シーン6ラビット。
「エレメンタルライオン!!?!?」
突然なにかに気がついたかのように走り出したエレメンタルライオンはそのまま玄関から家を飛び出していったんだ。
「待てよ!!!」
「あっちに行ったみたいだぞ!!」
そういったのは僕よりも足の早いアーサー君だった。
「今行くよ!!!」
「待ってよーーーーーーーーー」と言いながら追いかけてくるヘンリー君。
僕達三人はエレメンタルライオンの後を追いかけていったんだ。
◇
◇
◇
「くっそおおおーーーーーーーーー!!」
「逃げ足が早いな!!!僕でも追いつけないなんて。」
「おーーーーーーーーい!!待ってってばーーーーーっっっ!!!!!」
僕達が息を整えているとヘンリー君がやっと追いついてくる。
「ヘンリー遅いぞ!!あいつ逃げ足早いんだ!!この僕でも…………………。」
するとアーサー君の言葉が突然途切れた…………。
周りを見渡すとどうやらどこかの公園内の森の中に僕達は紛れ込んできたみたいだった。
「なんだよここ……………………」
「アーサー君………ここってもしかして……………」
僕がアーサー君にそういった瞬間。
辺りの空気が変わった気がした。
「…………きっとここは迷いの森って呼ばれてるとこかも。」
「迷いの森ってさあ………最近この街で噂になっていたあの……その場所に行ったら神隠しに合うって話の場所?」
そう問いかけたのは後からきたヘンリー君だった。
「もしかしたらだよ………レオンも聞いただろ?その噂………あの公園では最近………この街で謎の神隠しが起こったっていう悪い噂話さ。」
「う………うん………確かに聞いたよ………それで僕も確かにパパに言われてた気がする……近づくなって。」
「うわあああーーーーーーーー!!どうしよう!!僕達その噂の森に来ちゃったって事なの!?」
そう取り乱しはじめたヘンリー君。
「ヘンリー!!そう慌てるのはまだ早いって!!今ここにはたとえ何が出てきてもきっと何とかしてくれそうなレオンがいるんだ…。」
「うん………ここまで来ちゃったんだ……………二人は必ず僕が守るから。」
するとなにか森の奥の方から何かおかしな音が聞こえてきた。
「レオン君!?今なにか聞こえたよ!?」
「そうみたいだねヘンリー君。」
僕達はその音に聞き耳を立てる。
カサカサッカサカサッ!!
「何だこの音!?」
「分からない!?」
「ひっ!?こわいよ!?」
僕達はこっそりと音がする方向へと近ずいていく。
すると目の前に現れたのは青い光の丸い物体。
それはモコモコと動いていた。
「あれなに!?」
「なんだろな?ボール!?」
僕はその物体を掴み引き上げる。
「はあ…………何してるんだよ………エレメンタルライオン!?」
「ガウガウ!?」
「お前こんな所まで逃げてきて何してるんだ!?」
僕がそういった瞬間!!
目の前の茂みが大きく揺れ動いたんだ。
「なっ!?」
「なになに一体!?」
「うわあああっ!?」
「「モンスターーーーーーーーーー!?」」
僕達の目の前に現れたのは大きなオオカミの姿のモンスターだった。
すると感じたのはギギギという機械の音。
まさかこの魔物も機械でできた魔物!?こないだのスライムの様な。
するとオオカミの背後には震えるウサギの姿をした精霊の様な何かがいたんだ。
「ウサギ!?」
「もしかしてあのオオカミに襲われそうになっていたの!?」
僕の声にそう返してきたのはヘンリー君だった。
「ダメだあああーーーーーーーーーー!!」
ヘンリー君はそう叫ぶと駆け出した!!
すると、そのままウサギの精霊を抱き抱えたんだ。
「ヘンリー君!?」
「ヘンリー………お前……そいつを守ろうとしたのか?はは…………いつもビクビクしてるのにかっこいいじゃん!!」
そう言い放ったアーサー君。
僕にもあのヘンリー君がウサギの精霊を身を呈して守ろうとしていたことに驚いた。
「ヘンリー君…………君は勇気がある…………だからこの場は僕に任せろ!!!」
僕はヘンリー君とウサギの精霊を守ろうとオオカミとの間に割って入った。
「エレメンタルライオン!!!行くぞおおおおおおおーーーーーーーーーーーーっ!!」
僕は魔神具を構えると振り回していく!!
「あれが魔神具…………か。」
「すごいね……………………」
二人の言葉が背後から聞こえた。
「いけえええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」
オオオカは僕達に向け飛びあがる!!!
僕の魔神具からエレメンタルライオンがムクムクと大きくなり放たれていった。
そして。
「ガアアアアアーーーーーーーーーーーーッ」
エレメンタルライオンとオオカミは衝突したんだ。
◇
◇
◇
お読みいただきありがとうございました。




