シーン27バーランド。
ソフィアは救われた。
「お兄ちゃん…みんな…………ありがとう。」
「ああ、本当に良かった」
「やっぱりいざとなったレオンくんかっこいいね!僕なんて焦っちゃってさあ。」
「いやいやヘンリーくんだって誰よりも先に飛んで行ってさ!!」
「うん!本当にヘンリーくんもありがとう」
「本当になんにもなくて良かったねソフィアちゃん」
「うんありがとう!」
すると僕たちはアーサーくんに目を向けると赤い顔をしていた。
「アーサーくん!」
「えっと………あ!無事でよかったなソフィア。」
「うん…………本当にありがとうアーサーくん。」
そういいながら良い雰囲気の二人は見つめ合う。
するとオリバー先生がそこにはいた。
「おい!!お前達!!」
「「ヘンリー先生!!???」」
僕たちは声を揃え驚いていた。
ドキドキしながら先生の言葉を待つ僕たち。
「よく頑張ったな?だがこれでわかったと思うが…………この学園内………そしてこの街にはこうしていつどこでも魔物が現れるようになっている……………………これは事実だ。」
するとオリバー先生は続ける。
「だからこそ僕はこの街にやってきたんだ……これからまた何が起こるかも分からない………それでも今回のように戦わなければいけないし襲われることもあるだろう………それでも戦わなければいけないんだ。」
「オリバー先生……………僕はもう負けなくないよ…………」
そういったのはヘンリーくんだった。
「ああ。分かってるよヘンリー。」
「はい…………」
「僕も……………………負けない…………なあレオン。」
アーサーくんの声に僕は返した。
「うん!!もちろんだよ!」
すると震えていたのはソフィアだった。
「お兄ちゃん………ヘンリーくんもアーサーくんも………………私がもっと強かったら今回みたいに迷惑かける事なかったの…………本当にごめんなさい!!」
「ソフィア………………………………」
「ソフィアちゃん……………そんな事全く気にしないでよ。」
「ヘンリーくん……………………。」
するとアーサーくんが口を開く。
「ソフィア………………お兄ちゃんがいない時は僕たちが守るから大丈夫だからな!!??」
アーサーくんの言葉に顔を赤らめるソフィア。
「私……………皆に迷惑かけて………本当にごめんなさい。」
そう語り頭を下げるソフィア。
そして僕はそんなソフィアにあらためて言う。
「ソフィア……………僕はいつだってソフィアの味方だしいつでも守るから!!」
ニコッと笑うソフィア。
「お兄ちゃん…………本当にありがとう。」
するとオリバー先生がソフィアの頭を撫でる。
「オリバー………先生…………………………。」
「ソフィア……………そうだな………誰もソフィアを責めばしないさ…………それに誰もがそうなる可能性があるって事……………今現れている魔物はまだ知性を持ち合わせていない…………だけど僕たちがそんな魔物を倒しているって事は…………この魔物達を解き放っている者の怒りをかっているって事だ。」
「オリバー先生?」
オリバー先生がどこかへ目を向けていた。
すると、オリバー先生の視線の先にそこへ何者かが姿を見せたんだ。
スーッと姿を現したのは黒づくめの法衣を見に纏った一人の男性だった。
その男に声をかけるオリバー先生。
「お前は誰だ?」
「クククッ……………………私の名は「バーランド」とある一人の宗教家ですよ。」
怪しき笑みを浮かべているバーランド。
オリバー先生の真剣な表情から察するにこの男は只者ではないと思ってしまう。
「それで…………そんな宗教家の君はこんなところへ何をしにきたんだ?」
「いやあそんな怖い顔で見ないでくださいよお…………実は僕はこの街に最近やってきた宗教家で実はこの街とこの国を神を崇める事で救いにきたのですよ。」
「へえ………………僕にはそんな君がとても胡散臭いんだけどねえ。」
「そう虐めないでくださいよ……………オリバー先生…………。」
「なぜ僕の名前を!!???」
「クククッ………あなたはこの世界で大分有名だからねえ。」
怪しく笑みを浮かべるバーランド。
そしてそんなバーランドの目の前に立つオリバー先生。
そんな二人はバチバチと火花を散らす二人。
そして二人は動き出す!!!
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