シーン5アーサー君とヘンリー君。
僕たち三人は僕の家に向かったんだ。
僕たちの苗字は『イヴレーア』パパの元々の苗字だから僕はレオン・イヴレーアなんだ。
表札にはイヴレーアと明記されている。
僕は玄関のドアを開け入っていく。
どうやら誰の靴も無いようでソフィアももしかしたらアンナママと出かけたのかもしれない。
『ただいまーーーーーーーーーーーー!!』
まあまあ広い屋敷ではある我が家………これはパパの研究者としての稼ぎも大きいのかもしれない………パパは本当に凄くて飛行機や自動車……はたまた次世代の車の開発にまでその知識を活かしているんだ。
『お前ん家のパパも凄いもんな。』
「そうかな…………あはは」
僕は確かに凄いと思っているけどパパにもこんな時には謙遜する事を教えられている………だからいつもこう答えるが実際は本当に凄いと思うし尊敬もしている。
「いやあ本当に凄いよレオンくん!!」
そうヘンリーにも改めて言われるとなんか嬉しくなる僕。
孤児院にいたあの当時僕には元から親はいなかったしまさかこんな未来が来るなんて考えた事もなかった僕。
だから余計に今の環境は僕にとっても……きっとソフィアにとっても嬉しいし幸せなんだと思う。
「いやあでもパパは確かに凄いけど怒ると怖いんだよ。」
「そりゃあどこの親でもそうだろ、うちの親なんて勉強しないと小遣い減らされるんだぜ。」
「うちもそうだよ。」
ヘンリーもアーサーくんも、どうやらどこの親も似たようなもののようだ。
そんな会話をしながら僕の家に帰ってきた僕たち。
辺りを見回してもどうやら誰もいなそうだ。
「さあ入りなよ。」
玄関を開けて二人を迎え入れた僕は案内する。
「うへえ……………レオンの家でけえなあ」
「本当に大きいよね………広すぎる」
二人はどうやら緊張しているみたいだ。
「じゃあ僕の部屋に行こうよ。」
「ああ。」
「うん。」
どうやら二人は広さに驚いているみたいだった。
そして僕の部屋に着いた僕たち。
隣のソフィアの部屋を確認する僕。
どうやらソフィアは出かけたようだ。
「いないか……………じゃあ僕の部屋はここだよ。」
そういいながら部屋のドアを開けた僕。
すると。
僕の部屋内で青い光を放ちながら静かにただずんでいたのは僕の魔神具である『けん玉』
「これだよ………………僕の魔神具『けん玉』って言うんだ。」
「うわあああ」
「すっげえ……………これが魔神具………………」
キラキラ青い光に包まれた機械で出来たけん玉……。
「うん…………………これはね……………」
そして僕はパパに教えてもらった魔神具とこの世界で起こった話を二人に話したんだ。
「そんな事があったのか。」
「授業でもそんなこと習わないしね。」
「まあ確かに平和になったしね……でもさ………お前たちが見たアレは………たしかにここで何かが起こるんじゃないか?って僕も僕のパパも考え初めてるんだ。」
「そうかあ…………でもアレは本当にモンスターだったよな。」
「うん…………あの時、友達が何人も捕まって苦しそうにしているの見て僕は怖くなったんだ。」
そう語ったヘンリーくん。
「そうだよね……でもね、この街でも何か起こるのかもしれないけどさ………僕達を育ててくれたパパとママもいて………この街にはマジェスト協会ってのもあるんだぜ!?」
「「マジェスト協会!?」」
「ああ………僕達マジェストが集い……今では警察の及ばない魔法犯罪を取り締まり治安を守る機関になってるけどね!」
するとアーサーくんの目がキラリと変わった。
「えっ!?」
「すっげえよ!!レオン!?マジェスト協会ってのがあるのか!? 皆お前みたいにあの魔神具ってヤツでモンスターを退治するんだろ!?」
僕は失言した事をこの時後悔する。
「ま…………まあ………でもそこのリーダーのマリアさんって人がめちゃくちゃ綺麗なんだけど超怖いんだぜ!?」
「うおおおおーーーーーーーーーーー!!そりゃあますます会ってみたいなあ!なあ今度連れてってくれよ!なっなっ!?」
「うんうん僕も!!」
僕はこの時ますますやってしまったと後悔するのだった。
するとアーサーくんが話題を変える。
「さあ…………じゃあさ………こないだのアレ…………また見せてくれないか?」
「えっ!?」
「そう…………ここなら誰も来ないし危険はないハズ…………………」
「えっでも………実は僕……修行はしてるけど………僕の魔神って強いんだけど超気まぐれでさ…簡単に出てくるかどうか……………………。」
僕が魔神具を手にそんな風に誤魔化していると。
ポンッと簡単に魔神具から飛び出してくるエレメンタルライオン、そしていつものようにふてぶてしくはなく可愛らしく振舞っている。
「なっ!?こいつ……………………。」
(いつもパパとの修行の時は簡単に出てこないじゃないか!?しかもその態度って)
「「おおおおおぉぉぉぉっ!?これが魔神」」
「「可愛いやつじゃん」」
二人は目を輝かせてエレメンタルライオンを見ていたんだ。
すると急に駆け出したエレメンタルライオン。
「うわっ!?ちょっと待てよエレメンタルライオン!?」
「おい!!レオン!?」
「レオンくん!?」
僕達はエレメンタルライオンの後を走って追いかけたんだ。
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