シーン72エレメンタルライオンの覚醒。
なんとその時。
僕の魔神具が光り輝く。
「えっ!?エレメンタルライオン……………?」
エレメンタルライオンが青白く光っていたんだ。
するとエンポリオパパが口を開く。
「これは……………覚醒…………………なのか。」
「覚醒…………………ですか………………………?」
エンポリオパパにそう問いかけたオリバー先生……そしてパパは続ける。
「ええ…………僕たち………………勇者パーティは精霊……………そう魔神と自身のパワーアップをしながら魔王と戦ってきた………もしかするとあのキャリーちゃんの魔神との出会いでエレメンタルライオンの何かが変わりそうですね…………実に興味深い。」
「確かに……………………………でも言葉を理解し会話ができるというのは精霊の中でも相当の力が必要でしょうしやはり彼女……キャリーちゃんの魔神具はオリジナルの力に匹敵するもの…………。」
するとエンポリオパパは興奮したかのように。
「それなんだよオリバー先生……僕は科学者としてずっと究極の魔神具を作る事を目指し研究してきたんだ…………それが今……………エレメンタルライオンに何かが変わったとしたら…………僕は………………………………。」
興奮気味のエンポリオパパはそう言いながら僕のエレメンタルライオンに目を向けていた。
僕の手の上で青白い光がより大きく広がって来ていた。
するとそこへ向かったのは三体の魔神………精霊だった。
エンポリオパパのフェロー厶……………キャリーちゃんのスモークフォックス………………そしてオリバー先生の魔神具から現れたケットリーブロの姿があったんだ。
より光り出す僕の魔神具『けん玉』そして魔神『エレメンタルライオン』が姿を見せたんだ。
するとそれを見ていた三体の精霊。
そして三体の前に光は形作っていくと。
徐々にその姿が構築され光はエレメンタルライオンの姿を見せていく。
「アレはやはり………………………………」
「ええ………………エンポリオさん……………見届けましょう。」
すると一回り大きくなったエレメンタルライオンが立ち尽くしていた。
立派な金色のたてがみを靡かせ立っているエレメンタルライオンは本当に神々しかった。
そんなエレメンタルライオンがゆっくりと目を開いていく。
「エレメンタルライオン…………………君は。」
僕のその声にエレメンタルライオンは自分の両手に目を向けていたエレメンタルライオン。
『お?』
「「おおおおおっ!!???」」
『おおおおおおおおーーーーーーーーーーっ!?』
突然のエレメンタルライオンの発言に僕たちは驚きの声を上げてしまっていた。
「エレメンタルライオン…………………………君話せたのか!?」
僕の声にエレメンタルライオンはじっと僕を見ていた。
すると首を回していたエレメンタルライオン…………その奇妙な行動に僕たちは息を飲んでいた。
『なんだ………………………。』
「えっ!?」
『何を見ている?』
「「えええええーーーーーーーーーっ!?」」
「エレメンタルライオン……………話せるんだ?」
『ん……………当たり前だろう……………レオン…………お前が今まで弱っちかったから俺は声をかけても話せなかったんだろうが。』
そんな会話を聞いていたアーサー君とヘンリー君。
「随分……………辛辣だねエレメンタルライオン。」
「ああ……………そうだな…………でも…………これがやはりレオンとエレメンタルライオンがレベルアップした証拠なんだろうな………魔神と会話もできるというものが。」
するとエレメンタルライオンの視線はソフィアに向けられていた。
タタタっと駆け寄っていくエレメンタルライオン。
「ハハッ!ようやくソフィアとイチャイチャできるぜえええーーーーーーーー!!!」
「「なんだってえええーーーーーーっ!?」」
そんなエレメンタルライオンはソフィアへと飛びついていった。
「ソフィアあああーーーーーーーーーーっ♡」
「えっ!?えっ!!???エレメンタルライオンちゃん!!???」
その時エレメンタルライオンの表情は今まで以上にニタついていた。
すると………………………………………………。
バキバキっとエレメンタルライオンを吹き飛ばす影があったんだ。
「えっ!?イ……………………イーグル……………きさま………裏切った……………………な」
ドサッとソフィアの足元に崩れ落ちたエレメンタルライオン。
そして僕たちは大きなため息をついたんだ。
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