シーン86シャーク。
エレメンタルライオンによって焼き尽くされたクラーケン。
そして辺りにはイカ焼きのいい香りが漂っていた。
「やったね……………………………」
「ああ………あそこまで焼かれたら……クラーケンはもう復活しないだろうな」
僕にそう返してくれたアーサー君。
すると小さくなりソフィアに抱かれ戻ってきたエレメンタルライオン。
水着のソフィアに抱かれていることで御満悦の表情のエレメンタルライオン。
「やったなエレメンタルライオン。」
「ああ………………何より俺はソフィアを守るために動いただけだ。」
「ライちゃんありがとーーーーーっ♡」
「うひひ…………………うひひ………………………いいんだよソフィア♡」
エレメンタルライオンの顔はだらしなくヨダレをたらしていた。
そんなエレメンタルライオンはぴょんっと彼女の手から飛び降りると………………焼けたクラーケンに飛びついていく。
「うんめえええーーーーーーーー!!うんめえええーーーーーーーー!!これは美味いぞ!!お前らにはやらん」
そんなエレメンタルライオンを目にしてはいるけれど……………………あの化け物クラーケンを食べる気にはならなかった。
「ソフィアお前も食べたいか?」
「あはは…………………私はいいかな………………。」
「そうなのか?でも食べたくなったら早めに言うんだぞ!」
「あはは………………ありがとうライちゃん。」
ガツガツと巨大なイカ焼きに食らいつくエレメンタルライオン。
そんなエレメンタルライオンの様子を見ていた僕達。
エレメンタルライオンはあっという間に食べ尽くしていく。
そして残るは足一本…………だけどさすがにでかかった。
ガブリっと食らいつきもぐもぐと幸せそうな表情のエレメンタルライオン。
最後のトドメと飲み込んでいったエレメンタルライオン。
「ふぅ…………………食った食った。」
「ライちゃん……………本当に大丈夫なの?」
心配そうにエレメンタルライオンを見ていたソフィア。
すると次の瞬間。
みるみるうちに顔が青くなっていくエレメンタルライオン。
そして。
「ノオオオオオオーーーーーーーーーっ!!」
エレメンタルライオンは叫んだ。
そんなエレメンタルライオンは全身をプルプルと震わせガクガクしていたんだ。
腰が立たないのだろうか……ふらつき歩けないようだった。
「なんだよこれえええええーーーーーーーーっ!!」
声まで震わせているエレメンタルライオンは脂汗を垂らしながら腰が立たなくなっていたんだ。
そんなエレメンタルライオンを心配そうに見ているソフィア。
「ライちゃん……………だ…………………大丈夫!?」
「ああ………………ああああああっ………ソフィア………これどうすればいいんだあああーーーっ!?」
「ふぅ………………………だから言ったじゃないかエレメンタルライオン。」
僕はため息混じりにそういったんだ。
「だって…………だって……………あんなに美味かったんだぞおおおおおーーーーー!!」
涙目でそう訴えるエレメンタルライオン。
「ライちゃん………………………………」
そんなエレメンタルライオンを見て目を潤ませるソフィア。
すると。
ザバザバザバザバっと海の向こうから何かが泳いで来るのが見えたんだ。
「はあ………………はあ………………………おおおっ!!ソフィアーーーーーーーーー!!今帰ったぞおおおおおおおーーーーーーーーー!!」
その声は…………なんと消えていったオリバー先生だったんだ。
「「オリバー先生!!!????」」
「ハッハッハ!!こうしてようやく帰ってきたぞ!!!」
笑いながら泳ぎ、こちらへ向かってくるオリバー先生。
するとオリバー先生の背後から何かを感じていた。
それは背ビレが海面に数十という数が見えオリバー先生の周囲をグルグル回っていたんだ。
「オリバー先生!!!???」
「それって!!!サメ!!!???」
僕の声とソフィアの声が辺りに響いた。
その声に気づいたオリバー先生は泳ぐのを止める。
「たしかにサメ…………………のようね。」
「オリバー先生ーーーーーーーーーーっ!!」
キャリーちゃんとヘンリー君の声が聞こえた。
そして僕はエレメンタルライオンに目を向けると未だにガクガクして動けるように見えなかった。
「エレメンタルライオン!?」
「わ、わりぃ………………………うご……………けん。」
そしてついにサメの攻撃がオリバー先生に開始されたんだ。
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