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僕はレオン!~マジェスト伝説~少年は立ち上がる~  作者: 黒羽冥


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118/121

シーン118バーランドの覚悟。

バキバキーーーーーーーーーーーーーっと激しい破壊音を立てたのはエレメンタルライオンだった。

そしてそれはなんとあのレックス君の魔神具がエレメンタルライオンによって完全に破壊された音だった。

すると獣化したエレメンタルライオンが破壊した魔神具を口からはきだす。


「プッ………………なんだこりゃ不味いな。」


その時………レックス君の魔神が消えかけ………捕らえていたソフィアの身体をスっと落としてしまう。

すかさずオリバー先生は飛びあがり落ちてくるソフィアを抱き抱え着地する。


「ソフィア………………遅くなって…………本当にすまなかった。」

「ううん…………だって皆が助けに来てくれるって思ってたから。」


そう恥ずかしそうに微笑んだソフィア。

そんなソフィアの足を地面につけるオリバー先生。

するとソフィアが身体を震わせながら壊れた魔神具を見つめるレックス君に声をかける。


「レックス君…………………一つ聞いていい?」

「……………………………………………………………。」


口を閉ざし震えているレックス君にソフィアは続ける。


「私を捕まえたのにさ…………………地下牢に入れたのにどうして……………優しくしてくれていたの?」

「……………………………………………………。」


ソフィアのその言葉に驚き彼女に顔を向けていくレックス君。


「レックス君………………あなた……………本当は。」


そんな時……………そこへ現れたのはバーランドだった。


「クククッ……………………やはりお前は…………ただのガキだったようだな………………レックス。」

「バ……………………バーランド様!!!??」

「まあ………分かっていたよ…………………お前はどこか優しさが残っていた…………そこの娘を捕まえてきた時はお前を褒めたたえたが…………やはりそれまでだったよなあ?」

「バーランド様!!あ………………………アレは違うんです!!僕はあなたに救ってもらって………そしてそんなあなたに喜んで欲しくて……今まで頑張ってきたんです!!!」

「……………そうだったなあ……………確かに………そうだったような気がするなあ………………だがお前は……………どうしても思いきれなかったよなあ…………お前が本気の力を出していれば…………あの時…………………オリバーの息の根を止めていたハズだ。」

「「……………………………………!!!!!???」」


僕たちはいっせいにレックス君に目を向けていた……………………ソフィアを攫ったものの……………あの時僕たちは無事…………そしてオリバー先生もこうして無事に生還できたのである…………要するに僕たちは皆今無事なのであった。


「クククッ………………やはりお前はあの時救ってやり……………魔神具まで渡し力まで授けてやったのに………ここで裏切ってくるとはなあ???」

「バ…………………バーランド様!!!本当に…………ごめんなさい!!!」


号泣しバーランドに謝罪するレックス君………そんな彼の様子をじっと見ていたオリバー先生が口を開く。


「レックス………………もういい………………お前は………やつにずっと騙されていたんだ。」


オリバー先生をじっと見ているレックス君。


「オリバー………………先生……………………………。」

「クククッ………オリバー先生………………か………ああ……………こういうのを人間の言葉では………飼い犬に手を噛まれるって言うんだっけか?」


そう目を見開き言い放ったバーランド。

するとバーランドの雰囲気が変わっていく。

そんなバーランドは何かを手に持ち構えていたんだ。

それは一つの小瓶だった。


「クククッ………………これが何か分かるかい?」


そう言い放ったバーランド。

だけどその時…………………………。

ここへ来たのはエンポリオパパとアンナママ……そしてマリアさん初め、ここヨーロディアマジェスト協会の面々だったんだ。


「バーランド………………………ここに集まったのはあなたがこれから何かをしようと企てていることを知る………………私達マジェスト協会よ…………覚悟しなさい!!」


そう言い放ったのは剣を抜き………バーランドに向かい構えたマリアさんだった。

するとバーランドは高笑いをはじめだした。


「クククッ……………あはは……………あーっはっtはっはっはーーーーーーーーーー!!!」


そんなバーランドは落ち着きを取り戻し小瓶に頬をよせる。


「これはなあ……………………あの方の…………『血』だよ………………………………。」


するとバーランドは小瓶の蓋を開けた。


「さあ…………………ここからが『バーランド』の本気だ。」


そのままグイッと小瓶の中の……………『血』を飲み干していったんだ。

お読みいただきありがとうございました。



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