シーン22ヘンリーくんの勇姿
ヘンリーくんは魔神カイトラビットと共に校庭まで降りていく。
「ヘンリーくん!!急ごうアーサーくん!!」
「ああ!!すぐに行こう!!!」
僕たちはダッシュで階段を駆け下りていく。
そして校舎から飛び出した僕たちの前にいたのはオリバー先生だった。
「おお君たちもきたのか。」
「はい!!先生ヘンリーくんは………………。」
「ヘンリー……………………。」
僕たちの目の前ではヘンリーくんが魔物と戦っていた。
「はああああーーーーーーーーーーーっ!!」
ヘンリーくんが糸を操るとカイトラビットが空中から滑空しナメクジ型の魔物「デビルスラッグ」へと攻撃を仕掛けていく!!!
「よおし!!!いっけえええーーーーーーヘンリーくん!!!」
「僕たちも行こう!!レオン!!!」
「ああ!!そうだねアーサーくん!!」
すると手を出し僕たちを止めるオリバー先生。
「まあまあ…………ヘンリーくんに任せてみないか?」
「えっ!?でも先生!!ヘンリーは………。」
そう食らいついたのはアーサーくんだった。
「なんだいアーサーくん?」
「ヘンリーは…………僕と幼なじみなんだ……あいつはずっと僕が守ってきたんだ。」
「ふむふむ…………それで?」
「ヘンリーはずっと僕の後ろにいたんだ…………だからずっと守られていればいいんだよ!!」
気がつくとアーサーくんは目から涙を流していたんだ。
すると先生は笑みを浮かべてアーサーくんの肩に手を置くと。
「アーサーくん……君が言いたいことはわかる………たしかにさっきヘンリーくんと言い合っていたよね?」
「はい…………………………。」
「でもね…………彼もまた………君たちと同じくマジェストなんだ………そしてアーサーくん………君が言った通り確かにこの戦いは命懸けで危険な事なんだ………それは事実だ…………だが彼は。」
オリバー先生はヘンリーくんへと指をさす。
「彼は今強くなろうとしている……アーサーくん……君も同じく強くなろうとしている事は知っている………でもヘンリーくんも同じなんだよ…………たしかに気弱な部分も君たち以上に持ち合わせているヘンリーくんだけど………」
「彼は今……………自分の殻を破ろうとしているんだ。」
僕たちがまたヘンリーくんに目を向けると。
「はああああーーーーーーーーーーーっ!!」
ヘンリーくんの魔神が跳ね回りぴょんぴょんぴょんっとデビルスラッグの攻撃を躱していく。
「おい……………ヘンリーが何か変わってる。」
「アーサーくん………たしかに僕もそう思った。」
僕たちの言葉にオリバー先生は語る。
「ふふ………ヘンリーくんはきっと君たち四人の中では戦うことを恐れているだろう。」
「えっ先生今ここに四人はいない……ってソフィアいつの間に!?」
いつの間にか現れてアーサーくんの腕にしがみついていたソフィア。
「へへ………アーサーくんを見つけたから走ってきたの♡」
「なんだよお前………っていうかそれより……先生。」
「ああ………ソフィアちゃんいらっしゃい♡じゃあ続けるよ?」
すると先生は続ける。
「ヘンリーくんは四人の中できっと一番優しい………でもね………僕はそれだけではないと思ってる。」
戦うヘンリーくんに僕たちは目を向ける………どんどんあのさナメクジ魔物を倒していくヘンリーくん……………だがその瞬間。
「うあああーーーーーーーーーっ!?」
「「ヘンリーくん!!??」」
「ヘンリー!!!???くそっ!!僕はヘンリーを助ける!!」
そう叫んだアーサーくん…………だけど止めたのはソフィアだった。
「アーサーくん………私が言うのもどうかと思うけど…………私はヘンリーくんを信じたい。」
「そうだねソフィア…………………。」
「お兄ちゃん。」
「アーサーくん…………きっとアーサーくんにあの時ヘンリーくんがああ言ったのはアーサーくんにも認めて欲しかったんじゃないかな?」
「レオン…………………。」
「僕もマジェストとしてソフィアと比べられる事多かったけどさ……それでも頑張ってきたら僕なりにソフィアが出来ないことして魔物を倒せたんだ………ヘンリーくんだってきっと。」
するとヘンリーくんが立ち上がった。
そして残るは大きめのデビルスラッグ一体になっていた。
「魔神カイトラビット…………いくよ。」
ヘンリーくんの魔神が光を放つ……そして。
「ジャンピング……………バレット!!!」
すると。
光のうさぎが超高速で飛び跳ねる!!!
そしてその攻撃にあったデビルスラッグは貫かれ……………………………。
そして破壊されていったんだ。
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