シーン81ヘンリー君の夏。
「ぷはあああーーーーーーーーーーっ!!」
オリバー先生は必死にここまで泳いで戻ってきたのだった。
「ハアハア…………………気絶したから死ぬかと思った………………………………………。」
そしてそこには困り顔のソフィアと怒り顔のキャリーちゃんが立ち構えていたんだ。
「全く……………先生はソフィアちゃんに何しようとしてたんですか?」
「ああいや……………でもな……………可愛くてつい………………」
テヘ顔に呆れ顔のキャリーちゃんと困り照れているソフィアがいた。
その時。
「本当ですよオリバー先生!!」
そういい放ったのはなんとヘンリー君だった。
「全く……………オリバー先生はキャリーちゃんをなんだと思っているんですか?そんないやらしい目でキャリーちゃんを見ないでください!!」
ヘンリー君のその言葉と行動に思わず皆が固まってしまったんだ。
「お、おい………………ヘンリー!?一体どうした!?」
「アーサー君止めないでください!!」
凄んだヘンリー君にアーサー君でさえたじろいでしまっていた。
「オリバー先生!!今だから言いますけどね…………………………………。」
今までオリバー先生に思ったことを数々並べていくヘンリー君。
でもそれはキャリーちゃんに関することばかりだった。
オリバー先生もまたヘンリー君の勢いに押され気味になってしまっていた。
「おいおいヘンリー………………………………お前。」
「あんなヘンリー君は僕も初めて見た。」
僕達はそういいながらヘンリー君に目を向けていた。
すると動き出すオリバー先生。
「すまなかったあああーーーーーーーっ!!」
「ふぅ…………………先生やっとわかってくれましたか。」
「ああ………………わかったよ………………。」
するとヘンリー君の肩に腕をまわし何かをつぶやき始めるオリバー先生。
だが聞こえてきた。
「なあヘンリー…………………仲良くしようじゃないか……………お前はキャリー狙いだろう………だが僕はソフィアの水着姿を見ていたいんだ………大丈夫……………僕はキャリーの水着は見ないと約束しようじゃないか……………………どうだ?思いは一つな気がしないかね?」
ニタニタ顔のオリバー先生はそうヘンリー君に告げる。
何か嫌な気配を漂わせるオリバー先生。
するとヘンリー君の顔も何故か真っ赤になっていた。
「なっ!?何を言って!?」
「まあまあ…………僕も悪いことは言わないさ……ここで大人しくしてさあ…………僕はソフィアの水着姿を見たいんだよ…………ヘンリー君………君もキャリーちゃんの水着姿を見ていたいだろう?」
「オリバー先生!?」
オリバー先生の言葉にヘンリー君の顔は真っ赤になっていた。
「なあ………そうそう………何も別に自然のことさ~…………僕は何もしないしただソフィアの楽しそうに可愛く遊んでいる姿を見る…………そんなヘンリー君………君もキャリーちゃんの水着姿を大人しく見ているだけでいいんだ…………そう、僕の邪魔をしないでいてくれるだけでいいんだよお。」
「ええっ!?でもオリバー先生…………そんなのはダメだと思う。」
「大丈夫…………バレはしないさ……………なあ?お互い邪魔をせず………この夏を楽しもうじゃあないか?」
あくどい表情のオリバー先生…………この人は本当に先生なのだろうか。
思わずそう思ってしまっていた。
するとそこに立っていたのはキャリーちゃんだった。
「二人とも……………さっきから…………何を企んでいるのかしら?」
「ひっ!!????」
「キャリーちゃん!!???これは違うんだ!!」
すると顔を赤らめていたソフィアがいた。
「ねえ…………エレメンタルライオン…………。」
僕の魔神具からスーッと姿を現したのはエレメンタルライオンだった。
「うおーーーーーーーーーーーーう!!来たぜソフィア!!!??」
するとオリバー先生に指をさしていくソフィア。
「ああ……………………………何かお前をじっと見ていたなこの男か……………………………。」
「なっ!!お前はやめろエレメンタルライオン!!!」
「うるせえええ!!こないだの仕返しだあああああーーーーーーーーーーっ!!」
「うぎゃああああーーーーーーーっ!!!」
こうして懲りないオリバー先生は再び海に沈んだのだった。
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