シーン56ジャックとオリバー先生。
僕たちは最奥へと入っていく。
すると目の前には真っ黒な闇が深く見えたんだ。
中から感じたのは冷ややかな風………そして異様な空気が辺りを飲み込んでいく。
「これは………………………………………。」
「うん……………何かが来そうな雰囲気だね…………前に行ったアニーたちは大丈夫かな。」
そういったウイリアム君………………だけど昨日までの彼の表情とは違っていた………そう………本来の彼は正義感が強くその意思はとてもこないだまでのウイリアム君には見えなかったんだ。
すると前方から誰かの声が聞こえてきた。
「ねえ!!ちょっとなにここ!?」
「いやあああーーーーーーー!!」
「くそっ!!なんなんだこの部屋!?」
そんな声が聞こえてきた。
「これは!!???」
「アーサー君!!???」
「くっ!?多すぎる!!!ヘンリー!これは俺たちが!!???うわっ!?」
「アーサー君!!???えっ!?なにこれ!?いやあああーーーーーー!!!」
「ソフィアちゃん!!???いやあああーーーーーーっ!?」
「皆!!!こいつ!!!」
僕の耳にそう聞こえてきたんだ……するとそれはアーサー君の声だった。
「くそっ!!こいつら!!!!!」
アーサー君の焦り声!!
「アーサー君!!???何があったの!?」
「レオン!!???ここにはやばい何かが!!!この闇で何も見えてないんだ!!誰も見えない!!」
確かに僕たちの目の前には微かに通路を照らす灯りが僅かにあるだけだった。
しかもここは本格的な迷宮になっている。
偶然アーサー君たちの声が聞こえる場所に行けたけれど………彼らのところまで行くためにはまだまだ進まなければならないのだろう。
すると突然シンっと静まり返ったんだ。
「アーサー君!!??」
「アーサー!!????」
僕もウイリアム君も叫んでいた…………だがシンっと静まり返った空気が異様な雰囲気をかもし出していたんだ。
「くそっ!!いこうレオン君!?」
「ウイリアム君……………うん!急ごう。」
こうして僕達は先を急いでいったんだ。
◇
◇
◇
一方その頃。
「オリバー先生!!???」
「くそっ…………ここにもいないな。」
すると目の前にはなんとこの施設の巨大おばけ屋敷が見えてきた。
「先生!!あそこの中になにか。」
「なにっ………………まさか…………………これは。」
オリバー先生とジャック先輩が入り口で立ち止まった。
するとケットリーブロが入り口で浮遊していた。
「先生……………もしかして………………この中になにか。」
「どうやらそのようだな………アレもこの中に消えたように感じる。」
「入りますか。」
「ああ…………………ん………………これは。」
オリバー先生はなにかに気がついた。
「オリバー先生!?」
「どうやらここにアイツらもいそうだね…………中に入るぞ。」
「はい……………………いこうオリバー先生。」
二人もまたこのおばけ屋敷ロナウドホラーハウスの中へと入っていく。
するとオリバー先生は立ち止まる。
「オリバー先生!?」
「ああ……………ここはどうやら複雑な迷宮になっているみたいだ……………やみくもに歩いても皆の元へは辿りつかないかもしれないし、あのマシーンワームも探せないだろう……………………。」
オリバー先生は魔神具であるスマホを手に掲げる。
そしてスマホに言葉を。
「魔神具よ………………迷宮の道を示し……………その道を照らせ。」
すると魔神具から光となりスーッと姿を見せたケットリーブロ。
サササーーーーーーーーーーーーーッと動き回っていくとテンテンっと光をつけていく。
「オリバー先生…………………これは!?」
「ケットリーブロが道をつけていく……………このまま後をおっていくよ。」
「はいっ!!!」
オリバー先生とジャック先輩が奥を目指し歩きだしたんだ。
◇
◇
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この状況にオリバー先生達は先を急ぐ………先生は何かを感じながら歩いていた。
「先生……………このおばけ屋敷は行方不明を出した事のあるおばけ屋敷なんだよ。」
「そのようだね………だがそんな場所であるここを暴き…………………全ての真実をさらけ出してやる。」
「先生…………俺にできることがあるなら………必ずこたえてみせるよ。」
フッと笑みを浮かべたオリバー先生。
「ああ………………いくぞジャック。」
「はい!!」
こうして二人もこのロナウドホラーハウスの最奥を目指したんだ。
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