シーン37アニーちゃんとの過去。
僕達の前から立ち去っていった怪しげな先輩達。
「なんだったんだろうあの人達。」
「分からないけどいい人達ではないみたいだよね………僕も怖かったよ。」
ヘンリーくんがそういうとアーサー君はアニーちゃんが走って行った方向に目を向けていたんだ。
「アーサー君?」
「あ…………ああ………なんでもないよ。」
するとヘンリーくんが声をあげる。
「あっ!?そういえば!!!」
「ヘンリーくん……………どうしたの?」
「うん………………アーサー君……………あの先輩ってもしかして……………………。」
「うん………………ヘンリー気がついたか?」
「うん……あの先輩って昔…………。」
「ああ……………アレは『』先輩だな…………」
「『』先輩?」
僕がそう問いかけるとアーサー君は語り始めたんだ。
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数年前…………ちょうど僕達がこの辺で遊んでいた時だった。
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「よぉし!!ヘンリー!じゃあ次は何して遊ぶ!?」
「はあはあ!待ってよアーサーくん!?」
「全くお前は………おっそいなあ………………」
「アーサーくんが早いんだよお!」
こんな感じでいつも僕達は遊んでいた。
そしてとある公園にいった僕達……………。
するとそこにいたのは数人の僕達よりも年上のお兄さんたちが集まり笑いながら話していたんだ。
「おいお前ら…………暇だよな………何かねえのか?」
「いやあ…………『』中々おもしれえことなんてねえよな。」
「まあな、あーあ暇だな。」
男達は明らかに怖そうな見た目だった。
だから周りで見ている小さな子供達……………そしてその親なんかも関わらないように子供達が近づかないようにしていたんだ。
明らかに周りから見ていても嫌な感じを僕も覚えたんだ。
するとそこへ一人の小さな男の子が彼らに近づいていったんだ。
「お兄ちゃん達………僕もそのブランコで遊びたいな。」
それは小さな少年…………そして後ろには小さな女の子がいたんだ。
そして男の子の中のリーダー的な少年が笑って言い放った。
「なんだよお前ら…………見ればわかるだろ?ここには僕達が先に来てこうして遊んでるんだろ?邪魔だからどこかいけよ。」
「えっ?でももう二時間くらいそこにいるんじゃない?そろそろ僕達にも順番で遊ばせてくれよ。」
「はあああ!?お前何言ってんだ?」
リーダーのような男の子が座っていたブランコから降りて男の子の前に立ち塞がる。
「あれ?お前って同じクラスの「」じゃん」
「あ!本当だな…………「」じゃねえか。」
もう一人の男の子が彼に近づいていく。
「お前さ………ああその子は妹か?」
「だからなんだよ。」
「妹の前でいいカッコしようとしてんのかよお前。」
「うるさいな………そんなの関係ないだろ!?」
「へえ…………」
すると男達の中の一人が女の子の持っていたぬいぐるみを取り上げてしまう。
「いやっ!?私のぬいぐるみ返してよ!!」
女の子は涙目になってぬいぐるみを取り上げた男の子に言い放つ。
「やだね!!ほおら!!」
男の子は他の友人にぬいぐるみを放り渡す。
そして男の子達はそれを繰り返し中々返してくれないようだった。
「やめろおおおーーーーーーーー!!!」
兄は妹のぬいぐるみを取り返そうとリーダーの男の子に奪い返そうとかかっていく。
すると。
リーダーの男の子に殴られてしまう。
「うるせえんだよ!!」
女の子は泣き出してしまう。
「おーーーーーーーーーーーい!!おまわりさん!!こっちです!!」
そこへ僕はそう叫び演技を始める。
すると男の子達は何かを察して逃げていってしまったんだ。
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「大丈夫?」
僕が近づくと男の子は頬を赤く腫らしながらもお礼を言ってくる。
「ああ…………ありがとう………君たちのおかけで助かったよ…………ほら「アニー」もお礼言って」
「……………………………ありがとう」
「うんいいよ…………怪我はないかな?」
「ああ大丈夫……これくらい妹を守れたんだから。」
「そっか……………気をつけて遊んでね………。」
「君はなんて名前かな?」
「僕がアーサーでこっちのデカイのがヘンリーだよ。」
「そっか………アーサー君にヘンリー君…………本当にありがとう。」
「ああ……………じゃあ僕達はもう行くからゆっくり遊んでいきなよ。」
「ああ。ありがとう。」
そして僕達はその場を後にしたんだ。
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「って事があったんだよな………でもそっか……」
「どうしたのアーサー君?」
「いや、今思いだしたけどソフィアちゃんといたあのアニーちゃんって…………………。」
僕達もアーサー君の話していた子がアニーちゃんだったということを今気がついたのだった。
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