シーン40ウイリアム先輩。
奴らはオリバー先生に笑いながら声をかけてくる。
先生は沈黙で奴らをじっと見ていた。
すると奴らは舐めた目で先生に近づき口を開いた。
「へへへ……………先生……………アンタさあ……こんなところにいて何をしようって言うの?」
「……………………………………。」
先生はじっと沈黙している。
「あはは…………やっぱりなあ……………先生たちって僕たち生徒達に何かしたら教育委員会が黙ってないからねえ。」
そう言い放ったジャック。
するといつの間にか、周りの友人たちだろう中学生たちがヘラヘラと先生…………そして僕たちを取り囲んでいた。
「おい…………アンタたち何をしようって言うんだ?」
そういったのはアーサーくんだった。
そして周りを見回しヘンリーくんも。
「先輩たち何をしようっていうんだ?」
「アーサーくん………ヘンリーくん…………………この先輩たち何かおかしくない?」
「ああ………………たしかにおかしいな…………」
僕はジャックという先輩たちの様子に何かの異変を感じていたんだ。
先輩は目がおかしくて焦点が合っておらず………そして中にはヨダレを垂らして見ている先輩たちもいたんだ。
「先生…………この人たち何か様子がおかしい。」
「ああ…………確かにそうですねえ…………」
僕たちの言葉に先輩たちは表情をかえる。
「はあ?何言ってんだお前ら?」
「………………………………………………。」
先生は押し黙る…………そんなオリバー先生はじっとそんな先輩たちを見つめる。
「やっぱりな………オリバー先生よお…………そうやって大人しくしていればいいんだ。」
するとジャックがソフィアに近づき彼女の肩を抱く。
そしてそんなソフィアが目を見開き震えていた。
「なあ………君可愛いなあ……………………先生はどうせ何もできないんだ……………なあ君……………このまま遊びにいかないか?」
ジャックの言葉にソフィアがゆっくりと口を開く。
「………………………………………して……………………」
「ああ?声が小さくてよく分かんねえな。」
「…………………放して……………………………………」
「なあいいだろ?君もさ………………見てたらあそこにいる男がお兄ちゃんなんだろ?アニーみたいに俺たちに虐められて…………お兄ちゃんが学校にこれなくなってもいいのか?」
先輩のその言葉にソフィアが何かをしていたその手を止めた。
「そうそう……………そのまま大人しくしていればいいんだ。」
「はは………ジャックさん………このままアニーとこの子を連れて行って遊びませんか!?」
「ああ……………そりゃあいいな……………俺たち暇だったからなあ。」
するとオリバー先生がため息をつき口を開く。
「ふぅ……………君たち………もういいよな?」
「ああ!!???何言ってんだ?先生よお?アンタ俺たちに手を出したら教育委員会が黙ってないってこと分かってんのか!?」
「知らん………………そんな事は僕にはどうでもいい。」
「はああああ!?こいつなめてんなあ。」
激昂するジャック先輩。
「この手を離すんだ。」
「うるえせんだよ先生!?」
オリバー先生の胸ぐらを掴むジャック先輩。
「さっきから黙っていたからアンタも他の先生同様大人しくしているだろうと思っていたらまさかの反抗的なその態度…………おかしくねえのか!?」
「いや…………僕にとってはここにいる生徒たちを守ることが重要なのでね。」
「はあああああ!?先生よお…………その態度おかしいだろ!?」
「やってみなよ…………………………………。」
オリバー先生はそうこたえ先輩たちを煽っていた。
「まずはその子から手を離してもらおうか?」
「はああああ!?」
「アンタその言葉………分かってんのか?」
「ああ……………分かっているよ………そしてこれまでの君たちのやってきたことも全部聞いたよ。」
「だからなんだ!?俺たちをなめてんのか?」
「いや…………………だから君たちは間違っているからそれを正すのが教育者としての役目だと僕は思っているよ。」
すると…………そこへ。
「クククッ……………さあ…………先生よ…………あれ見ろよ。」
そこにはジャック先輩の仲間が誰かを連れてきたのだった。
すると青ざめたアニーちゃんが口を開く。
「お兄ちゃん!!???」
「えっ!?」
僕たちの目の前にはなんといやいやながらも連れてこられたアニーちゃんの兄………ウイリアムくんがいたのだった。
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