シーン13受付嬢エマさん。
「ここが…………………」
「マジェスト協会………なのか。」
僕たちはマジェスト協会の玄関前に立ち尽くしていたんだ。
するとソフィアが扉を開けて微笑む。
「そうです………では中へ入りましょう?」
ソフィアの一言で僕たちはマジェスト協会のドアを開き入っていく。
そして。
「いらっしゃいませ………」
そう言って挨拶をし笑みを浮かべたのは美しい一人の女性だった。
それは最近雇われたと言っていた新人の受付嬢の『エマ』さんだった。
「エマさんこんにちは!」
「あらソフィアちゃんだったのね?いらっしゃい………ああ………レオンくんに…………まあ!この子たちが新しい私達のお仲間の………………。」
すると緊張したヘンリーくんとアーサーくんが自己紹介をしようとすると……………。
「えっと………は、はじめまして………僕はヘンリーといいます…………。」
「僕はアーサーです…………。」
「ああ…………大丈夫よ…………聞いていましたし…………………私の魔神の能力で君たちの事……魔神を見て分かっちゃうんです。」
そう笑みを浮かべた「エマ」さんがいうと、背後に見えたのは動物の「テン」型の魔神だった。
「フフ……………この子が私の魔神『アンジュテン』よ……私はこの「アンジュテン」の能力で色々視えるから。」
すると僕の魔神「エレメンタルライオン」がすーっと現れる。
「えっ!?エレメンタルライオン?」
エレメンタルライオンは目を見開くと。
『エマ』さんに抱きつき擦り寄っていく。
『くぅぅぅん♡』
「まあ………可愛いわね?エレメンタルライオンちゃん♡」
「エレメンタルライオン……………お前なあ。」
ニヤリと笑みを浮かべ僕をみるエレメンタルライオン。
「こいつ………………はあ……………………………。」
「あはは……………エレメンタルライオンって面白いよね」
「レオンにドヤ顔してるよな」
そういい二人で笑っているヘンリーくんとアーサーくん。
「はあ…………ほら、エレメンタルライオン……『』さんが困ってるだろう?もう行くぞ?」
すると目を潤ませ『エマ』さんにうったえるエレメンタルライオン。
『きゅうううん♡』
「まあ可愛いいいっ♡」
ぎゅうううーーーーーーーーーーっと抱きしめられるエレメンタルライオン。
「でもそうね……ユーロ様もマリア様も待っているわ……………また帰りにいらっしゃいエレメンタルライオンちゃん♡」
エレメンタルライオンは名残惜しそうに魔神具に消えていく。
「ふぅ………やれやれ…………さあ行こうよ。」
「そうね………じゃあ行きましょアーサーくん♡」
いつの間にかソフィアもアーサーくんの手をとりひいて歩く。
「はあ………こっちはこっちで………………いこう。」
そういい僕たちは奥へと歩き始めたんだ。
ヨーロディアマジェスト協会本部内は大きな建物だ……ユーロ様が防衛の為に大きくしたのだという………そして内部では研究と訓練まで出来るように以前より大きくしていたんだ。
僕たちは以前パパ達に拾われた様な形でここに住まわせてもらっていたんだ。
だからここは僕たちの家といっても過言ではないんだ。
すると奥へと行くとやがてユーロ様がいる最奥の部屋の扉の前まで辿り着いた。
ソフィアが扉をノックする。
コンコンコンッ!
「ユーロ様…………私です……ソフィアです。」
「おおっ…………ソフィアか……来てくれたか?…入るといいよ。」
そう聞こえたのはユーロ様の声だった。
「失礼します。」
扉を開け入って行く僕たち。
すると目の前には一人の渋い白髪ながらも若々しい肉体のスーツ姿のカッコイイ男性…………そして隣には緑髪の美しい女性が立って微笑んでいた。
「おおっ………………来たな!ソフィアにレオン……………そして。」
「いらっしゃい皆さん……………どうぞこっちまでいらっしゃい。」
そう…………この二人がこのヨーロディアマジェスト協会のトップであり伝説のマジェストである二人なんだ。
「お久しぶりですユーロ様……マリア様。」
ソフィアがうやうやしくお辞儀をする。
「まあ……………相変わらず可愛いわねソフィア…………アンナとエンポリオは元気かしら?」
「はい…………パパもママも相変わらず元気です。」
「そう………良かったわ………レオンも元気そうだし良かったわ………。」
「はいありがとうございます。」
「ハッハッハ…………二人がここから出ていってから元気にしてると聞いてはいたが………本当に良かったぞ。」
そういったユーロ様は何か目を潤ませている気がした。
するとユーロ様がソフィアの手をとり抱きしめる。
「なっ!?」
「ソフィアちゃん♡寂しかったぞおおお」
ソフィアを抱きしめ溺愛するユーロ様。
そうユーロ様は勇者様の力で復活後、僕たちはここで暮らしていた…そしてユーロ様とも一緒に暮らしてきた為……僕もソフィアもユーロ様は溺愛してくれたんだ。
そして特にソフィアにはあまあまなほどだった。
「ユーロおじいちゃん!」
「ユーロ様…………その辺にしてください!」
マリアさんがそう叫ぶと……我に返ったユーロ様。
「おお………久しぶりにソフィアに会ったのでな………すまない。」
こうして僕たちは不安ながらもようやく目的の場所に辿り着いたのだった。
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