シーン17変化。
「オリバー先生!!僕の番だ、いくよ!!」
「ふふん………いいね……君の魔神の話は聞いている………実に楽しみだ。」
するとアーサーくんとヘンリーくんの声が聞こえてきた。
「レオンくん、いっけえええーーーーーーーっ!!」
「レオンならきっとやれるぞ!!」
「お兄ちゃん頑張って!!!」
三人の応援が僕のやる気を掻き立てる。
「さあ行くぞ!!」
『魔神具!!『けん玉』!!出でよ魔神『エレメンタルライオン』!!』
すると……………ポンっと登場したエレメンタルライオン。
だが今はまだ小さい姿だ。
「ほお?そいつがエレメンタルライオンかい?」
「そうだよ!!エレメンタルライオンがやる気を出したら先生だってきっと……………!!!」
「何ができるって!?」
先生がこれまでと違い真剣な顔をしていた。
「レオンくん…………君の先日の戦いの話は聞いた………僕が何を言いたいか分かるかい?」
「いや…………そんな真剣に言われても………。」
「そこだ…………………………。」
気がつくと僕の目の前にいたオリバー先生。
「君のその意識の弱さ……………それがエレメンタルライオンをより君の命令を聞かなくしているんだ。」
「えっ!?でもさ…………先生…………世界は勇者さん達によって救われたんだよ?確かに今こうして戦いに巻き込まれたおかげで戦わなきゃいけなくなるかもしれないけど………さ。」
「あの戦いの時………魔物が現れて君の妹のソフィアちゃんが危機に陥った……運良く君のエレメンタルライオンが力を貸してくれた………それで何とかソフィアちゃんは救われた………ただ……それはある意味………運が良かっただけだ…………そこでソフィアちゃんを失っていたら君は一体どうしてたんだい?」
「……………………………………………………。」
僕はオリバー先生の言葉に何も言えず………息を飲み込んでしまう。
「君のパパ……………エンポリオくんもそしてユーロ様も言っていた話………魔物が動き出してしまったこと………それは本当のことだ。」
「僕は……………そう………僕もソフィアも確かに幼い時……パパや勇者さん達に救われた………………でもそれから皆が魔王を倒してくれて………世界もこのヨーロディアも…………救われたんだ。」
「だから!?」
「だから………平和になったんだよ?ソフィアだって本当はもう戦わなくてもいいハズなんだ。」
僕は何故かこの先生相手につい………本心を告げていた。
「ふむ………………やはりそうだったか。」
「えっ!?」
「ふぅ……………やれやれ…………やはりそういう理由で昨日の戦いであんな体たらくな戦いをしたのだね?」
「…………………………………。」
僕はオリバー先生の言葉に何も言えなかった。
確かにこのヨーロディアに今はもういない勇者さんにまた頼るというのはおかしい話でもある………その方法ももう………きっとないのかもしれない。
そうなれば………この世界に住む僕たちが今度は戦わなきゃいけないんだ。
パパもママも……………そしてユーロ様だってずっとこうしてこの世界を守ったんだ………それは 僕たちにこうして本当に平和な世界をくれたんだ。
ならば………これからも平和な未来に向かうために………僕たちだって戦う必要もあるのかもしれない。
僕がそう考えているとオリバー先生が口を開く。
「ふふ…………目が変わったね…………」
「えっ!?」
「実はね………僕たちマジェスト協会で今回の事件をも追ってみたんだよ………そうなると原因を追うことになる………そしてそこから導かれ結論でた結果がね…………どうやらこの国の「子供」達を狙っているようなんだ。」
僕たちはその言葉に驚き先生に目を向けてしまう。
「そんな……………………こと………………。」
「実は隣町……………そしてそのまた隣町でも……………謎に子供たちが突如消えるという事件が起こったんだ…………そしてそんな情報から原因を探るために我々マジェスト協会は動き出し………この街でもこないだ起こった事件が……それをレオンくん………君とソフィアちゃんが偶然その事件を解決したわけだ……………。」
オリバー先生が真剣な目で僕たちを見ていた。
「僕が君たちと共に戦う………だから強くなるんだ。」
すると先生の背後から魔神ケット・リーブロが現れた。
そして僕に攻撃を始めようとしていたんだ。
「さあ!!君の覚悟を見せてみろ!!!」
先生の言葉に…………………僕の中で何かが弾けた。
「エレメンタルライオン…………くるんだ。」
すると…………僕の隣に立つエレメンタルライオン。
それは今までとは違い………カッコよく………オリバー先生を目でとらえていたんだ。
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