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僕はレオン!~マジェスト伝説~少年は立ち上がる~  作者: 黒羽冥


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82/114

シーン82海での思い出。

オリバー先生が海に沈んでいく。

ぶくぶくと沈んでいったオリバー先生。


「ああ………今度こそ…………………………。」

「オリバー先生…………今までありがとう。」


そんな会話をしていると。

海の家の方からガヤガヤ聞こえてくる。

そしてそれは同時にいい香りがしてきたんだ。


「うわあああああ」

「いいねソフィアちゃん行ってみようよ。」

「うん!あ、キャリーちゃんもいこう!」

「えっ!?私?」

「うんそう!いこう。」


キャリーちゃんに手を差し出すソフィア。

するとアニーちゃんもまたキャリーちゃんに手を伸ばした。

驚きの表情を浮かべていたキャリーちゃん。

そんなキャリーちゃんはニコッと微笑みこたえる。


「うん……………………一緒にいく。」


そんな三人は楽しそうに海の家に向かっていった。


「僕達もいこうか?」

「ああそうだな。」

「あははいこう。」


ヘンリー君の言葉に僕たちもこたえ、そして海の家へと向かっていった。

ワイワイと賑やかに海の家が数十店舗ほど建ち並んでいた………きっとこの海水浴場の名物にもなっているんだろう。

かき氷………………焼きとうもろこし………イカ焼きなど目移りするラインナップだった。


「すごいね…………こんなに賑やかなんだね。」

「そうみたいだね……………」

「俺も何度かしか来たことなかったけどやっぱりこのお祭りみたいな雰囲気はいいよな。」


ヘンリー君に僕がそう返すと何度か来たことあるというアーサー君がそう教えてくれた。

するとかき氷の店に並んでいたソフィア達三人が目に入った。

それぞれにかき氷を買い食べようとしていた。

まずはソフィアが赤いシロップのかき氷を一口、口に入れる。


「うううぅぅぅーーーーーーーん美味しい♡」

「そっかあじゃあ私も……………うん美味しい♡」


黄色いシロップのかき氷を食べ幸せそうなアニーちゃん。

そんな二人を見て緑色のシロップのかき氷を一口救って見ていたキャリーちゃん。

彼女は掬うと口に入れていく。

そんなキャリーちゃんは目を見開き驚いていた。


「なにこれ……………私初めて食べたけど甘くて美味しい♡♡♡」

「でしょでしょ!かき氷っていって氷を刻んでシロップかけて食べるんだよー♡」


そう話したアニーちゃんは二人よりもこういったものを知っていたみたいだ。


「へええすごい♡かき氷…………本当に美味しい♡」

「本当に美味しい♡ねえあっちのも気になるんだけど行ってみない?」


ソフィアとアニーちゃんにそう話しかけるキャリーちゃん。

なんだか徐々に仲良くなっていってる気がした。

そんな三人が眩しくも見えたんだ。


「アーサー君、レオン君!僕たちも何か食べようか。」

「ああそうだな………………何食うかな………レオンは何がいい?」

「あははそうだね……………じゃあ。」


そんな会話をしながら歩いていく僕たち三人。

するとそこに現れたのはエレメンタルライオンだった。


「なあ……………………俺はアレが食いたい。」

「えええええーーーーーーーーーーーっ!?」


そんな二足歩行のエレメンタルライオンが指をクイッと指した先にあったのは『イカ焼き』という旗が見え美味しそうな食べ物が串に刺さったまま焼かれていたんだ。


「おお…………………………………………。」

「イカ焼きか………………それもいいな……………エレメンタルライオンが食べたそうにしてるしそうしようぜ。」


そう言い放ったアーサー君。

するとアーサー君の頭に乗ったエレメンタルライオン。


「さあいけ」

「ああ。わかったよ。」


僕たちはイカ焼きの店に向かっていった。

そこにはイカの他にも数匹の魚達が並び串焼きになっていたんだ。

そしていい匂いが辺りに立ち込めていた。


「イカ焼きはイカに塩を振って焼いただけのシンプルだけど人気のある食べ物なんだよ。」


そういったヘンリー君は色々物知りだった。


「へえ確かにこれは美味しそうだね。」


僕もこんな食べ物は初めてだった。

孤児院にいた僕もソフィアもこんな事は初めての事だった。

そんな今の幸せを感じ…………僕はエンポリオパパたちにも本当に感謝を感じていたんだ。

お読みいただきありがとうございました。


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