シーン117バーランドの力。
僕たちはマジェスト協会で集めた情報からバーランドの姿を追った…………それはどうやらソフィア奪還に繋がることだとユーロ様が語っていた。
それを元にオリバー先生が駆け出し僕たちはその後ろから追っていく。
そして僕たちが背後から追っていくとオリバー先生が口を開く。
「さあ………お前たち……ここからが正念場だ…………………。」
「オリバー………先生………………………………。」
「だから…………………………………………………。」
するとオリバー先生が叫んだ。
「皆!!!飛べえええーーーーーーーっ!?」
「えっ!?」
「なにっ!!???」
そんな僕たちが足元に目を向けるとボコボコっと地面が割れ………………何ものかの腕が這い出してくる。
その時…………………………。
どこからともなく聞こえてきた男の声。
「クククッ…………………オリバーよ………………お前はまだしぶとく生き残ったようだな。」
「ぐっ……………………こ………………この声は……………………………。」
そうつぶやきオリバー先生はその足を止めた。
僕たちもこの状況に先生にならい…………立ち止まっていたんだ。
するとそこへ飛び出していたその腕はいつの間にか消え去っていた。
「えっ!?」
「これは…………………やはりお前か………………」
そしていつの間にか立ち止まり、そこに立ち尽くしていた。
「バーランド…………………………!!???」
そう叫んだオリバー先生の目の前にはあの恐るべ子相手…………あのバーランドが立ち尽くしていたんだ。
バーランドはニヤリと笑みを浮かべていた。
「クククッ………久しいなあ……オリバー………。」
「くっ…………………バーランド……………貴様……。」
「どうした?前回のようにはいかないぞ。」
「バーランド………………お前…………その力は一体…………………………。」
「ほお………………今のこの俺の力に気がついたか……………………。」
「………………………………………………………。」
「クククッ……………まあいい……………なあ……オリバーよ……………いいものを見せてやろう。」
パチンっと指を鳴らしたバーランド。
すると風が吹き荒れてくる。
そして旋風が巻き起こってくる。
次の瞬間……………………。
そこに現れたのは……………ソフィアを後ろ手に捕まえたまま笑みを浮かべ立ち尽くしているレックス君がそこにいたのだった。
「ソフィア!!???レックス君!!???」
「んんーーーーーーーーーーーーっ!?」
「おおっと暴れるなよソフィア………あはは……なあんだ……………生きていたんだ………オリバー先生……………………………。」
「レックス……………………まずはソフィアを離してもらおうか?」
「えっ!?何言ってるんだよオリバー先生?そんな言い方で簡単に僕がソフィアを離してあげるとでも?」
「レックス…………やはり……………君はそういうだろうね…………………簡単にソフィアを手放す事はないだろうね……………………。」
すると風からスーッと姿を現したのはレックス君の魔神………………カマイタチだった。
「やはりそうだろうね……………でもね………………僕も簡単に引き下がるわけはない。」
そう言い放ったオリバー先生。
そして目の前にはオリバー先生のケットリーブロ……………。
「くっ!!また…………僕が今度は確実に息の根を止めてあげるよ………………オリバー先生………さあいけ……………カマイタチ!!」
ブオンっと激しい風圧と吹きすさぶ風の刃………オリバー先生の身体を被っている衣服が破れその下の包帯までもが破れちぎれていく。
「んんんーーーーーーっ!!!!!????」
見ていたソフィアが目から涙を流し何かを叫んでいたようだった。
「あはは………………このまま死んじゃえよ………オリバー先生………………ソフィアはもう僕たちの仲間として迎え入れるから。」
「ふっ……………そうはいかない…………ソフィアは大切な僕の生徒の一人……………そして何より可愛い。」
「そうだな………………同感だ……………ソフィアは可愛い♡」
そう言いながらオリバー先生の隣に立ち構えていたのはエレメンタルライオンだった。
「ああ……………一撃を頼めるだろうか?エレメンタルライオン。」
「ああ………………俺に任せろ…………………………。」
そう言い放ったエレメンタルライオン。
するとオリバー先生からエレメンタルライオンに光りが流れていく。
そしてエレメンタルライオンの身体が更なる力が溢れ出してくる。
「なんだその力は!!そんな………………僕は。」
突然震え出すレックス君。
その瞬間…………レックス君の手から零れ落ちた…………魔神具であるブーメランが床に転がった。
エレメンタルライオンがニヤリと笑みを浮かべる。
「獣王………………破壊獣………………牙撃!!」
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