シーン67キャリーちゃんの力。
キャリーちゃんの魔神が煙と共に姿を現した。
「キャリーちゃん!!??」
「「キャリーちゃんもマジェストだった!!??」」
ヘンリー君に続き僕達が声を上げた。
するとキャリーちゃんがにこりと微笑んだ。
「そうなの……………私はマジェスト…………ヘンリー君と同じでマジェストなの……そして私の魔神具はこのフォックスザヨーヨー………………そして魔神は……………スモークフォックス。」
モクモクと煙が形つくったキツネの姿を見せた。
「きゅるる………………………………。」
そんな、なき声のような音が聞こえた。
そしてスモークフォックスは上から落ちてくる巨大なタガメ目掛け飛び出していった。
巨大タガメはスモークフォックスに向かい巨大な鎌を振り下ろしていく!!!!!
ズサーーーーーーーーーーーーーーーッとその大鎌はスモークフォックスを斬り裂いていく!!!
その瞬間。
スモークフォックスは二つに分かれた。
「ああっ!!???」
「「キャリーちゃん!!!????」」
僕達が声を上げてしまう。
すると分かれたスモークフォックスは再び一つに繋がり………………。
「スモークフォックス…………決めるの。」
キャリーちゃんがそう言った。
するとスモークフォックスは煙の状況で巨大タガメをとらえていく。
完全に煙の中にとらえられた巨大タガメ。
そして次の瞬間。
バキバキバキっと巨大タガメの身体は潰されていく!!!!!
そして巨大タガメはそのままその動きを止めていった。
ズーーーーーーーーーーーーーーンっと沈んだ巨大タガメ。
「おお……………………………………………………。」
「凄い……………………………………………………。」
僕達はそんな声を上げてしまった。
そしてスモークフォックスはスーーーーッと消えていくと巨大タガメがバキバキになり大地に沈んでいた。
「やった。」
「キャリーちゃん凄い……………………………。」
するとキャリーちゃんは笑みを浮かべる。
「どおかな?私の能力。」
「す………………凄いよキャリーちゃん。」
「うん!!本当に凄かったスモークフォックス。」
ヘンリー君と僕はそう叫んでいた。
「ありがとう。」
キャリーちゃんはそう返す。
そこへ現れたオリバー先生…………………。
「おお………………流石だね…………………キャリーちゃん…………………」
「先生…………………いえ……………………。」
そして………………………………………。
◇
◇
◇
オリバー先生はこれまでの僕達の話をキャリーちゃんへ語った。
もちろんオリバー先生の話からはじまりこの学校…………この街で起きた事件からの話もだ。
するとキャリーちゃんが口を開く。
「私が……………この力を持ったのは数年前でした。」
「えっ!?」
キャリーちゃんの言葉にそうヘンリー君が声を上げた。
そしてキャリーちゃんは語りはじめた。
◇
◇
◇
私がこの力を持ったのは数年前でした。
私の生まれた街はここから数百キロ離れた街でした。
数年前…………この世界は魔王の支配があったのは皆も分かってますよね………私ももれることなくその影におとされていました。
そして私の生まれた街は一夜にして魔物達に壊されました………前日まで平和だったのに………街の皆…………私の両親たちも……私も平和に暮らしていたのに……………………………。
◇
彼女は身体を震わせ………言葉を続けた。
◇
私は奇跡的に意識が戻っていました。
身体中が痛くて……悲しくて………目の前は霞んで………………意識が朦朧としていた。
その時。
目の前からフラフラと足を引きずったまま私の元へ歩いてきたのは母を抱えてきた父だった。
そして目の前で倒れた両親。
「パパ……………………ママ………………………………。」
私はそう声を絞り出していた。
「キャリー……………すまない……………守ってやれなくて……………………。」
そう父は声を上げ母と共に倒れていった。
そして私は……意識を失ってしまったの。
気がつくとどこかのベットの上でした………。
そしてそこで誰かの声がしたの。
◇
◇
◇
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