シーン46アーサー君の怒り。
アーサー君に襲いかかっていく巨大カマドウマ。
それはこの状況で焦りこの場を逃げ出そうとしているかにも見えたんだ。
だけどこいつを逃がしたらきっとまた分裂して大変なことになってしまいそうだ。
そう考えると僕は飛び出そうとするけど邪魔をしてくる他のカマドウマ達。
「くそっ!!また増えてきた!!!」
「本当にしつこいね!!」
僕とヘンリー君が話しながら戦っているとオリバー先生が叫んだんだ。
「お前達気をつけろ!!きっとあのアーサーの目の前のカマドウマが本体だ!!アーサー!!頼んだぞ!!!」
するとまた湧いてくるカマドウマ達。
「任せろ!!」
そう叫んだアーサー君。
その手には魔神具である独楽を手にしていたんだ。
『魔神具…………闘牛独楽いくぞ!!!』
アーサー君が激しく独楽を回すと独楽は巨大なカマドウマへと向かっていく!!
地を這い回りそしてそこから敵を認識してかのように『闘牛独楽』はその姿を現しカマドウマに突進していく!!
「ブルルっ!!」
地を蹴り激しく突進していくアーサー君の魔神闘牛!!!
その姿はさすがと言わんばかりの動きと激しさで巨大カマドウマへと向かって行く!!!
「よおおーーーーーーーーーーーし!!!」
「いっけえええーーーーーーーーアーサー君!!!」
僕達はアーサー君の魔神を見て声をあげていた。
すると。
それを察知したかのように低く身構えた巨大カマドウマ。
「何をしようっていうんだ魔物め!!!その前にロデオトップが許すはずがないだろう!?」
そう声をあげたアーサー君。
するとロデオトップはカマドウマ目掛け突進する。
その時。
巨大カマドウマの目が赤く変色する。
そしてカマドウマの渾身のジャンプが目の前で見ることとなった。
「なにーーーーーーーーーーっ!?」
「なんだあの跳躍力は!!???」
「オリバー先生!!このままでは街まで出ていって大変な事になるかも!!!??」
僕達は口々にそう叫んだんだ!!!
「させるかよ!!!」
そう言い放ったのはアーサー君だった。
『闘牛独楽』
「スピニング………………………ジャンプ!!!」
するとロデオトップはキキキーーーーーーーーーッとその足を止める。
その瞬間。
勢いよく空中にジャンプし飛んでいくロデオトップ!!
「おおおおおっ!!!」
「凄いよアーサー君!!」
「なるほど…………………これは考えたねアーサー。」
「オリバー先生!?どういうこと?」
そうたずねたのはソフィアだった。
「ああ…………確かに彼のロデオトップは地上型だ…………………でも独楽は実は宙にも飛ぶ技もあったりするんだ……それをここで見せるなんて………さすが以前からマジェストとしての才能もあったのかもしれないな。」
「そっかあ…………アーサー君……………やっぱりカッコイイね。」
照れながらそう言ったソフィア。
そんなソフィアを微笑み見ていたオリバー先生。
するとアーサー君が叫ぶ。
「届いてみせる!!!お前はきっとジャックをどこかで操っていたのかもしれない………そしてそんなジャックを支配してウイリアム先輩とアニーちゃんを苦しめてきたんだ………………。」
するとアーサー君が拳を握る。
「絶対許さないからな!!!!!」
大声を上げ叫んだアーサー君。
すると失速しかけてしまうアーサー君の魔神ロデオトップ。
「なっ!?くそっ!!届かないのか!!??」
ここへ来て巨大カマドウマの跳躍力がロデオトップよりも上回っていたのかもしれない。
その瞬間。
「アーサー君!!いっけえええーーーー!!」
「僕もだ!!エレメンタルライオン!!」
「私だって!!!」
僕、ヘンリー君、そしてソフィアの魔神が飛び上がりそれぞれに魔神ロデオトップを下から突き上げたんだ。
その勢いに再びロデオトップのジャンプが上回ってついには巨大カマドウマの頭上へと躍り出たロデオトップ。
「よし!!ロデオトップ!!!そこから攻撃だ!!!」
「じゃあ僕も加勢をしよう。」
するとロデオトップの先にはオリバー先生のケット・シーが待ち構えていた。
そしてロデオトップの進行方向を変えるとするりとロデオトップは巨大カマドウマのボディへと進路を変えていく。
「よし!!!」
「いっけえええーーーーーーーーアーサー君!!」
「やったわ!!!」
「さあトドメは君だアーサー君!!」
「皆ありがと………………………さあいくぞロデオトップ…………………………………。」
ギュイーーーーーーーーーーーーーーンッと空中で回転を増していくロデオトップ。
その勢いのまま巨大カマドウマへと飛んでいく。
「ロデオ…………………………スクリュー!!!」
ズガガガガガーーーーーーーーーーーッと激しいスクリュー音が響き渡った。
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