シーン73精霊たち。
エレメンタルライオン…………僕の魔神のパワーアップがあったようで………何と話せるようになったんだ。
『おお…………いってえええ…………………………顔面が潰れるかと思ったぜ』
「あはは、エレメンタルライオン!お前さ、ソフィアにあんなことしたらそうなるのわかってるだろう」
「レオン…………うるせぇよ…………………。」
そういいながら頬をぷにぷに触っているエレメンタルライオン。
するとそこへ来たのはエンポリオパパのフェロー厶とオリバー先生のケットリーブロ……そしてスモークフォックス。
彼らがエレメンタルライオンに声をかける。
「エレメンタルライオン…………君もここにきたのであります。」
「そうだな…………話せるのはまだ僕たちだけみたいだね………………」
「そうね……………でも確かにこの街には何か感じます…………私がこの街に来てからずっと何かをこの街に感じているのです。」
そう語ったのはキャリーちゃんの魔神スモークフォックスだった。
四体の魔神………………精霊達は各々にそんな会話をしていた。
するとエレメンタルライオンが口を開く。
「まあ話せるようになったのはありがてえがな……………おいレオン。」
「えっ!?僕!?」
「ああ…………………お前しかいねえだろレオンは。」
「う…………うん…………そうだけどさ………何?」
「俺腹減ったなあああ」
「えっ!?エレメンタルライオンって何か食べれるの!?」
「はあああーーーーーーーーーーーっ!?当たり前だろう………………俺はお前らが食ってたものが食べたいぞ。」
そういったエレメンタルライオンはクンクンと鼻をならしていた。
するとたしかに僕の鼻にもいい匂いを感じたんだ。
「おお……………………これはアンナのハンバーグの匂いだな。」
「パパ……………………うんたしかにこれはいい匂いだね。」
アンナママはこの時みんなの為にご飯を作っていたようだった。
すると突然走りだしたエレメンタルライオン。
「うわっ!?ちょ、ちょっと!?エレメンタルライオン!!???」
僕を引きずったエレメンタルライオンはアンナママの元を目指していった。
「えっ!?レオン君!?」
「お兄ちゃん!!???」
そんな僕たちの後を追ってくる皆。
エレメンタルライオンはヨダレを垂らしながら走っていく。
「これは一度食ってみたかったお前達の食料だな……………………レオン。」
「ええええぇぇぇぇ…………エレメンタルライオン!!」
するといつの間にか庭先に出てきていた僕たち。
僕たちの家は中々広くて…………台所は離れていたんだ。
そんな時外から何かを感じた僕たち。
「エレメンタルライオン…………………何か近くにいるみたい。」
「はあああ!?そんなこと俺の知ったことじゃない。」
「なっ!?………………エレメンタルライオン………お前それは酷いぞ。」
「なにがだ………………今の俺にはあの食い物しか目に入らねえ…………早く食いたい。」
すると上空に飛び立つ姿があった。
それはイーグルに掴まり上空へ飛んだソフィアだった。
「ソフィア!!!??」
「お兄ちゃん!!!なにかが家に近ずいてきてるみたい…………。」
「そうなのか!!???今行くよ!!!」
僕はそういうとエレメンタルライオンに言い放つ。
「エレメンタルライオン!!行こう!!」
「はあああ!?何故俺が行かなきゃいかん!?」
「なっ!?何言ってるんだエレメンタルライオン!?」
「フン…………………今までは自由に動けることが難しかった…………だが今俺は自由に動けることができるようになったようだ……………これからは好き勝手に動くことにする…………あいにくお前はまだそこまで俺を操れんしなあ」
ニタリと笑みを浮かべたエレメンタルライオン。
たしかに今エレメンタルライオンの身体を僕が自由に操れそうもなかった。
「くそっ!!外にはモンスターがいるんだ………このままでは街の人達が!!!」
「ふふん…………………残念だったなあレオン……俺は今………腹が減っている。」
そういいながら止まらないエレメンタルライオン。
すると塀の外から皆の声が聞こえてきた。
「くそっ!!こいつら!!!」
「カイトラビット!!いけえええ!!」
「スモークフォックス…………………敵を撃て。」
皆がいつしか気がついて戦場へと向かっていたようだった。
するとその時。
「きゃああああーーーーーーーーーーっ!?」
ソフィアの叫び声が聞こえてきたんだ。
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