シーン65カイトラビット。
「うんうん…………これはやっぱり私達のサポートのおかげね。」
「そ………そうなのかなあソフィアちゃん?」
「間違いないよアニーちゃん」
そんな会話をしているソフィアとアニーちゃん。
僕とアーサー君はそんなソフィアとアニーちゃんに声をかける。
「そうなのかソフィア?」
「お兄ちゃんそうに決まってるよお!!これは私とアニーちゃんという女子ならではの効果ね。」
するとそこへきたのはオリバー先生だった。
「やあ!ソフィアちゃん♡」
「あっ…………………はい…オリバー先生お疲れ様です」
オリバー先生にそう返していたソフィア。
「そういえば…………最近君たちがなにかしてるのかと思ったら…………なるほど………そういうことか。」
オリバー先生の視線はヘンリー君とキャリーちゃんに向けられていた。
「あの…………先生…◇…私………ヘンリー君を応援したくて………えっと…………なにか悪い事でしたか?」
そう言いながらオリバー先生の顔色を伺うソフィア。
「いや………僕だって男だしまだ若い君たちの恋愛を邪魔などはしないさ…………ただね…………。」
オリバー先生の視線はキャリーちゃんへ向けられていた気がしたんだ。
「キャリーちゃんがどうかしたんですか?」
「いや……………なあ君たち………あの子………キャリーちゃんか………………ヘンリーと彼女を今まで通り見守っていてくれないだろうか?」
「「えっ!?」」
僕達はオリバー先生の口から出た考えられないようなその言葉にポカンっとなっていた。
「ああ!なるほど、さすがオリバー先生ですね…………………私に任せて!」
上機嫌にそう言ったソフィア。
「そうなんだよソフィア♡さすがわかってくれるなら僕も安心したよ。」
「もちろんです先生!!」
恋愛のことに関して頼られたからなのだろう……ソフィアはさらに目を輝かせそう返した。
そういったソフィアは歩いていった二人をアニーちゃんと共に着いて行った。
「アニーちゃんいこっ!!」
「うんっ!!わかったソフィアちゃん!」
すると見送ったオリバー先生は僕達に目を向けた。
「さあ、レオン君………アーサー君………本題を話そう………………………。」
「「オリバー先生!?」」
僕達はオリバー先生をじっと見た。
「いいか二人とも………………彼女…………キャリーちゃんは……………おそらく僕達同様…………マジェストだ。」
「えっ!!???」
「なんだって!?」
僕達は衝撃の言葉をオリバー先生の口から聞いてしまった。
「オリバー先生………………それって本当なのか?」
「ああ………彼女から僅かに流れでる力は精霊のそのものだ………転校してきた当初………僕が彼女を紹介した時……僅かばかりだが………彼女から精霊の力を感じたのだ。」
「そんな…………………………………。」
「あの子がマジェスト…………だけど………………敵なのか……………味方なのか……それも分からないよな。」
「その通りだねアーサー君……そしてまだ彼女は魔神具も見せてはいない…………まあ確かに敵でも現れない限り………そんな必要はないのだろうがな。」
「オリバー先生………彼女の目的はなんだと思う?」
「まだ分からないけどね……………だから君たちも彼女とヘンリー君の様子を見ていてはくれないだろうか?」
神妙な顔でそう尋ねたアーサー君………そんな彼に言葉を返すオリバー先生。
「わかったよオリバー先生…………………。」
「そうだな…………こたえ次第では俺もヘンリーを守ってやらなければね。」
僕達は改めて彼女とヘンリー君を見守ることにしたのだった。
◇
◇
◇
ヘンリー君達のあとをついて行く僕達。
二人は仲が良くなったのだろう…………笑顔で話しながら下校していく。
僕達の前にはソフィアとアニーちゃん………… そしてさらに僕達がそのあとを追っていた。
確かに彼女がマジェストだったなら、今までの僕達のように魔物がその匂いを嗅ぎつけるかのように寄ってくるかもしれない。
そしてそれは間違いなかったかのように目の前でその事件は起きたんだ。
二人の目の前には川が流れていて川から巨大な何かが飛び出したんだ。
「キャリーちゃん!!!下がっていて……………」
「えっ!?ヘンリー君?」
ヘンリー君は魔神具を取り出し構える……。
「魔神具………………カイトラビット……………。」
「ヘンリー君!?あなたは…………………………。」
◇
◇
◇
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