シーン20オリバー先生がやってきた。
「ふわあああ〜〜〜〜〜。」
「お兄ちゃん起きた!?」
僕が起きるとソフィアが声をかけてきた。
「ああ………おはようソフィア。」
「もお、何回も起こしたのに!!私もう行くからね!」
「えっ!?もうそんな時間なのか??」
「そうだよ!!早くしないと遅刻するからね!!」
「ええっ!?やばい!!早く起きないと!!」
そう思って時計を確認すると。
「あれ?これならまだ間に合うぞ。」
「私はもう行くの!!」
「えっ!?どういうこと?」
「アーサーくんが部活朝練行ってるんだって!だから見に行ってみようかなと。」
赤い顔をしてそういったソフィア。
「へへへっ……………ソフィアお前さあ」
僕がそう言うとソフィアはぷくっと頬を膨らませる。
「もお!!お兄ちゃん私もう行くね!!」
そういいながら部屋を出ていくソフィア。
「女ってわかんないな。」
僕はそう呟き着替え始める。
「あ…………………そういえば…………今日って。」
僕は思い出したのはオリバー先生のことだった。
「オリバー先生の初出勤ってもしかして今日からかな?これは遅刻する訳にはいかない!!」
そう言いながら準備をして出発する僕。
「ああっ!!待ちなさいレオン!!ちゃんとご飯食べていきなさい!!」
出ようとする僕にパンを持たせるアンナママ。
「はひはほうはんははは。(ありがとうアンナママ)」
「もお!!明日からはちゃんと起きなさい!!」
「ひっへひはーふ。(行ってきマース!)」
そういい駆け出していく僕。
そして走って行くと目の前に見覚えのある男の子の背中があった。
「ヘンリーくん!!?」
「ああ!レオンくんおはよう!!また寝坊!?」
「そういうなよー!昨日ちょっと疲れて寝坊しただけさ」
「そう!?レオンくん寝坊常習犯じゃん」
「ええっ!?そういうなって」
「あはは、でもさ…昨日は本当に凄かったよね?」
「うんまあね…………魔神を使ったあとは本当に体力奪われるからさあ。」
「やっぱりそうなんだね?僕も昨日は家に帰ったらそのまま寝ちゃってさ。」
「ヘンリーくんも気をつけなよ!」
「うん………でも本当に凄かったよ…………僕もまさかマジェストになれるなんて思ってなかったからさ。」
「まあそうだよね?普通に暮らしてたらこんな事ないしね。」
「そうだよね…………でも……………ん?あ!!そうだった!!今日からオリバー先生って今日から来るんじゃないかな?早く行こうよ!!」
「ああそっか!!うん!!レオンくん急ごう!!」
「うん!!」
こうして僕たちは駆け出していったんだ。
◇
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そして僕たちが学校へ着くと、もうアーサーくんがやっていただろう朝練は終わっていたようだった。
「ハアッハアッ……もう朝練終わってる!!」
「うん!!レオンくん!!もう少しで遅刻しちゃう!!!!」
そして僕たちは教室へと向かったんだ。
「はあ!!良かった間に合った。」
「うん!!レオンくん何とか間に合ったね。」
教室内ではクラスの皆が席についていておもいおもいに友人たちと会話をしていた。
すると背後のドアがガラリと開く。
そこに入ってきたのは……!!!
そうオリバー先生だったんだ。
「きりーーーつ!!れい!!」
クラス委員がそう声をあげた。
僕たちは急いでみんなに合わせる。
スタスタと歩いて教壇前に立ったオリバー先生。
オリバー先生は黒板にスラスラと名前でも書くのだろう………スラスラと何かを書いていったんだ。
そこに書かれた文字とは。
【オリバー!!28歳!!独身。好きなものは女性!!嫌いなものは男と魔物】
クラスの皆がザワつく。
密かに黄色い声も聞こえてくる。
確かにオリバー先生はイケメンだった。
僕は驚きすぎて先生の自己紹介に声もかけられなかった。
「さあ!!僕はオリバーだ!!自己紹介はここへ書いた!!今日からこの学校にお世話になりこのクラスの担任となる!!よろしくな!!」
僕たちはあまりの強烈な個性に誰も声をあげられなかったんだ。
するとヘンリーくんが手を上げて口を開く。
「オリバー先生!!僕は……これまでの僕を変えていきます!よろしくお願いします!!」
「おお!!君は…………ヘンリーくんだね!!よろしくな!!」
「はい!!先生よろしく!!」
こんなヘンリーくんは今までで初めてみた……ヘンリーくんはマジェストになり変わったと実感した僕。
するとそれを境に皆がおもいおもいに挨拶していく。
そしてアーサーくんも立ち上がり挨拶をする。
「オリバー先生!!僕はアーサー!いつか先生を超える男になります!!よろしくお願いします!!」
そう言い放ったアーサーくん。
ニヤリと笑みを浮かべたオリバー先生……。
アーサーくんもきっとヘンリーくんのように何かが変わった感じがした。
「では最後は君だな。」
「はい!!僕はレオン!!………いつか………。」
「この街を守れるくらいに……強くなります!!!」
そう宣言した僕たち三人。
先生はニヤリと笑った気がしたんだ。
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