………そしてこれはお前専用だ…………………オリバーよ……ガキ共が食われるのを見ながらお前も死ぬがいい……いけキラーピラニーマキシマム……………。」
巨大なキラーピラニーがオリバー先生に向かい襲いかかっていったんだ。
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