シーン69キャリーちゃんの決意。
キャリーちゃんはそう語ってくれた。
するとそこへ声をかけたのはソフィアだった。
「キャリーちゃん私ソフィア………私もね……実は……………………。」
ソフィアはキャリーちゃんの手を取り声をかけていた。
少しでもキャリーちゃんの境遇に何かを感じたのだろう………その目から何かを感じたんだ。
するとアーサー君……………そして僕も声をかける。
ここにいる皆がキャリーちゃんに笑顔で語りかけていた。
もちろん僕もそうだった。
「キャリーちゃん…………これからは僕たちもいるから何かあったら力になるからさ。」
「うん……………ありがとう。」
そこへオリバー先生が口を開く。
「ふぅ…………………キャリー…………一つ聞いてもいいかね?」
「はい……………オリバー先生。」
「ルーカスという義父、そして義母は君がマジェストだということを知っているのかい?」
するとキャリーちゃんは口を開く。
「ええ………私の元に置いてあったこの魔神具は私が倒れていた場所にあったそうです…………そして私はこの魔神具に手をのばしていたそうです。」
「そうなんだね…………では少し君の魔神具のことを調べさせてもらってもいいかい?」
「えっ!?」
「実はここにいる皆の魔神具は……………ここにいるレオン君……………そしてソフィアちゃんの父親のエンポリオ氏の作ったものなんだよ。」
オリバー先生の言葉に驚き目を見開いたキャリーちゃん。
「そうなんだ……………この魔神具って…………私が知らない事が沢山あるんですね………私は自分の魔神スモークフォックスからしか魔神具と力の話を聞いてことなかったから…………パパとママはこの魔神具と魔神のことは何も知らないと思います…………。」
「なるほど……………ね…………………では君はずっと一人でそれを抱えてきたってことだね。」
オリバー先生の話でキャリーちゃんは頷きこたえる。
「はい……………義父と義母には言えませんでした………傷ついた私を助けてくれてここまで私が何も心配することないように育ててくれました……………彼らはこの力のことを何も知りませんし…………彼らに何かあっても私もそれは許せません………だから私はずっと一人でこの力と向き合ってきたんです。」
「そうか。」
そういうとキャリーちゃんに向き合うオリバー先生。
オリバー先生がつぶやく。
「なら僕とこれから一緒にきてくれないか?」
「えっ?」
「実はレオン君達の魔神具は彼らの父親………科学者である…………エンポリオ氏と話してみないか?」
「レオン君とソフィアちゃんのパパなんですね……………はい………………是非お会いしてこの力のこと聞いてみたいです……………あ………それに……これは父親には言った方がいいでしょうか?」
「いや………………君がずっと両親には隠してきた事………………今まで通り君の両親を巻き込むこともないだろう。」
「そうですよね……………………………。」
少し悲しげにそう語ったキャリーちゃん…………するとヘンリー君が口を開く。
「キャリーちゃん…………僕もさ……………レオン君の父親………エンポリオさんに魔神具をもらって戦う事を決めたんだ…………元々…………自分が戦うなんて事考えたことはなかったんだ………でも今は誰かの為に戦う事が…………僕の運命だとそう思ってる………この学校を街を……………そしてここにいる皆の為に戦う覚悟を決めたんだ………。」
「………………………ヘンリー君。」
「僕が君のこれからを支えていくよ。」
「えっ!?ヘンリー君?」
「だからいこうよ…………………エンポリオさんのところに…………………………………………。」
そして僕はキャリーちゃんに告げる。
「キャリーちゃん……………僕達は君の味方で仲間だからさ……………………大丈夫…………僕達のパパもママも優しい人だし……………………しかも世界を救ったあの『勇者』の仲間として戦った人なんだ。」
「勇者様の!!???」
「うん………パパもママも同じマジェストだからきっと話を聞いてくれると思うよ。」
「うん………………本当にありがとう。」
そんな話をした僕達…………そしてキャリーちゃんを連れ…………家に向かったんだ。
◇
◇
◇
お読みいただきありがとうございました。




